「観終わって心が温かくなる一本。」スクール・オブ・ロック talkieさんの映画レビュー(感想・評価)
観終わって心が温かくなる一本。
「ろくな奴じゃあなかったが 俺が消えてもロックしろ」と言う本作中の歌詞は、主人公・デューイの偽らざる心境の吐露ではなかったでしょうか。
しかし、生徒たちの心を溶かし、凝り固まっていた校長の心まで溶かしたのは、他ならぬ彼のロック魂であったことには疑いがありません。
コンテストでは優勝こそ逸したものの、ロッカー、ロックバンドとしての真の優劣を、観客席は、ちゃんと掴んでいたと言えないでしょうか。
そう思いました。評論子は。
その一点で、観終わって、気持ちがほんわか温かくなる一本と評することができると思います。
(追記)
細かいことですが、演出面では、最後の切迫した(?)シーンでは、場面の切り換えにドアの開け閉めが効果的に使われ、場面転換のテンポが、とても良かったのが印象的でした。評論子には。
<映画のことば>
「待って。入場券は?」
「息子が中にいるんだ。」
「入場券なしじゃあ、通せない。」
「危険人物が誘拐したんだ。」
「そりゃあ大変だ。早く入場券を。」
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