ピンポンのレビュー・感想・評価
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もう何回観たかわからないくらい観直しました。 漫画原作の映画ですが...
●ヒーローはどこに。
漫画は大傑作。
窪塚洋介じゃなかったらかなりヤバい作品になってたんじゃないか?と思う。
漫画ならではの台詞回しは鼻に付くけど、窪塚洋介だから観れるし、マジな時の顔はやっぱり格好良いし、それを観るだけで作品のリアリティが増す。
漫画は大傑作。漫画を読んでない人は面白いのかな?と思うけど、映画の足りない部分は漫画の記憶が補ってくれるから、映画版も良かったと言える。
漫画の実写化は嫌いだし駄作が多いけど、
じゃあ実写化で良かった作品は?と言われると「ピンポン」は良かったんじゃないかなといつも思い出していた。
14年ぶりに観てみたら、凄い良かったとは思わなかったけど、原作好きと納得させられるし、映画としても観れると言う印象だった。
物足りないのは、やはりペコが挫折して立ち直り復活する過程が描ききれてなかった事や、展開が早過ぎてスマイルの心の成長が唐突過ぎるように思えた事。
キャラクターのビジュアル面は奇跡とも言うべき配役だと思う。完璧。
原作準拠!
観たらピンポンしたくなる!
まずはキャスティングが絶妙。皆さんハマっていたと思います。
試合のシーンも躍動感があり、スリリングで観ていて興奮しました。
また挿入歌のスーパーカーの音楽も作品とマッチしていました。
元気をつけたい時、何か新しいことにチャレンジしたい時にそっと背中を押してくれる様なサプリ的な作品だと思います。
窪塚洋介が見たくて
邦画新時代の代表的な一本
松本大洋のマンガ原作を映画化した本作。原作連載時から読んでいたので、劇場公開されると聞いた当初、あまり来たいは出来なかったのだが、蓋を開けてみると実に良く出来ていて、その評価は公開から10年以上経った今でも変わらない。
まず、脚本構成が良い。宮藤官九郎は、オリジナル脚本作品や自分で演出する感んと臭く貧になると、終盤に突然投げ出すかのような展開を見せるが、本作の前年に公開された『GO』なども同じように、原作のある作品の脚本・脚色だとしっかりと自分の味を出しながら、原作の良さを整理して脚本構成する。
また、窪塚洋介とARATAの2人が、役者として最も旬だった時期に本作が出来たのも幸運だった。2人とも、役を良く理解して自分のモノにしている。とくに窪塚洋介は、この作品から数年後には癖のある演技が行き過ぎてしまって復活まで時間を要したが、本作と前後して、『GO』『ピンポン』『ランドリー』などの作品では、実に素晴らしい時期だった。
さらに、VFXの使い方が素晴らしい。2000年を前後して、CG技術の発達の伴い、日本映画も上手くかつ効果的にVFXを映画に取り入れられるようになったきた。邦画界の新しい芽が、この時期に作られていったが、本作はそんな邦画新時代の代表的な一本と言える。
秀逸な青春ドラマの一本だと思う。
過去と今は紙一重
窪塚見たくて借りました
I(You) can fly!
「I can フラ〜イ!」の記憶が強すぎて観た気になってたけどどうやら初見でしたw
【究極の選択:卓球部のエースかサッカー部の補欠】みたいなことも度々言われるポジションの卓球というスポーツ、おまけに主人公はおかっぱ頭…が、こんなにかっこいいなんて!ああ卓球したいw
優れたCG技術と役者さんたちの演技の賜物です。
窪塚くんはなんというか本当に“魅せる”俳優さんですよね。しっかり窪塚くんのオーラなのにしっかりペコ。「そこんとこよろしく」のかっこよさときたら!
おかっぱの彼には観る前は抵抗があったけどw、動き(写真じゃなく演技)が加わった瞬間もう違和感がない不思議。
ARATAさんの声は陰のある役によく合うなあ。そして演技の幅が本当に広い。
声といえば夏木さん!オババ最高でした。原作知らないんですが夏木さんしかいない気がする。金髪ベリーショートも似合いすぎだったし夏木さんが“可愛い声”じゃなくて本当によかったw
天才、秀才、凡人色々いて才能、センスにも色々差があるけど、みんな挫折や葛藤を乗り越えて、そして結局はなにより努力(ペコとスマイルが顔を合わせることなく別々に練習してるのグッときました)と気持ちがないと“飛べない”んですよね。
基本的に人は“can't fly”だからどこかで壁にぶちあたるけど、そこから先は自分次第。その壁を苦しみながら飛び越える人をヒーローと呼ぶんだと思いました。
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