「1997年。私のど真ん中でした。」ロミオ&ジュリエット はるたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
1997年。私のど真ん中でした。
「午前十時の映画祭11」で鑑賞。
公開から早24年。当時レオ様人気が爆発的に跳ねてロミジュリの大ブームが巻き起こり、私も見事にそこに乗っかった世代です。その頃の空気感も含めて懐かしい。それ故私にとっては非常に思い出深く、大切で、そして大好きな映画です。選出ありがとうございます。また映画館で観られると思ってなかったです。
言うまでもないですが、とにかく美しい。アロハシャツで煙草を吹かすロミオとプールにダイブする勝ち気な瞳のジュリエット。2人のバランスが最高で、もう美しいしかない。
時代設定を現代に置き換えているものの、台詞は古典的な言い回しで、それが哲学っぽくもあってなんとも独特の世界観。美術はちょっと荒んだ街の雰囲気と対照的に装飾品なんかがめっちゃ凝っててお洒落。銃がかっこいいのよ。とにかく見所が沢山。ロミオの青アロハが和柄なとことか。レオ様めっちゃ似合ってる。なにより2021年に観てもやっぱり新しい。
ラストの教会のシーン。何度も観てるのに2人の名前を叫びそうになった。無数の蝋燭の火が揺れる。黄色い炎が若い2人を照らしている。(私の中の)映画史に残る名シーンです。
はぁ~もう1回行っとこうかな。次いつになるか分からないし。もうないかもしれないし。
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