劇場公開日 2005年1月29日

「不良じゃねぇか!?」Ray レイ 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5不良じゃねぇか!?

2019年12月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

興奮

レイ・チャールズは昔に売れた大御所歌手で、なぜかサザンの"いとしのエリー"をカバーし桑田佳祐って、凄いなぁ位に思っていたまま、、、時は経ち、、、。

本作はレンタルされた頃に評判も良く、流れに身を任せて観てみたが、思っていたイメージが覆されメチャクチャ不良じゃん!?R・チャールズは!とそれ以降、彼に魅了されっぱなしの今現在。

オープニングからの"What'd I Say"でテンションも上がり披露する場面でもテンションが上がり、J・フォックスが瓜二つな姿を素晴らしい演技で、お見事。

ニヤニヤした表情にクネクネした動き、イヤらしい程に感じる女性に対しての仕草など、格好良さが引き立っている。

そんな反面、弟に対して母親を慕う気持ちなど少年時代の彼の描写は、感動的でその都度に涙する。

R・チャールズの周りには、母親の影響か?常に強い女性が側に。

薬でも女でも家庭でもない、大事なのは音楽と改心させる奥さんの献身的な強さ。

本作を観なければ勘違いしたイメージのまま、死ぬまでR・チャールズを聴かなかった筈の自分が怖いし、とにかくこの作品に感謝しかない。

万年 東一