ゲームのレビュー・感想・評価
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映画に何を求めるかで評価が変わる ※核心に触れるネタバレは纏めて最下部
ただ映画を見てハラハラドキドキしたいだけでリアリティとかどーでもいい!!って人なら間違いなくハラハラはする。いや~そこもうちょっとリアリティしっかりしてよ~~と細かいところが気になってしまう人には楽しさ半減の作品。
この陰鬱な雰囲気…暗ーい画面……すげー既視感~~!!と思ってたら、『セブン』の監督なんですね。
カラーなのに何故かセピア色にすら感じさせる、ひたすら仄暗く不気味な映像がずっと続くのは今作も同じ。電気のついた建物の中ですらほとんど薄暗く、昼間でも路地に入っていたり雨が降ってたりして、「明るさ全開」のシーンがこれでもかってほど排除されている。
何でもないシーンすら「何かありそう…」と思わせるこの撮り方。『セブン』の時にも感じたのでこの映像、雰囲気がこの監督の持ち味なのかもしれません。同じ監督と聞いて「あ~納得」と思いました。
絶望エンド一直線の『セブン』ではこれが特に素晴らしい効果を発揮しており、割と序盤、遅くとも中盤辺りで「あ、これ欝エンドや…」と(ハッピーエンドを望みつつも)気付く人がほとんどだと思うのですが、だからこそ「あ~どこかでひっくり返してくれ、頼むからせめて欝エンド回避してくれ~~~!!」と強く願い、主人公たちに肩入れし、余計に見入ってしまう。そして、その先の絶望エンドなので強烈に記憶に残るのだと思います。
対する今作『ゲーム』は、一応ラストは(納得いかない人もいると思うが)ハッピーエンドのため、あんだけハラハラさせといて何だよ!と思ってしまう人にはかなり肩透かし。
あらすじ:
主人公ニコラスは、自殺した父と同じ投資家として成功者となったものの家族を省みず、離婚して独り身になったことで余計に心を閉ざし、つまらない毎日を送っていた。そんな人生に半ば諦めの気持ちを抱いていたが、48歳の誕生日にロクデナシの弟コニーが珍しく会いに来て、金の無心かと怪しむニコラスに「ゲームをしないか」と持ち掛ける。弟はCRSというゲーム会社のカードをニコラスに渡し、自分もロンドンのCRSでゲームに参加しとても楽しんだこと、人生を楽しむことを諦めているニコラスにもゲームに参加して人生を楽しいと感じてほしいことを伝え、カードの連絡先に必ず電話するよう念押しする。テニス仲間もCRSのゲームに参加しているという話を耳にし、電話するか迷っていたニコラスだったが、ちょうど訪れた取引先の会社と同じビルにCRSのオフィスが入ったことを知り、オフィスを訪ねる。聞けば「人生の不満を埋めるようなゲームを提供している。客に合わせて体験型ゲームを作り、参加するかどうかは最初のアクションがあった後に決めれば良い」とのこと。数日後、自宅の庭に大きなピエロの人形が放置され、TVの映像までジャックされたニコラスは、徐々に投資家生命に関わるような嘘のスキャンダルや、命の危機に晒されるようになり、自分の想像以上の規模で「ゲーム」が行われていることを知る。
これ、1997年の映画かぁ~。そう考えると凄いのかも。今ここまでハラハラさせる映画撮ってる人いるかな?いたら見たい。「スリラー」と銘打っていても、次から次とハラハラさせて息をつかせないようなものって実はあまり多くない気がします。ずっとハラハラさせるといったら、アクションの方が多いのでは。
ていうかそういえば携帯普及してたんだね、1997年って。それが驚き。笑
128分とのことですが、この120分くらいの間ほとんどハラハラしっぱなしなので、見終わった後だいぶ疲れてました。何かもう、ヘロヘロ…どんだけ力入れて見てたんだ、自分。
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感想
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いやまず、リアリティね!!!ちょっと間違ったら死んでたろってシーンが結構あるので、正直こんなゲーム現実には絶対できないし、大がかり過ぎて無理だろwと見てる間もちょっと笑っちゃいます。
割と終盤まで「あれ?もしかしてゲームやってるつもりの奴らと本物の犯罪者とが混ざってる?」と思わせてくれるんですが、仮にこのゲーム会社が犯罪集団じゃなかったとしても普通に犯罪じゃないコレ?というようなことやってるので、「別にゲーム会社が本物の犯罪集団でもそうじゃなくても、もうどうでもイイ」という気分にさせてくれます。笑
結局は全てロクデナシから更生した弟が「兄にも幸せな人生を送ってほしい」と突然巨大な善意を発揮して雇った俳優集団の演技だった、って話なんですが、だとしたら一般人の弟の演技力やべーじゃんww
主人公48歳ですから、あまりにもショック与えたら心臓発作で死ぬ可能性もあるし、そもそもずっと会ってなかった上に今まで兄に面倒見てもらってばかりだった弟が、主人公の往診歴や健康状態なんか知るはずもなし、もし心臓弱ってたらどうするつもりだったんだろ?
