「現代的センスになっても、おおロミオ!ジュリエットー!」ロミオ&ジュリエット 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
現代的センスになっても、おおロミオ!ジュリエットー!
思い出しレビュー9本目。
『ロミオ&ジュリエット』
ウィリアム・シェイクスピアの古典悲恋劇の映像化は数あれど、これほど異色のものはない。
設定は変わらず。でも、舞台は現代。名家同士の争いは、マフィアの抗争に。
服はアロハシャツに着替え、武器も剣から銃に持ち替え、でも台詞回しは同じ。
クラシックや現代BGMが鳴り響く。
この大胆斬新な『ロミジュリ』をやってのけたのも、やはり監督バズ・ラーマンのセンスによるものが大きいだろう。
疾走感溢れる現代的な若者の激しい恋、アクション・シーンを交え、それでいてちゃんと古典悲恋劇の醍醐味も昇華させている。
そのセンスは『ムーラン・ルージュ』でさらに磨きがかかったものの、『オーストラリア』はちと凡作、『華麗なるギャツビー』で再び才を見せ、つくづくこの監督は斬新な音楽×古典悲恋劇が合っているのだと思う。
初々しさ溢れまくりの主演の二人にKO!
間違いなく、『タイタニック』のレオよりこちらのレオの方が圧倒的に美しい!
クレア・デーンズの可憐さが堪らん! こんな可愛い娘、居るんだと思ったもんだ。
(最近すっかり活躍が減って残念…)
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