ナイロビの蜂のレビュー・感想・評価
全21件中、1~20件目を表示
原作はジョン・ル・カレ
主人公(レイフ・ファインズ)は外交官、直情気味の女性ジャーナリスト(レイチェル・ワイズ)と恋に落ち、結婚してケニアに赴任する。
妻はケニアで欧米の製薬会社の不正に気づき・・・。
企業と、欧米・アフリカの政府の陰謀だが、貧しいアフリカを食い物にしているのかも。
TIA (This is Africa)
Blood Diamond に出てきたこのフレーズが、また蘇った。
やっぱり、先進国は「アフリカを食いものにしてる」のかな。
「支援」すら、アフリカの元々の文化やバランスを壊すもので、そっとしといてあげればよかったのかもしれない。
グローバリゼーションなんて、弊害の方が大きいんじゃないか。
そう思ってしまう。
市場経済社会においては、人の命すら、金額で換算するんだね。
じゃぁ、ケニアに生きる人の命はいくらで、日本に生きる私の命はいくらなんだろうか。
原作のジョンルカレ氏に合掌
レイチェルワイズが、美しい。
レインファインズがしっかりしてくる。
現代は、定期的に運ぶって感じかな。
活動家の女性が利用する為に
近づいた?後半は、ご主人が
がんばる
あんな
弱気なんやのに
レイチェルの妊婦姿は、実際やったらしいよ。
利権に群がる人たちにとっては社会貢献活動でさえも金儲けのタネと見る...
利権に群がる人たちにとっては社会貢献活動でさえも金儲けのタネと見るのか…平和ボケしている私のような人間には見えていない闇がたくさんあるんだろうなあ。貧しい国を食い物にするような行いの上に、自分たちの豊かな暮らしがあると思うと苦しい気持ちになった。
信念に生きることの難しさ
正義や信念に生きるということは、簡単そうに見えて実はとても難しいこと。
正義や信念に生きると世の中や組織から排除されてゆくのはいつの世もどこの場所でも変わらないと感じます。
この映画は、不本意な死を遂げた妻と同じ危険な正義の道を歩みたどる主人公に感動できます。
アフリカのことを知る
アフリカのことはあまり興味なかったんだなと思った。ナイロビの蜂という邦題がイマイチでスルーしていたが、今回観ることができてよかった。2005年の映画だが、もっと前でも、もっとあとでも、変わらないように思う、そのくらい、なぜアプリカは一部なのかもしれないが時が止まっているかのように取り残され搾取され続けているのか。
はっとするような美しい風景、魂に響くアフリカの唄、子どもたちの可愛らしさ、搾取収奪不正無頓着、自分にはテッサ夫婦のことはどうでもよい感じでしたが、白人たちの人間関係も含め面白い展開の映画だった。何をしたらよいのか。知らないということは恥だし何も考えないこともしないことも恥だ。そしてそうは見えないかもしれないがこれは遠いアフリカの話、というわけではない、身近な話だとしても、然りだと思う
純粋正義のレイチェル・ワイズ
個人評価:3.9
眩しい程の正義感と美貌のテッサに、主人公と悪事を知る人達が振り回される。
オスカーを取るに相応しいレイチェル・ワイズの妖艶かつ狂気じみた正義が、この作品のストーリーの芯となり支えである。
アフリカの実情になぞらえたサスペンス仕立てのストーリーは、やや実際のアフリカの闇と比べればTVドラマ風だが、主題歌は素晴らしく、真に迫るものがある。
愛するひとを大切にしたい
ドキュメンタリー調で、ざらつく感じが好き。
乾いた感じはなかったけど、意図的に色を絞っているようで、すこし時代を感じた。
ストーリーの企業と政治の巨悪に立ち向かうこと、アフリカの現状などとてもよかったし、観ていて飽きずに観れた。
とてもよかったのは、愛するひとを想う気持ちってやはり大切にしたいってこと。
あり得ない選択
主人公の妻が、夫を守りたい、と言った思いはどう主人公は受け取ったんだろう…。
主人公には生きる選択をして欲しかった。
原作の通りに映画化された結果なんだろうけど、あり得ない!と思いました。
アフリカってなんであんなに貧しいんでしょうか?
なにが原因なのか知りたくなりました。
製薬会社の闇を描くジョンルカレミステリー
ケニアが舞台。邦題は企業名スリービーからきている。
原題を直訳すると「彼はいつでも庭師」というところか。高等弁務官ながらガーデンニングばかりしている大人しいレイフファインズが主役。
妊婦姿で裸になるのはレイチェルワイズ。彼女が死んでから庭師が事件の真相を暴こうとするスパイの動きを始める。
アフリカ人を使った人体実験、人道支援の名のもとに行われる悪行はまさに武器商人のよう。巨額の利益が生まれる時、国をあげて利権をむさぼろうとする実態はフィクションとは思えない。
唐突に始まるファーストシーンも意味深ながらこれに繋がるラストシーンがなかなか。目の前の子どもを救おうとする妻と夫の行動の対比も。
2004年ぽい小さなサイズの動画が時代を感じさせる。
ビル・ナイやダニー・ヒューストン、ピート・ポスルスウェイトと渋い役者が効いてる。
正に大人の映画。
自らの身も心も犠牲にして組織の闇に立ち向かった主人公、そして夫の物語。
正にぶれる事のない正義感を持った主人公だなと。
現実、そんな心を持った人達は利益重視の組織社会に煙たがれるよな。重くとてもリアルな映画だと感じました。
タイトルだけで借りてしまったので少し、知識不足な自分が否めませんでした(笑)
全21件中、1~20件目を表示