劇場公開日 2002年4月27日

アザーズのレビュー・感想・評価

全40件中、1~20件目を表示

4.0ホラーだけでは留まらない、ありのままの家族愛の姿が記された映画

2020年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

時にぶつかり合い、傷つけ合い、解けない誤解を抱えたまま、それでも最後には抱き合う。監督が描こうとしたのは、ありのままの家族の姿であり、ホラーというテーマは、そこに添えられた単なる薬味でしか無いような気がしてなりません。この映画で登場する「死者の記念写真」についても、確かに不気味でグロテスクではありますが、それでも愛する者の姿を残しておきたいという家族愛が込められており、正にこの映画を象徴と云えるのではないでしょうか。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
猿田猿太郎

4.5色褪せない作品

2025年9月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

2002年の作品
制作時との時間差があるものの、まったく古さを感じさせない。
1945年という時間軸に、当時の考え方や社会的背景が込められている。
この物語は、霊であっても人間だったことで、その思考や風習はそのまま残ってしまうことと、その悲惨さから他の霊が手を差し伸べるという概念による。
通常我々の立場は人間であり、その視点から霊的なものを思考する。
しかしこの物語は、霊が当時の強い強迫観念からどうしたら抜け出すことができるかを描いている。
そしてそれそのものを大どんでん返しにしている。
面白い。
霊が霊に介入する。
さて、
そもそもグレースは非常に隔離的な生活の中にある。
その一つが戦争であり、すでに死んだと思うしかない夫チャールズのことを、まだ戦地で戦っているとしか子供たちに言えないことが、彼女の最大のストレスでありジレンマなのだろう。
この彼女のストレスは、聖書や神という絶対的なものにしがみつくしかなくなっていた。
「神であれば、主であれば、この状況からきっと開放してくださるに違いない」
しかし結果はすでに告げられていた。
夫なしで二人の子供を育てなければならない。
子どもたちは光アレルギーで日光がダメ。
使用人を雇い、子供たちの教育を自身がする。
隔離され多様な生活は子供たちだけにとどまらず、グレース自身も外に出掛けることはできない。
濃霧は、彼女自身の心の闇の深さであり、自身を閉じ込めておかなければ居られない証。
部屋の鍵も同じような意味があり、表向きには光アレルギーの子供を守るためだと言っているが、実際には「この場所」に閉じ込めておくためのもの。
「この場所」とは、グレースの心だろうか?
強迫観念に満ちてしまった場所
そして、霊であっても夫と「邂逅」できること。
神父を求め、外に出たことが夫の霊を招いたのだろう。
しかし夫はそこに長くいれない。
それは、グレースが変われないからだろう。
この物語の意味が解ってもなお、グレースの心の闇の深さに感じる強迫観念
この人間の心というのは霊であってもなおコントロールできないほど難しいものなのだろう。
母の考えこそ正しいと考えている息子ニコラス
母の考えに賛同できない娘アン
アンは母に概ね従っているが、肝心な個所で袂を分かつ。
これが、アンには霊が見えることに繋がるのだろう。
交霊会
盲目の交霊者が降ろしたかったのがラスボスの霊 つまりグレース
この交霊者に協力していたのが、ミルズたちだったのかもしれない。
結核で亡くなってしまった3人
声が出せないほどショックを受けたリディア
リディアの悲しみは今も続くが、恐ろしいほどの脅迫観念に憑りつかれたグレースほど悲しいものは無いのだろう。
そして、
この人間と霊との逆転物語
私自身、何らかの情報によって、人間であれば「変化」できるが、霊となれば変えることができないと思っていた。
しかし、
どこにでも救いがあるならば、霊もまた霊によって救われることがあるのかもしれない。
モチーフの「光」
そこに感じる「正しい知識」
グレースの、一見正しいような思考
決してその他を信じないとする強迫観念 「光」
この光を遠ざけるように生きているグレース
最後に彼女は自分がしたことを思い出した。
そしてようやく昇華を迎えることができた。
ビクター一家は幽霊屋敷から引っ越したが、除霊は成功した。
2002年 まだ霊を信じる人々がたくさんいた。
TVでも取り上げられていた。
そんな世界があるならば、きっとこんな感じなんだろう。
自分の過ちを認めず、それが正しいと信じ続けること。
地獄とはまさにこのことで、光を一番必要とする人が、光を遠ざけてしまう。
ミルズは、現世のビクター一家らと「共存」するしかないと言ったが、何もかも受け入れられないというグレースには、それしか方法はなかった。
昇華
これこそ、日々我々が求められていることなのかもしれない。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
R41

3.0幽霊なのか何なのか?

2025年6月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

幽霊がいるのかポルターガイストなのか?
カーテンとか部屋の数とか鍵閉めろとか、ニコールキッドマンお人形みたいな顔して病んでてうるさいなと。
ホラーと思ってたらミステリーだったけど途中でちょっとだけよめた。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ゆうき

4.0このガキ、小芝居しやがって… おまえらがどうにも怪しい… とかいろ...

