劇場公開日 2003年11月5日

「【”始まりがあり、終わりがある・・””望みは、平和”とネオは言った。アクションシーン比率高めの最終章。幾つかの謎は未だ解明せず・・。謎は続くよ、何処までも・・。】」マトリックス レボリューションズ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”始まりがあり、終わりがある・・””望みは、平和”とネオは言った。アクションシーン比率高めの最終章。幾つかの謎は未だ解明せず・・。謎は続くよ、何処までも・・。】

2021年12月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

難しい

ー 内容は、巷間に流布しているので割愛。-

◆感想
 ・今作では、(当たり前だが)第一作、第二作で明らかになったマトリックスワールドを素直に継承している。
 暴走したエージェント・スミス(ヒューゴ・ウィ―ヴィング:この人を見ると、板尾創路を思い出すのは、私だけであろうか・・。)と対決するために、ネオ(キアヌ・リーブス)はトリニティ(キャリー=アン・モス)と共に、マシン・シティの中心部に辿り着くが、トリニティは絶命。
 - 今作は、VFXを多用した戦闘シーンが多く、第一作、第二作で感じたスタイリッシュな映像や、脳内フル回転で観る要素は減っている。
 だが、2003年にこの映像を見せつけられたら、何も言えません・・。-

 ・マシン・シティの支配者と取引したネオはエージェント・スミスと最終対決へ・・。
 - ちなみに、エージェント・スミスはネオの事をいつも”アンダーソン君”と救世主として覚醒する前の名前で呼ぶ。エージェント・スミスが自らを救世主と考えているからだろう、と勝手に推測。
   推測ついでに言えば、トリニティの名前も、ネオと自分と、モーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン:悪役を遣っていた映画の記憶無し)を三位一体として考えている象徴的な名前であろうと思っている。-

<ラストのネオの姿を死と観るかどうかと、オラクルとアーキテクトの会話をどのように、判断するかも一興であろう。
 マトリックスシリーズが難解なのは周知の事実だが、第一作から第三作までの詳細な人物相関図、作品構想、思想について考察した優れた論文を誰か、書いてはくれまいか・・。即、購入します!
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 今作から18年後に”復活”公開の「マトリックス・レザレクションズ」が楽しみである。
 不安要素は、監督がウォシャウスキー兄弟(第1作)ウォシャウスキー姉妹(第2作)から、ラナ・ウォシャウスキー独りで製作している事と、鯖江市の眼鏡屋さん制作のソリッドなサングラスが継続して使用されているかどうかである・・。>

NOBU