人の往診歴なんかを勝手に調べ上げたんだとしたら、もはやそれが犯罪だし。
飛び降りるシーンも、ちょっとズレてたら普通に死んでたよね。あそこに落ちたのは本当にたまたまだったみたいだし。
薬盛って気絶させられた時の倒れ方も危なかったし、起きたら他国の墓にブチ込まれてるし、他国からどうやって戻ってきたの?ていうか他国までどうやって主人公の遺体(仮)運んだの?帰国途中ヒッチハイクしてたみたいだけど、乗せてくれた人も俳優?…じゃないよな。最初はバス乗ってたし。善意で乗せてくれた人がいたから良かったけど、これ途中で変な奴に殺される可能性もなくはないし、元の家に戻って来るとも限らない。ていうか警察行け!兄ちゃん戻ってこなかったら弟どうしてたんだろ?それとも一応どっかから監視してたとか…うーん。
自分だったら、よう知らん奴の前で暗証番号言わないし、警察にも自分の携帯や自宅からじゃなくせめて公衆電話からかけるか直接警察行くし、家に小遣い隠してあったなら銃も自宅のじゃなくどっかで買ってから行くし、自宅の銃を持ってくなら妙な細工されてないか確認に一発撃ってみてから行きますねえ!!
あそこまで色々やられて、あんなヌルイ対策じゃ絶対安心できないでしょ!!警戒心MAXですよね今!!
意外と冷静にシャワー浴びたりへそくり回収してたから、色々あって頭回らなくなってたって感じでもないし。敵地に討ち入りするのにあの装備はないぜ…
とにかくストーリー自体はご都合主義が半端ないので、「そんなん無理だろww」と突っ込み入れるタイミングは大量にあります。そういう意味では楽しめますが、リアリティ重視の人にはラストの肩透かしも併せて「何だこりゃ?」でしょう。
『セブン』もそうでしたが、「人が変わる瞬間」をテーマに撮ってる監督なんでしょうか。『セブン』の時は主人公が悪い方に「変わって」しまいましたが、今作は表向き成功者だが、その実人生を欝々と過ごすだけの壮年の男が、心を開き、他人を受け入れようとすることで良い方に「変わって」いく様子を描いています。
とはいえこの変化の起こし方が強引で、ショック療法?と思うような、一歩間違ったら殺してたろ…と思うようなやり方なので、見た人なら誰もが一度は考えたであろう「ゲームと思ってたら実は犯罪に巻き込まれてた」という王道パターンにした方が、兄改心で万々歳のハッピーエンドになり、ラストの収まりは良かったんではないかと…
もしくはラストをハッピーエンドにせず、弟銃殺、兄も投身自殺で終わってれば、「今までのは全部ゲームでした」という流れからの衝撃は大きかった気がします(※追記:元の脚本では主人公が俳優を本当に殺してしまい、絶望して自殺するエンドだったのを、監督がハッピーエンドに書き換えたそうです)。何なら最後のパーティのシーンなんか、主人公ニコラスが死にかけで見ていた夢でした、とか。
でも前作『セブン』が善⇒悪の絶望エンドだったので、また絶望エンドにするのは嫌だったのかも。弟は悪⇒改心⇒兄に銃殺される、兄は悪⇒改心からの⇒自殺じゃテーマ的にも微妙だし。でもストーリー展開的にはそっちの方が納得できたし、映画的にもその方が記憶に残ったと思うなぁ。
正直「本当は兄弟共に死んでバッドエンドだったのを、あまりにもなので後でラストだけ書き換えたのでは?」とちょっと疑いました(※追記:マジで書き換えてました。『アナと雪の女王』で王子の性格急変したなと思ったら、当初エルサが悪役だったのを"Let It Go"が良すぎて急遽王子に変更したんだってよ。って話を聞いた時と同じくらい納得した)。
映画は無理矢理でもハッピーエンドの方が良い!って人にはこのエンドで正解なのかもしれませんが、結構無理やり感強いです。
しかし、ニコラスよくあれでマジギレせずに改心したね。アメリカってショッピングモールとかで突然プロポーズとか、突然皆で演奏始めるフラッシュモブ?とかやってるし、結構そういうヤバイことされても耐性凄いんでしょうか。ハートがどんだけマッチョだったらあれ許せるんでしょう。
自分まだまだ修行が足りないんで、もし誕生日にあの祝われ方したら、絶対あの場の数人の四肢ポキポキしますね(爽やかな笑顔)。
福音書がどうたらって話からのマリア様型のビン(?)、父の死の真相、何度か挿入される主人公の過去の記憶等々、だいぶ思わせぶりな伏線張ってきますが、特に回収はされません。ていうかあからさまに伏線ですよ感を出して、実は伏線ですらなかった…ってことなのか?
