「若者のすべてが凝縮」恋人までの距離(ディスタンス) マルボロマンさんの映画レビュー(感想・評価)
若者のすべてが凝縮
自分の青春が始まった1995年の作品。たまに青春時代を考える。当時は全てだった恋愛、葛藤、虚無。歳をとるにつれてたわいも無いものに思えてくるのだが、この時が無いと妻と出会わないわけだし、子供や、ひいては愛犬すらもいないことになる。ひょっとして人生でいちばん重要な時間なのではないだろうか。
少なからず人を傷つけたし、実らないと分かりきった愛に溺れたこともある。相手のことを慮って気持ちのやり取りを試行錯誤する。そんな時代の凝縮を、綺麗な綺麗なお顔の2人が演じてくださる。それはもうキラキラと美しく。
主邦題は「ビフォア・サンライズ」かと思ったら、恋人までの距離が正しいのね。続編出たときに修正されたのか、最初見つからなかった。
コメントする