「珍道中」オー・ブラザー! Kjさんの映画レビュー(感想・評価)
珍道中
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現職のただならぬ横柄さと癒着ぶりに対抗するのは新しさを背負う快活な革新者。実はKKKでゴリゴリの差別主義者。隠すことなく革新と人種差別がイコールで結びついていたミシシッピ。しかし真の新しさには見る影もなく追い落とされる。ちゃっかり漁夫の利をえんとする現職の腰フリフリ。しかし、you are my sunshine を振るときの相変わらずの上からの物言い。ただものではない仕込み方。凝っていて、話の本筋から目をそらしてしまう。
三者の戯けた珍道中。そう言いたくなるような古典っぽさが漂う構成。冒頭の視覚障がい者と同じ場所に辿り着く教示的なストーリー。少し考えたくもなる。
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