父の死については「何故自殺したか」は重要ではなく、それまで父のことに関心すら持っていなかった主人公が「ゲーム」を通じて始めて「父が何故自殺したか」を始め父のことに興味を持つ、その心境の変化が重要ということで、わからなくはないんですが…
最後に主人公が、弟を殺した(と思った)銃(偽物)を手に持っていたにも関わらず父と同じ投身自殺という手段を取ったのが、主人公が死なないなら何の意味もないというか…見てる側に何の感慨もないので、伏線っぽいやつらは本当に意味不明というか、単に見てる側を騙すためにそれっぽく配置しただけなんですかね。低評価の人達はこの「思わせぶりな伏線っぽいやつら」がガッカリに繋がったんじゃないかなぁ。
ラストが肩透かしでも無理やりでも、とにかくハッピーエンドが見たい!我こそはハピエン厨!!という人にはお勧め。それ以外の人は、稀に見るスピード展開なので一度は見てみても良いと思いますが、何度も見たいと思うような作品ではないかも。
欝エンドでも良いなら、流石に伝説になってるだけあって『セブン』の方がオススメです。
もし自分ならと考えると…。マイケル・ダグラスは大人だなぁ。
父親が自殺した年齢と同じ48歳の誕生日を迎えた資産家ニコラスが、謎のゲームに巻き込まれていく様を描くサスペンス・スリラー。
監督は『エイリアン3』『セブン』の、名匠デビッド・フィンチャー。
主人公ニコラス・ヴァン・オートンを演じるのは『ブラック・レイン』『氷の微笑』の、レジェンド俳優マイケル・ダグラス。
主人公の弟コンラッド・ヴァン・オートンを演じるのは『俺たちは天使じゃない』『カリートの道』の、後のオスカー俳優ショーン・ペン。
映画はある裕福そうな家庭のホームビデオから始まる。
この映像は流石デヴィッド・フィンチャーというしかない洗練されたカッコ良さ。
内容はなんて事のない誕生日パーティーの様子なのだが、得も言われぬ不穏な雰囲気を放っている。
また、その後の映画の展開を暗示するかのようなピエロ、そしてプールへ突き落とされるシーンがさりげなく挿入されているところもスマート。
弟のコンラッドに誘われるまま、CRSという会社に出向き謎のテストを受けるマイケル・ダグラス。
この会社の従業員の客を舐めている態度とか、テストの内容の不気味さが、観客の興味を誘発するよううまく機能している。
そして、帰宅したマイケル・ダグラスの前に、投身自殺した父親を思い出させるように、ピエロの人形が置いてある。その口には謎の鍵が…。
いや、ここまでは完璧。これとんでもない傑作なんじゃないの?と思っていたのだが、ここから映画の勢いが失速。
観客の不安を煽るスリラーがなくなり、B級のアクション映画の様な内容に落ちていく。
マイケル・ダグラスがこの映画の脚本を絶賛したらしいが、それ程のものだろうか…?
確かにクライマックスは気になるし、最後の最後で飛び降りたマイケル・ダグラスにはあっ!と思ったりもしたが、肩透かしなオチにはがっかり😞
大体、マイケル・ダグラスが大人だったから良かったものの、こんなん普通の人ならブチ切れて弟に絶縁状を突きつけるわっ!!