2024年12月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

このガキ、小芝居しやがって…
おまえらがどうにも怪しい…
とかいろいろ想像しながら見ることになる。
絶対にあれこれ見てはならぬ作品。前情報は悪。
とにもかくにもニコールが美しすぎる。彼女の苦悶、動揺、困惑、そんな表情だけでひたすら楽しめる。
これ以上はもはや語れない(笑)

コメントする (0件)
共感した! 1件)
はむひろみ

4.0無駄が無い

2024年8月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

知的

傑作である。二コール・キッドマンが主演を務めただけの事はある。全ての時間が上質なる緊張に支配されたスクリーン。お勧めの逸品である。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
mark108hello

2.5怖くはないが、不気味

2024年1月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

結論、物足りなさを感じた。

主演のニコール・キッドマンの狂気的な演技は、鬼気迫るものを感じだが、全体的にホラー要素はそこまで感じなかった。(とは言っても、ホラー全くダメという方にはおすすめはしません)

伏線が割とわかりやすく、冒頭で仕掛けに気付く人は気づくと思う。

素直というか、ストレートすぎる展開なので、もう少し捻りがほしかったところ。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
しょたごん

4.0演出怖い

2023年10月10日
PCから投稿

怖い

難しい

散りばめられた伏線が最後に一気に回収されるタイプの映画好き〜〜

ビックリ系の演出もあったけど、派手な描写やグロさはなく、カメラワークとか、死者の写真とか、音楽とかでジワジワした怖さを感じました。

ゾワゾワする不気味さ

コメントする (0件)
共感した! 1件)
mui

3.0とにかくニコール・キッドマンが美しい。

2023年6月29日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

35歳当時のニコール・キッドマンがこんなに美しかったとは知らなかった。彼女の横顔は大学生の時に観た裏窓のグレース・ケリーを思い出させた。ストーリーは陳腐(オチは早々に読めてしまった)だがとにかく彼女が美しい。そして、この映画にはクイーンズイングリッシュが合う。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
Yohi

4.5幽霊物の最高傑作

2022年2月19日
iPhoneアプリから投稿

 久々の鑑賞。実はグレース親子が、、、とわかった時のゾワッとした感覚。一度観たらもうわかっているんだから次に観ても普通は面白く無いんだけれど、この映画はたまに観たくなる。知った上で観ると、あーなるほど、と思えるところがあったりと楽しめる。
 強烈な怖さはないけど、じっくりと、じわじわと怖いっと思える。ニコール・キットマンの美しさが恐怖を増す気もする。ホンットにキレイ。心霊物の映画で一番好き!

コメントする 1件)
共感した! 8件)
アンディぴっと

3.5上質なホラー

2022年2月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

主人公(ニコール・キッドマン)は二人の子を持つ母親で、大きな屋敷の女主人だ。
子供たちは光が苦手で、窓のカーテンがすべて引かれている。
三人組の使用人がやってくる。
ちょっとした違和感を醸し出しながら進んでいくが、最後はなるほど。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
いやよセブン

2.5

2022年2月7日
iPhoneアプリから投稿

見た作品。何もネタバレしない方が面白いと思う。ニコールの美しさだけが堪能できます。

映画を見ていけば途中でおおよその内容は理解できる。全体的に薄暗い空気感漂い、装ってるが怖くはない。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
ken

3.0ナゼカゾクリトモシナイ。

2022年1月13日
iPhoneアプリから投稿

ニコールの美しさを観る映画だった。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
大粒 まろん

3.5ゴシックホラーの名作

2022年1月9日
iPhoneアプリから投稿

知る人ぞ知る、ゴシックホラーの名作。
クラシカルな佇まいが、正統派美人女優の#ニコールキッドマン に、どハマり✨
なんなら、2時間ニコールを見てるだけでも楽しい😁✨

突然訪ねてきた使用人。
誰もいないのに部屋から音が。娘の話す見えない男の子の存在。
使用人達は何かを知っているようでー。

前情報なしに見てほしい映画。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ホラー好き

2.5からくりはすぐにわかる‼️❓

2021年12月14日
PCから投稿

シツクスセンスとどちらが先か知らないが、ネタはすぐに気づく、ような気がした。
ニコールキツドマンの演技は素晴らしい、が。
なんだか、意外性がないから、怖さも、少ない、怖がりですが。
うーん🧐想像力か少し足りない、かな。
神秘性も無いし。
殺人と自殺が、悪い、取り返しのつかないことだとゆうことだけは、肝に銘じました、あまり主題とは関係無いけど。

コメントする 1件)
共感した! 14件)
アサシン5

3.0煉獄

2021年3月16日
Androidアプリから投稿

天に召されることもなく、地獄に落ちることもなく、ずっとさ迷い続けるって幽霊は悲しい存在だよな。

シックスセンスに似た感じのホラーサスペンス。なんとなく違和感のある映画だと思ったけどラストでスッキリ。
迎えに来てくれた旦那も色々ヒントを出して気づかせようとしたのに残念だったな。

少し疑問なのがあの3人の使用人。
結局彼女らはあの親子をどうしたかったのかね?彼女の一言であの親子は家に居続ける地縛霊になったわけだけど、ずっとあの世界に居続ける仲間が欲しかったとかかな?

