「「ナナ」を思い出すキーワードは「ハチ」」NANA shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
「ナナ」を思い出すキーワードは「ハチ」
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映画「NANA」(監督・大谷健太郎)から。
偶然、冬の新幹線の中で隣りに座った
中島美嘉さん演ずる「大崎ナナ」と
宮崎あおいさん演ずる「小松奈々」が主役の日本映画である。
二人とも「なな」では話がややこしくなるな、と思っていたら、
「大崎ナナ」は「小松奈々」のことを
「あんたって、なんつ~か、犬っぽい。妙になつっこくて、
従順なんだけど、すげぇ世話がかかるっていうか」と性格を表現し、
「忠犬ハチ公」の「ハチ」とあだ名をつけ、区別していた。
逆に「小松奈々」は「大崎ナナ」のことを
「さまよう野良猫みたいで、誇り高く自由だけど、
癒えない傷を負っていたよね」と相手の性格をうまく表現する。
「犬」と「猫」を組み合わせたりするところなんか、
原作の矢沢あいさんって、なかなかやるなぁ、と感心していた。
しかし、もっと驚いたことは、音として考えると
「ナナ」は「7」、「ハチ」は「8」でも通じるわけで、
彼女の「言葉遊び」が浮かび上がってきて面白かった。
「ナナ」の映画を思い出すキーワードが「ハチ」。
(「7」を思い出すのは「8」という数字。)
これには参った、としか言いようがない。巧すぎる・・。
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