劇場公開日 2005年10月22日

「“蝋”の表現が物珍しいスプラッタホラー」蝋人形の館 木神さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5“蝋”の表現が物珍しいスプラッタホラー

2025年2月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

U-NEXTで観賞。
『13日の金曜日』『エルム街の悪夢』『悪夢のいけにえ』よろしく陽キャの若者グループが殺人鬼によって地獄を見る系の映画、調べると上記3作品よりも歴史ある作品だった。

エッチな雰囲気あるいはエッチな事したら粛清、明らかヤバい雰囲気のとこへ単独行動などスプラッタ映画のノルマこなしつつ、凄惨ながら蝋細工による匠的雰囲気が光る恐怖の描写が面白かったが、尺稼ぎなシーンがままあり退屈も感じる。

とはいえ舞台となる寂れた町の真実、殺人鬼の秘密と芸術点高めな末路、蝋で作られた館のインパクトと最後、投げっぱなしかと思われた序盤の不気味な男の正体など全体的に見応えのある映画だった。融けた蝋とか火傷するだろうってツッコミはなしで、じゃないと生還できない。

木神