「不誠実なワイン愛好家」サイドウェイ odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
不誠実なワイン愛好家
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主人公は平気で嘘をつくし、運転しながらクロスワードパズルをしたりワインを飲む、おまけに年老いた母親から金をくすねる、なぜ、これほどモラルに掛けた中年親父が主人公なのか?
終盤になって教室のシーンで教師とわかり唖然とした。
別に聖人君子の映画を求めるほど野暮ではないつもりだが、冒頭からこれみよがしに主人公の欠点をあげつらってみせて監督は観客にどうしてほしいのか、あなたと同じダメ男ですよと惹きこみたかったのでしょうか・・。
ストーリーは、いい年をした中年親父二人が独身最後のワインとSEX三昧の週末旅行を愉しむという、これまた、どうでもいい話、アメリカではこういうバチュラー文化が根付いているのかしら。
せめて、まだ分別の効かない若者とか、主人公か友人のどちらかに好感とまで行かずとも共感を持てれば観ていられるのだろうが、残念ながら関わりたくもない誠実さに欠けた二人でした。
数々の賞を獲った作品なので劣った映画ではないことは確かなのでしょうが作家性が強すぎてついていけませんでした。
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