アザーズのレビュー・感想・評価
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戦争と聖書へのアンチテーゼを含むファミリー系ファンタジー
第二次世界大戦末期のイギリスの物語です。
グレース(ニコール・キッドマン)は
愛する二人の子どもに
聖書以外は信じないように教えながら、
戦争から帰って来る夫を待ちます。
心理的な恐怖体験を繰り返し、
魔女の老婆と遭遇して
攻撃したら、なんと
老婆ではなく自分の娘だったりと、
この屋敷で起こっている数々の不思議なことは、
悪霊の仕業のような描写です。
グレースのもとに帰ってきた夫に対して
「なぜバカげた戦争に行ったのよ」
という台詞もあります。
結局、死者の幽霊の存在を
肯定して終わる今作は、
戦争と聖書への
アンチテーゼを含む
ファミリー系ファンタジーで、
自分の存在を
客観的に見直すことを促す
メッセージ性のある
エンターテインメントなのであった。
オチは途中から何となく予想ついたのでそこまで衝撃じゃなかった
どんでん返しの映画を調べてたら行き着いた作品。オチは途中から何となく予想ついたのでそこまで衝撃じゃなかったなー。
母親がずっとヒステリックでうるさい。母が狂乱して子供を殺したって言ってたけど、具体的な理由が分からなかったから気になる。
テンポ良ければもっと面白い
家政婦として3人を雇ってから家で奇妙な物音がするようになる...というホラーサスペンス。
前半40分くらいの勉強シーンやアンのしつけシーンがやや多く感じて全部見終わるともう少し短くてもいいのかな?と。
ただ後半は予想を裏切る結末で面白かった。
実は気付かないだけで実際の家でも昔の住み慣れた我が家に住み着いた幽霊がいて新しい住人を追い出そうとしてるのかな〜と思うとゾッとした
怖くないし面白い
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ニコールと2人の子供が住んでいる屋敷にお手伝いが来る。
その頃から子供が、知らない子供や婆を家で見たとか言い出す。
クリスチャンで頭の固いニコールはそれを頭ごなしに否定。
しかし結末としては、ニコールと子供達は既に死んでいた。
しかもニコールが感情的になり殺した末に自殺したのだった。
お手伝いらはその遥か昔にそこで死んだ人だった。
そして謎の婆や子供というのが普通の人間で、
ただその屋敷に引っ越して来ただけだった。
しかし気味が悪くなって屋敷を出て行った。
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流血なしのホラーという触れ込みだったらしいが、
気持ち悪かったり変に怖がらせる部分がなく良かった。
でもニコールのヒステリックさが幽霊より怖いわ・・・
なーんて思ってたらまさかのニコールも幽霊(場)
こういうどんでん返しで全てつながるって部分も面白かったわ。
もっと怖く出来たのに
録りだめていた録画データを見ていたら、20年以上前に劇場で見た映画だということを思い出しました。見終わって感じたのは、もう少し恐怖感を増すような演出が欲しかったということです。例えば、死者の写真が後半のキーになりますが、ラストで母親が自分たち親子の死に装束の写真を発見して自分たちが既に死んでいることを否が応でも認めざるを得ないようなシーンを入れたらどうでしょうか。リンボか何か分かりませんが、自分たちは生きている訳でもない、だからと言って天国にいる訳でもない。そこに死よりも深い絶望を味わわせるという構図です。でも一時帰宅した夫は一体どこに行ったのでしょうか?
