「男女が延々と哲学的なことを語る」恋人までの距離(ディスタンス) りりまるさんの映画レビュー(感想・評価)
男女が延々と哲学的なことを語る
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このふたり、ずーっとしゃべり続けるので、字幕読むのが大変でした。
ですが、話題がぽんぽん語るので、話についていけないということはありません。
まさに、出会ったばかりの男女が過去の恋愛や生い立ち、人生観、死生観、さまざまなことについて語りまくります。
この男女みたいな会話、誰でも身に覚えがあると思います。
このふたりを運命の恋人と思う人と、舞い上がってる若いふたりだと思う人のどちらかに分かれると思います。私は後者です。
でも、はっとした素敵なセリフが2つありました。
1つは、男が女に列車を降りるよう迫ったセリフ。
君はいつか結婚して、別の人と結婚してたらどんな人生だったか想像するときに、過去の男を思い浮かべる。そのとき、俺も出てくる。俺と電車を下りてデートしたら、俺が別の人生に値する男か分かる。
今を未来から過去に戻って来てると考えて、過去をやり直すなら、今だ。
というようなものでした。
これはかなりぐっと来ました。
もうひとつは、女が男にいった、神様は人の心にいるんじゃない、人と人が関わったときその間にいる、と。
あまりの軽さに生理的な気持ち悪さも感じました。男のセリフにほとんど好感を持てませんでした。
アメリカ男とフランス女の一晩の恋。続編があるそうなので、楽しみにみたいと思います。
<字幕>
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