「ロマンチックなクラシックを聴いているよう」プライドと偏見 ゆっこさんの映画レビュー(感想・評価)
ロマンチックなクラシックを聴いているよう
なにより映像が綺麗です。
イギリスの田園風景は西欧の絵画のよう。
しとやかだけれど、現代のように自立できなかった時代の女性は、男性と結婚することがすべてだった。
そんななか、主人公のエリザベスは
はっきりした顔立ちが示すように、意志や自分の考えをもち、お金のために結婚するのでなく、心から愛し合える男性と結ばれたいと思っていた、
そして、あらわれたダーシー卿。ぶすっとして、暗い、何を考えているかわからない男性。
しかし舞踏会では相手を請われる。
なんでもはっきり言う彼女は、嫌なことは嫌だし、喧嘩をしそうにもなる。
まず、そんなはっきりした彼女に、わたしと共通するものを感じて感情移入していった。
ドラマチックなあれこれの末に、最後の最後にラブを得る。
唐突におわるのでびっくりしたが、
なかなかあじわいのある映画だった。
音楽と映像が綺麗というだけで、
流しながら見ても素敵だ。
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