【”この家を離れられない・・。”今作は正統的英国ゴシック幽霊譚である。美しきニコール・キッドマンの熱演と、捻りある後半の展開に魅入られる作品でもある。】
ー 第二次世界大戦中、戦地に赴いた夫を人里離れた孤島の大邸宅で待つ美しきグレース(ニコール・キッドマン)とアンと二コラス。そこに潜む存在(アザーズ)とは。ー
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・グレースが”娘アンと息子二コラスは光アレルギーだから”と新しく来た使用人ミセス・ミルズ(フィオヌラ・フラナガン)と口の利けないリディアと老いたタトルに告げ、部屋を出る際には一々鍵を掛け、次の部屋に入る際には鍵を開ける姿を見ると、勘の良い方は何となく展開が見えてくるとは思うが、前半はゴシック・ホラー感を愉しめる作品である。
・途中に戻って来る夫、チャールズ(クリストファー・エクルストン)もどう見ても、戦死者であり、予想通り彼は一晩経って家を出る。
・途中、グレースが見つけた死者の写真。
ー これが、最後半重要なキーになるのである。-
・ミセス・ミルズとタトルが錯乱気味のグレースを見て”何時、言おうか・・。”と言葉を交わすシーンも印象的である。
ー 彼らは決して悪霊ではない。あくまで、屋敷に棲む存在(アザーズ)なのである。-
<今作は死者と生者との共存を、描いた作品である。
現代でも、地縛霊を始めとしてあの世に逝けない霊が多数いるようであるが、全てが悪霊ではない。
この世に未練を残しているためにあの世に逝けないのである。
今作のグレースのように・・。
今作は戦場から帰って来ない夫と自分達の境遇を悲観して自死した”自分が死んでいる事の理由を敢えて忘れ去ってしまった霊”の姿を描いたゴシック幽霊譚の逸品である。>
生者と死者の家
舞台は第二次世界大戦の末期、イギリスのある島の立派な屋敷。
戦地に赴いた夫を待ち続けるグレースは、娘アンと息子ニコラスと三人で暮らしていた。
ある日、突然いなくなってしまった使用人の代わりにミセス・ミルズ、リディア、ミスター・タトルの三人がグレースの前に現れる。
グレースは彼らを雇うことに決め、屋敷の細かいルールを伝える。
部屋に入った後は必ず鍵を閉めること、そしてアンとニコラスは光アレルギーのため日中でも決してカーテンを開けないこと。
アンとニコラスは第一印象はとても純朴だが、アンの方が特に心の中に鬱屈したものを抱えていることが分かる。
二人はグレース以上に父親の帰りを待ちわびているようだ。
グレースは屋敷にビクターという少年とその家族の存在があるといってニコラスを脅かす。
そして実際にグレースもアンとニコラス以外の者のすすり泣きを聞いたり、人の気配を感じたりするようになる。
前半から違和感ばかりの展開が続くが、一番不気味だったのが屋敷に保管されている死体の写真を集めたアルバムをグレースが発見する場面だ。
写真の中の死者たちは、まるで眠っているみたいだ。目覚めるきっかけを待っているかのように。
やがて屋敷内で起こる不審な出来事にヒステリーを起こしたグレースは、お清めを頼むために神父を呼びに外へ飛び出す。
そして彼女はばったり戦地から帰って来た夫チャールズと出くわす。
ますます不信感を抱かせるような展開だ。
使用人たちも何かを企んでいるようで、屋敷の庭にある墓石を隠そうとする。
戦地から帰って来たチャールズはまるで魂が抜けたようだ。
そして彼はグレースが子供たちに何かをしたことを匂わせる言葉を口にして、再び屋敷を去っていく。
アンとニコラスが目覚めると家中のカーテンがすべて取り払われていた。
激怒したグレースは使用人たちを追い出す。
そしてカーテンを探している最中に彼女は、三人の使用人の死体の写真を見つけてしまう。
はじめは彼らが屋敷を乗っ取ろうとしているのかと思ったが、どうやら彼らはグレースに警告をしていたようだ。
やがてパズルのピースがひとつずつ合わさっていくと、思いもよらない真実が明らかになる。
正直、ビクターが現実に存在する少年であり、グレースとアンとニコラスが死者であったという結末は予想外だった。
ミルズはずっと侵入者の存在を口にしていたが、この映画はすべて死者の視点で語られていたのだ。
そして彼らはこれからも屋敷を離れることが出来ない。
気になっていたのが、冒頭でグレースが子供たちに創世記の内容を語っていたように、この一家がとても敬虔なクリスチャンであることだ。
