劇場公開日 2006年2月4日

「報復の報復の報復」ミュンヘン ikuya3531さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5報復の報復の報復

2018年9月9日
iPhoneアプリから投稿

ミュンヘンオリンピック事件と、その後のモサドによる報復を描く。

スピルバーグは、『シンドラーのリスト』も作ってるし彼自身ユダヤ系だからなんとなくイスラエル寄りなのかなと思っていたがこの映画ではどちらでもない。

専門家が集まった暗殺チームがブラックセプテンバーの幹部を爆弾などで暗殺していくところはスリリングで良い。

何故か暗殺しなくてはいけないパレスチナ人は知識人でいい人にみえる。それがリーダーのアヴナーを苦悩させる。

後半は、次第に追い詰める側から追い詰められる側になっていく。

結局は報復の報復、その報復の為の報復、終わりがない。
国のない悲しみは、私にわからない。

1972年の事件だが2018年の現在でもイスラエルとパレスチナの関係は、変わっていない。

fumiya