「不良じゃねぇか!?」Ray レイ 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
不良じゃねぇか!?
レイ・チャールズは昔に売れた大御所歌手で、なぜかサザンの"いとしのエリー"をカバーし桑田佳祐って、凄いなぁ位に思っていたまま、、、時は経ち、、、。
本作はレンタルされた頃に評判も良く、流れに身を任せて観てみたが、思っていたイメージが覆されメチャクチャ不良じゃん!?R・チャールズは!とそれ以降、彼に魅了されっぱなしの今現在。
オープニングからの"What'd I Say"でテンションも上がり披露する場面でもテンションが上がり、J・フォックスが瓜二つな姿を素晴らしい演技で、お見事。
ニヤニヤした表情にクネクネした動き、イヤらしい程に感じる女性に対しての仕草など、格好良さが引き立っている。
そんな反面、弟に対して母親を慕う気持ちなど少年時代の彼の描写は、感動的でその都度に涙する。
R・チャールズの周りには、母親の影響か?常に強い女性が側に。
薬でも女でも家庭でもない、大事なのは音楽と改心させる奥さんの献身的な強さ。
本作を観なければ勘違いしたイメージのまま、死ぬまでR・チャールズを聴かなかった筈の自分が怖いし、とにかくこの作品に感謝しかない。
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