家はボロボロ。薬を飲まされてメキシコに放置。挙げ句はビルから突き落とされる予定だったって…。
いくらなんでも酷すぎる。今の時代、YouTubeに上げたら炎上待ったなし。
過去に囚われた自分の死と、新たなる自分の誕生を描いているのだろうが、ちょっと奇抜なことをやりすぎてしまっているかな。
雰囲気は良いんだけどねぇ…。
金のかかるゲーム
一体どこまでがゲームなんだ?と思わせる絶妙な脚本。役者の演技も素晴らしかった。言ってみれば、ハリウッド版「どっきりカメラ」風であり、最初からネタバレ気味に進み、一体仕掛け人は幾ら金を注ぎ込んでいるんだ?とそちらの心配ばかりしてしまった。主人公ニコラスは多分苦労知らずのまま育ったのではないかと思わせるほどの資産家・・・株ばかりで儲けていると他人が自分をどう評価しているのかがわからなくなるようだ。金がかかってるゲームなんだから「気付けよ」という気持ちしか起こらなかった。
完全に騙されたという評価が多かったので、もっと大きなどんでん返しが起こるのかと思っていたのだが、それ以上はなかったようだ。例えば、最後はニコラスの演技であって相手を陥れる罠だったとか、実は父が生きていて彼が仕組んだゲームだったとか・・・
"White Rabbit"
中盤とエンディングロールにJefferson Airplaneを流すセンスの良さ。
ちょこちょこと場面を掻っ攫う存在感を醸し出すナイスな役柄のS・ペン。
観ている側も何を信じて良いのやら掌で踊らされた感覚に陥るような!?
壮大なスケールで描く"ドッキリ!マル秘報告〜"って古いか。
ラストに向かうに連れて面白さも増してくるがそこまでのテンポが悪いようにも感じ少し長いかな。
"L・マンズ"が出ていたのにビックリした!!
計画上出来ても実行は出来もしないことを簡単に出来ることにされても
総合50点 ( ストーリー:30点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
わけのわからない何かのゲームに参加すると、主人公の行動は全て予測され雁字搦めに搦め捕られていく。一体どれだけ完璧な何かがいればここまで完璧なことを出来るのか。そして最高に幸せな人とか素晴らしい人柄だとは言わないまでも、成功した投資銀行家の彼は何故このような目にあうのか。
私は最初は宇宙人か悪魔のような存在が背後でこの行動をしているおちなのかとすら思った。それほどの存在でないとこの行動の理由が説明できない。主人公の周囲にいる知人・同僚・家族・友人といった演技の素人たちが彼を騙すために何故か一致団結して情報漏れ一つなくみんなが疑われることのない失敗1つない完璧な演技をして、仕掛ける側が完璧な仕掛けをして、さらに主人公が完璧にその筋書き通りに動いた場合のみにやっと成功する話なのに、それが当然のように成功する。
この作品の前後に制作されたデビッド・フィンチャー監督の他の作品の『セブン』も『ファイトクラブ』も同様なのだが、彼は物語の最後のおちを作るためにはそこにたどり着くまでの過程を重視しない傾向がある。実際にどうやったらそんな計画が遂行出来るのかなんてことは考えないから、凄い行動をどうやって実行したのかを作品中で種明かしして見せようと最初から考えもしない。彼が「これは出来たことにする」と考えれば、それが現実に出来ないことでも出来たことになってしまう。不合理なことが起きたとしても、結末を見せるためにはその途中での不合理なことは当然のこととして起きて結末へと流れをつくる。突飛なことや計算外のことや失敗は何一つ起きないというあり得ないことが出来てしまうのが前提である。だから私は最初はこんなことをするのは宇宙人か悪魔のような、何か人ではないものと思った。
そのため私のようにこの背景には何がどうなっているのかを理論的に考えて物語の流れや背景を推察しようとする人にとって、実際には出来もしないことをさらっと出来たことにされると呆れてしまう。もし主人公が想定外の行動をして、用意されたものではなく本物の銃を実際にどこかで手に入れて誰かを撃ったり自殺でもしたらどうするつもりだったんだろうね。
でも絶対に主人公は筋書き通りに動くのだろうし、何の失敗も問題もなくゲームは終了すると最初から作品内では予定調和で決まってんだろう。そしてこれで素晴らしいおちのある脚本が出来て観客を騙せたと思ってんだろう。だがこんこなとが出来るのが前提ならばどんな脚本だって書ける。馬鹿馬鹿しい。演技・演出は悪くないしそのような途中の緊迫感を楽しむ話なのだろうが、結末のおちがわかったときにこのご都合主義の展開にはいらいらした。
これは予測できないわ、、、
とりあえずハッピーエンドみたいでよかったけど、、
う〜んまあ腑に落ちないかなあ
個人的にはなにを信じていいか分からなくなるオチを期待してた
あんなん誕生日サプライズだとしても嫌だわ
ブチ切れるわ
ショーンペンはかっこいいねやっぱり
キング・オブ・肩透かし
これでいいのかフィンチャーよ?
