「日本版に比較的忠実」Shall we Dance? Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
日本版に比較的忠実
総合:70点
ストーリー: 70
キャスト: 70
演出: 70
ビジュアル: 65
音楽: 75
日本では社交ダンスと言えば何となく恥ずかしいという感覚がある。体を密着させ派手に体を動かし情熱的に見つめあう。そんなのが内気な日本人の日常に合わないような近づき難さがある。日常的にもっと体の接触が多くて感情表現も大袈裟で高校でも通常ダンス・パーティーのあるアメリカではどうなんでしょうか。アメリカ版のリメイクということでそこに興味があった。
個人的なアメリカ社会の体験からすると、殆ど社交ダンスが話題になったことがない。でもアメリカ人も十人十色で、真面目な家庭人の弁護士にはやはり日本人同様のちょっとした近寄り難さや恥ずかしさがあるのかもしれない。映画ではそのあたりも日本版とほぼ同じでした。
アメリカ版だが日本版に比較的忠実で、あまり大きな違いはない。主演のリチャード・ギアが役所公司同様に二枚目だが恥ずかしさに戸惑う役柄を演じる。ただギヤのほうがちょっと颯爽とこなす感じ。ヒロイン役のジェニファー・ロペスがあまり存在感がない。元々彼女の社交ダンスの場面があまりないのもあるし、体型とか性格設定とかもちょっと違う気がする。それと日本版にあった彼女のダンサーとしての暗い過去と屈折した感情が描かれていないからかもしれない。でも全体的にはまずまずでした。
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