「楽しかった。すごくよかったです。」ナイト ミュージアム Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)
楽しかった。すごくよかったです。
なんだかとてもいい気分になれました。
こういう映画ってパニック映画になりがちなんですが、ぜんぜんそんなことなかったです。
博物館の展示物が動き出したら楽しいだろうなというアイデアを見事に映像化していました。
どちらかといえば「トイストーリー」に近いような感じで、主人公と展示物との友情物語のようになっています。
とにかく、ひとつひとつのキャラクターがすべて生きていて、ひとつも死んでいません。
死んでいるのは「24」に出ていた女優さん(名前忘れました。)ぐらいです。
びっくりしたのはティラノサウルスの骨格の扱いです。
私はてっきり主人公に襲いかかってきて、最後に主人公がやっつけるのかと思っていたら、襲いかかっているのではなく、ただ遊んで欲しいだけだった、となっているところです。
映画の最後の方で、雪の降りしきる街中を、一生懸命犯人を探して走り回っている姿が、とてもかわいらしく印象に残りました。
猿もよかったです。半分以上CGだと思うけど、笑いがとれて、すごく愛嬌のある、いいキャラクターでした。
他にもかわいくて魅力的なキャラクターがいっぱい出てました。
お約束みたいに、ロビンウィリアムスが出ているのもなかなかです。
それに加えて、想像力の大切さ、相互理解の重要性、それぞれの仕事には、見た目とは違ったやってみないとわからないいろんな世界があるんだ、とか、壁にぶつかっても、あきらめないで頑張れ、とか、歴史の勉強の大切さ、とか、いろんなメッセージがさりげなく盛り込まれているのもよいです。
とにかく、夢とメッセージがいっぱいつまった、いい映画です。
子供に見せると良いと思います。
たぶんみんな子供には、「将来、債権トレーダーになりたい」などと言ってほしくないはずですから・・・