「切ない古典劇を極彩色で現代化(1996年だけど)」ロミオ&ジュリエット 星のナターシャnovaさんの映画レビュー(感想・評価)
切ない古典劇を極彩色で現代化(1996年だけど)
有名なオリビア・ハッセイ版も観たし
ウエスト・サイド・ストーリーも観た。
結末の解っているお話なのに
何とフレッシュ!なんと刺激的!
そこは流石にバズ・ラーマンってとこか~
出だしから、
ドルチェ&ガッバーナがデザインしたらきっとこんな感じ?
みたいなド派手なピストルでの銃撃戦!
チンピラ同士のつまらない小競り合いがエスカレートしてしまい
場所がガソリンスタンドだったため、最後は大炎上!
いや~~どこがシェークスピアだ!!(笑)
そんなハチャメチャの中、離れた砂浜の夕日の中で
ひとり、たそがれてるレオ様!
なんと美しい!
当時は、今のティモシー・シャラメみたいな人気者でしたね。
いや、ティモシー・シャラメは自分がセクシーな事を
ちゃんと解ってコントロールしてるけど、
「タイタニック」前年のデカプリオは、まだ、一所懸命さが優り
綺麗な顔にもヤンチャな少年感が残ってたりする。
そんなフレッシュそのもののデカプリオ。
もちろんジュリエット役のクレア・デーンズも
クリクリした瞳が好奇心旺盛で超かわいい!
極彩色の悲劇をぜひご覧ください。
で、月に8回ほど映画館に通う中途半端な映画好きとしては
後半の山場で、二人を応援してくれる
元はヤンキーだったであろう神父様が
びしょ濡れのロミオ(デカプリオ)に
自分のアロハを渡して着替えさせるのですが
これが、結構なヴィンテージ物っぽい
和の着物の小花柄アロハシャツなんですわ。
最後までデカプリオはそのアロハを着てるので
あれは本当にヴィンテージ物かしらん?
つい気になってそちらに目を奪われてしまった!
(そこかい!!)
ミュージカルでは無いけど、音楽が凝ってて
耳でも楽しめます。
恋愛映画なんか興味ないって男子でも
アクションシーンがそこそこあるので
楽しめるかも~~