劇場公開日 2007年3月25日

大統領のカウントダウン : 映画評論・批評

2006年3月21日更新

2007年3月25日よりシネマミラノほかにてロードショー

最新ロシア産アクション映画の出来映えは?

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タイトルだけ見るとアメリカのB級ポリティカル・サスペンスのようにも思えるのだが、あにはからんや、この作品はなんとロシア映画、それも戦争アクションなのだ。

主人公は元KGB、現FSBのエージェント、スモーリン少佐。冒頭はテロリストに捕まり、拷問された少佐の生々しいビデオ映像から始まる。その後、敵地を脱出した少佐は、恐ろしい計画を知る。それは、チェチェン軍がイスラム過激派アンサール・アラーと手を組み、2000人の人質と共に核兵器を手中に入れる恐ろしいテロだった。

評論家筋にはロシア版「007」「ダイ・ハード」などと評されたようだが、主役の少佐はまるで二枚目ではなく女っ気ナシ。気の利いた会話も話さず、超人的なアクションとも無縁。寡黙に傷だらけになりながらテロリストを倒していく。この辺が何ともロシア風味。

「ハリウッドにも通用する作品を」を目標にしたと監督が語るだけに、ロシア軍が全面協力したアクションは大した迫力。実物の戦闘機が飛び交い、装甲車が市街を走りまくる。タルコフスキーやニキータ・ミハルコフの時代には想像も出来なかったことだ。ただ「ロシアは命がけでテロと闘っている」という強い主張には苦笑してしまうしかないが。

(編集部)

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