ハッピーエンドにしては中途半端過ぎるし
ドッキリにしてはやり過ぎだ。
どう考えてももう一捻り必要な展開だろう。
引っ張るだけ引っ張っておいて
オチがただのイタズラでした?
コレを言ったら元も子もないのは
わかった上での発言だが、
いくらなんでも度が過ぎる。
こんな事をして笑っていられる
登場人物全員、気が触れているに違いない。
しかも兄貴がそこまでしなければ
ならないようなイヤな奴という
描写が余りにも少ない。
説得力がないのだ。
途中まではまぁまぁ面白かったのに
最後の最後で映画史上最大の肩透かし展開。
衝撃のラストとはこのことだ。
面白かった
良い作品。
緊張感ありつつ、どうなっていくんだろう、
とドキドキするような展開。
ところどころ、疑問を持つ展開がありつつも、最後にはホッとできる。
こういうどんでん返し?もいいですな。
ラストの裏切り
物語としてはありえない話ではありますが、生を奮い立たせる呼び水として過酷なゲームがあったんだと考えれば、自分の生き方にも応用ができそうです。ラストは、観客をもて遊んでますね。まさかのハッピーエンドですし。
主人公がビルから転落していくシーンは、これぞ破壊のフィンチャーフィルム。美しすぎて息をのみます。
フィンチャー監督初期の隠れた名作
デヴィッド・フィンチャーが「セブン」の次に手がけたサスペンスですが、当時の作風っぽく、全体的に暗い印象です。でもそれがラストの結末によりインパクトを与えているのかも知れません。
もしこんな会社が本当に存在していたらと思うと怖いような凄いような…。
最後に弟(ペン)が切っていた小切手の額幾ら位なんだろう(汗)。
この映画を人に勧めるとしたら、まったく予備知識なしで、「怖いサスペンスだけど面白いよ」といいたいです。ネタバレは厳禁なので。
人によってはあの結末に「ふざけんなっ!」って怒るかもしれませんが、私は「(いい意味で)マジで~~!!?」でした。
有り得ない設定って嫌いじゃないけど
好きなタイプの話なはずなのになんだかもやもやする不思議な作品w
ちょっと中弛みはしたものの、話としては面白かったと思います。主人公もトラウマを克服できたことで優しくなれて本当に良かった。
ただ作中でネタばらしをし始めてから急に置いてきぼりにされた感があって、
多分もやもやの正体はうまくいえないんですがあの会社に対する不信感なんだと思いますw
善意からやっている会社だろうし、ああでもしなきゃ人生観が変わらない人たちの人生をより良くしているんだから、料金がかかったってお客さんとのギブアンドテイクも成立してるし、文句のつけようがないんですが、
会社の人全員があまりにも自分の感情がなく仕事に徹しすぎているので、
ネタばらしのあとの拍手のON/OFFの切り替えの早さが逆に怖いというか、
何日もあんな大人数が動いているにも関わらず(しかも仕事の内容が内容だし)ただの1人もヘマの1つしないなんてプロというより機械のような感じがして。
それにやっぱりいくらなんでも荒療治すぎるw
人間はロボットじゃないからそんなに計算通り思い通りにはならないし、
あんだけ精神的に追い詰めたら成功する前に自殺するような人もいたっておかしくない。
そういうのを防ぐためのあの緻密なテストなんでしょうけどそれを「絶対」にして、
あんなにでかい組織にまでしたところにすごく危うさを感じるので(しかも社員が人を相手の商売で完全に割り切れるくらい教育してる)やっぱりすごいブラックだなと思ってしまうのですw
だからおめでとう!ありがとう!ハッピーエンド!って感じがちょっと薄気味悪くて
いい話なのにもやもやが残ってしまいました。
ただ私はあのゲームやってみたいですw
まったく、金持ちの道楽ってやつは・・・・
世の成功を全て手に入れた金持ちが経験する、サスペンス。最期の最期に大どんでん返しがあり、あっと言わせてくれます。ただ、途中の展開は少しダラダラしていて退屈です。マイケルダグラスはいい味出してるんですが、ショーンペンが少し印象薄いです。この人は最近はプロデュサーの方が多いみたいで役者はとしての出演は減ってるのですが私の好きな役者です。もっと頑張ってほしかった。
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