彼女は善い行いをすれば死んだ後に天国へ行けると二人に教えるが、アンが何度もリンボのことを尋ねるのが気になっていた。
リンボとは洗礼を受けずに亡くなった子供たちの霊魂が行き着くところ。
はじめから彼らが死者であるという伏線が張られていたわけだ。
グレースは自殺をしたのだから天国へは行けないだろうが、子供たちの魂も現世に留められてしまっているのは可哀想だ。
あるいはアンとニコラスは信心深いクリスチャンではなかったのかもしれない。
そう思わせるようなやり取りが確かにあった。
これはとてもキリスト教的な世界観を色濃く持ったホラー映画なのだと感じた。
一瞬だけでも一家のもとに戻り、また去っていったチャールズの存在の意味を色々と考えさせられた。
あーその展開ね
家族みんなシックスセンス👪
大きな屋敷で戦争に出た旦那の帰りを待つ母と子供達。
ある日突然使用人が出ていき、新しい仕使用人を迎えることに。
そこで次々におこる怪奇事件。
幽霊なのか侵入者なのか、、、
と、途中まではけっこうドキドキしたけど、神父を呼びに出たのに突然ずっと音信不通だった旦那に会えた時点でわかってしまった、、、あ、コイツら死んでるな😅
使用人は死者の導き手かな。
ほんで幽霊と思ってた家族はこの家に住もうとしてた生者。
まぁ面白かったけど、信仰心があっても地縛霊になっちゃうんかねぇ。なんか切ない💦
やはり好き(追記しつれいします)
私はなぜこの映画を『良い』と思うのか。
それはたぶん、『愛』がテーマだからじゃないかと思う。
子を思う親の愛がテーマだからじゃないかと。
どちらも小さい子を持つ親御さんのお話。A側とB側が入り混じる。
生きているかそうでないかの違いで、結局、愛の強さに変わりはないのだと観ていて思った。
最後のどんでん返しから繰り出される、グレースの告白に涙を誘われた。
私はやはり、この映画が好きだと強く思う。
ワンシーン、ワンシーンの美しさに目を奪われる事も好きだと思う点に入る、まるで絵画のよう。
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怖いもの知らずな方は、ぜひ…
夜、1人、イヤホンで、「英語で」
視聴されることをお勧めします。
耳から恐怖がたちのぼるタイプの人は
忘れられない夜になるかも…
使用人たちが何かなのは分かるけど オチそう来たか〜!!!! 静かで...
使用人たちが何かなのは分かるけど
オチそう来たか〜!!!!
静かで哀愁と影のある作品
家族愛も感じられる
ホラー映画に分類されるようだけど、
ホラー要素やグロもなくニコールキッドマンのお陰か、
美しさが際立つ一作
想像の上
途中でなんとなく気づいた。
ビクターが生でアン達が死ということ。
でも使用人の3人は??悪??
とか怖い顔のおばあさんは誰?
死んだ理由は??
とか。最後まで楽しめた。
ニコールは美しいだけじゃなく演技も一流だなぁ。
おばけが少しだけ怖くなくなる映画
映画の雰囲気はどことなくビガイルドと似てて、そして家の中のホラー系。ニコール・キッドマンってなぜ家が似合うのだ(笑).
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いやいや、色んなホラーがあるけど幽霊サイドの映画は初めて。家で暮らしてる普通の家族だと思ったら実は成仏できないおばけ。
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だから家に人間が来るとおばけだって何かが来たって怖がる。そう思えばおばけだって同じ気持ちなんだって思える(笑).
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というか映画見るようになってから時代劇じゃないのに時代設定が現代じゃない時って何かいつも必ず意味があるはずなのに今回もそれを考えず普通に引っかかった。
このオチは想像してなかった
心霊現象に悩まされる一家の話。
まさかの展開にまさかのオチでした。
ゴースト系の映画はあまり好きではないのですが、サスペンス要素もあり、とても面白かったです。
怖くて面白かった
時代設定が非常に効果的で、昔の話で、更に昔の出来事が因縁になっていて、そんなところが面白くも怖かった。結末で現代に繋がるところはびっくりした。
二コール・キッドマンはイライラしている様子がうまい。
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