「国家的であれ殺人は殺人である。」ミュンヘン マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
国家的であれ殺人は殺人である。
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パレスチナ人がのたまう。
『祖国あっての事だ』と。この言葉はシオニズムの理念と同じだ。
さて。
ミュンヘンオリンピックだから、1972年の事。
争いは過剰な正義感から始まる。その後、正義感の争い。
つまり、殺人に良心などあるはずも無い。
PLOやIRAのテロと比較される事があるが、モサドの行ったテロは独立闘争と言った内容でもない。一方、PLOやIRAは宗教を含んだ独立闘争の傾向が強いと思う。肯定は出来ないが。
ネタバレあり
結末は、殺人を行った後に、どの面下げて子供に会いに来たのか?当然、そんな目に合うでしょ。
と思う。
国家ぐるみの犯罪を、一人の男の良心でオブラートしたフィクションであろう。
『モサドは怖いぞ』と副担任の世界史教師が言っていた。しかも、当時は反ベトナム戦争運動の時代であった。また、模倣犯も多々あった。
最後のワールドトレードセンターはCGなのだろうネェ。
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