それと、やっぱり幽霊側も何かしらのチャンネルが会わないと生者に干渉できないのかね?

コメントする (0件)
共感した! 3件)
カミムラ

3.0私「アザーズはどこ?」店員「あざーす?笑」

2021年3月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

某ネット掲示板におすすめの映画を語るスレッドがあってこれをすすめる人がいた
どういう内容か具体的に書いていなかったがニコール・キッドマン主演で意外なオチらしい

どうやらジャンルはホラーのようだがホラーにありがちなものがほとんどない
ホラー映画はそのほとんどがB級だがこの作品は違う
グロくはないので子供が観ても全く問題ない
家に霊が棲みついている話だと『アザーズ』の他に『シャイニング』を思い出す
邦画だと最近は『事故物件』が公開された
日本の映画監督も『アザーズ』を見習うべきだがホラー映画としては変わり種
こういう作品はホラーの主流にはならない
評論家には高く評価されたようだがホラー映画ファンが求めるものではないと僕は思う

日本の幽霊には足がない
アメリカならマイケル・ジャクソンの『スリラー』のPVのようなゾンビ
異形に対する恐怖がホラー映画の本来あるべき姿であり『アザーズ』ははっきりいって邪道
だけど嫌いじゃない

大どんでん返しとキャスト陣の演技力の高さがあってこそこの作品は成立する
アガサ・クリスティーの推理小説のような大胆なオチだが悪くない

子供のころ目が覚めたら両親が茶の間で泣いていたので「どうして泣いているの?」と聞いたら「お前は死んだんだよ」と言われた
そんな夢を見たことを思い出した

ニコール・キッドマンは意外とデカい
冨永愛よりデカいんだから相当なものだ
製作総指揮としてこの作品に参加していた元夫トム・クルーズはアメリカ人男性としては小柄で170センチだが2人の身長差はそれ以上に感じたものだ

コメントする (0件)
共感した! 1件)
野川新栄

4.5人生の中で五本の指にはいる!

2020年2月2日
Androidアプリから投稿

サスペンスホラーの中ではシックスセンスと1.2を争う秀作!未だに忘れられない最高の映画です!

コメントする (0件)
共感した! 8件)
Kayo

4.5こえぇ💦

2019年8月13日
iPhoneアプリから投稿

思春期に観たら一人でトイレ行けません😭

コメントする (0件)
共感した! 2件)
南蛮渡来

4.0美しいホラー

2019年2月16日
iPhoneアプリから投稿

悲しい

怖い

知的

グロなど過激演出がないだけで大変に好印象。

死の世界への敬意すら感じる。

なにせニコールキッドマンが、形の綺麗な黒のワンピースをきて幼い子供達と共に美しい洋館にいるだけで絵的にバッチリ。そして、言葉選びや展開運びも秀逸で美麗。
特に印象に残ったのは、新しくきた使用人達に家の案内をするシーン。淡々と決まりごとを述べ無駄のない動きで扉の鍵を閉めロウソクを灯すニコールキッドマンの指先。そして、「この家で動くのは、光だけよ」という言葉。そのシーンを見るだけでも私には価値のあるものでした。
最後まで視聴者に疑念や憶測をさせ続け、「もしや、こうでは」「きっとこうだ」といくらでも湧いてくるようなアイテムをばら撒き、それを丸ごと紐で繋いで、思いもしなかった答えを目の前に広げられた時の感動。そしてその答えが出た時の物悲しさまで美しい。

エンターテイメント性はないし、ホラーも匂わせるばかりで物足りない人には物足りないのかもしれない。すぐもう一度見たいかと言われたらそうではない。

でも、美しい映画でした。

コメントする 1件)
共感した! 7件)
つばめ

2.0あっ!(察し)

2018年12月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

ネタに気が付くと、作品自体の怖さは薄れるが、丁寧なゴシックホラー。
シックスセンスと言い、この手の作品は怖いより、可哀想な事が多いがこの作品もご多分に漏れずである。
光に当たってはいけない子どもたちの為にカーテン引きまくっているグレースが
哀れ。
タイトルが彼等から見た意味ではなく、彼等がそうであったと分かるまでの物語。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)
PR U-NEXTで本編を観る