「だって『男はつらいよ』って平然と言える男社会だもの。」ペイ・フォワード 可能の王国 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
だって『男はつらいよ』って平然と言える男社会だもの。
クリックして本文を読む
気持ちは分かるが、やっぱり、偽善だな。
救う相手が良い人で無いと、『ペイ・フォワード』は成立しない。
例えば、この映画の『暴力を振るう男』は改心をしていない。
その現実を表したかったのだろうが、では、解決方法は?
多分、無いと思う。つまり『暴力を振るう男は暴力をふるい続ける』という事。つまり、鎖のように善意は繋がって行かない。
そして、この先生もDNAの中にトラウマが潜んでいることは否定できない。勿論、主人公の少年や母親にもそのDNAは引き継いでしまっている。
従って、この方法では、諸悪を淘汰出来ないという事。
但し、過渡的な改善策として、共感はする。
暴力を振るう男は絶対に改心することは無い。だって、『男はつらいよ』って平然と言える男社会だもの。男が『つらい』と言っている間に、『つらい』ままで、『50のつらさ』から男だけが逃避するパターンを紡いだ。そして、女性はそれに気づかないでいる。
勿論、暴力は女性も振るうもの。
コメントする