ゲームのレビュー・感想・評価
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金のかかるゲーム
一体どこまでがゲームなんだ?と思わせる絶妙な脚本。役者の演技も素晴らしかった。言ってみれば、ハリウッド版「どっきりカメラ」風であり、最初からネタバレ気味に進み、一体仕掛け人は幾ら金を注ぎ込んでいるんだ?とそちらの心配ばかりしてしまった。主人公ニコラスは多分苦労知らずのまま育ったのではないかと思わせるほどの資産家・・・株ばかりで儲けていると他人が自分をどう評価しているのかがわからなくなるようだ。金がかかってるゲームなんだから「気付けよ」という気持ちしか起こらなかった。
完全に騙されたという評価が多かったので、もっと大きなどんでん返しが起こるのかと思っていたのだが、それ以上はなかったようだ。例えば、最後はニコラスの演技であって相手を陥れる罠だったとか、実は父が生きていて彼が仕組んだゲームだったとか・・・
"White Rabbit"
中盤とエンディングロールにJefferson Airplaneを流すセンスの良さ。
ちょこちょこと場面を掻っ攫う存在感を醸し出すナイスな役柄のS・ペン。
観ている側も何を信じて良いのやら掌で踊らされた感覚に陥るような!?
壮大なスケールで描く"ドッキリ!マル秘報告〜"って古いか。
ラストに向かうに連れて面白さも増してくるがそこまでのテンポが悪いようにも感じ少し長いかな。
"L・マンズ"が出ていたのにビックリした!!
計画上出来ても実行は出来もしないことを簡単に出来ることにされても
総合50点 ( ストーリー:30点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
わけのわからない何かのゲームに参加すると、主人公の行動は全て予測され雁字搦めに搦め捕られていく。一体どれだけ完璧な何かがいればここまで完璧なことを出来るのか。そして最高に幸せな人とか素晴らしい人柄だとは言わないまでも、成功した投資銀行家の彼は何故このような目にあうのか。
私は最初は宇宙人か悪魔のような存在が背後でこの行動をしているおちなのかとすら思った。それほどの存在でないとこの行動の理由が説明できない。主人公の周囲にいる知人・同僚・家族・友人といった演技の素人たちが彼を騙すために何故か一致団結して情報漏れ一つなくみんなが疑われることのない失敗1つない完璧な演技をして、仕掛ける側が完璧な仕掛けをして、さらに主人公が完璧にその筋書き通りに動いた場合のみにやっと成功する話なのに、それが当然のように成功する。
この作品の前後に制作されたデビッド・フィンチャー監督の他の作品の『セブン』も『ファイトクラブ』も同様なのだが、彼は物語の最後のおちを作るためにはそこにたどり着くまでの過程を重視しない傾向がある。実際にどうやったらそんな計画が遂行出来るのかなんてことは考えないから、凄い行動をどうやって実行したのかを作品中で種明かしして見せようと最初から考えもしない。彼が「これは出来たことにする」と考えれば、それが現実に出来ないことでも出来たことになってしまう。不合理なことが起きたとしても、結末を見せるためにはその途中での不合理なことは当然のこととして起きて結末へと流れをつくる。突飛なことや計算外のことや失敗は何一つ起きないというあり得ないことが出来てしまうのが前提である。だから私は最初はこんなことをするのは宇宙人か悪魔のような、何か人ではないものと思った。
そのため私のようにこの背景には何がどうなっているのかを理論的に考えて物語の流れや背景を推察しようとする人にとって、実際には出来もしないことをさらっと出来たことにされると呆れてしまう。もし主人公が想定外の行動をして、用意されたものではなく本物の銃を実際にどこかで手に入れて誰かを撃ったり自殺でもしたらどうするつもりだったんだろうね。
でも絶対に主人公は筋書き通りに動くのだろうし、何の失敗も問題もなくゲームは終了すると最初から作品内では予定調和で決まってんだろう。そしてこれで素晴らしいおちのある脚本が出来て観客を騙せたと思ってんだろう。だがこんこなとが出来るのが前提ならばどんな脚本だって書ける。馬鹿馬鹿しい。演技・演出は悪くないしそのような途中の緊迫感を楽しむ話なのだろうが、結末のおちがわかったときにこのご都合主義の展開にはいらいらした。
これは予測できないわ、、、
とりあえずハッピーエンドみたいでよかったけど、、
う〜んまあ腑に落ちないかなあ
個人的にはなにを信じていいか分からなくなるオチを期待してた
あんなん誕生日サプライズだとしても嫌だわ
ブチ切れるわ
ショーンペンはかっこいいねやっぱり
キング・オブ・肩透かし
これでいいのかフィンチャーよ?
ハッピーエンドにしては中途半端過ぎるし
ドッキリにしてはやり過ぎだ。
どう考えてももう一捻り必要な展開だろう。
引っ張るだけ引っ張っておいて
オチがただのイタズラでした?
コレを言ったら元も子もないのは
わかった上での発言だが、
いくらなんでも度が過ぎる。
こんな事をして笑っていられる
登場人物全員、気が触れているに違いない。
しかも兄貴がそこまでしなければ
ならないようなイヤな奴という
描写が余りにも少ない。
説得力がないのだ。
途中まではまぁまぁ面白かったのに
最後の最後で映画史上最大の肩透かし展開。
衝撃のラストとはこのことだ。
面白かった
良い作品。
緊張感ありつつ、どうなっていくんだろう、
とドキドキするような展開。
ところどころ、疑問を持つ展開がありつつも、最後にはホッとできる。
こういうどんでん返し?もいいですな。
ラストの裏切り
物語としてはありえない話ではありますが、生を奮い立たせる呼び水として過酷なゲームがあったんだと考えれば、自分の生き方にも応用ができそうです。ラストは、観客をもて遊んでますね。まさかのハッピーエンドですし。
主人公がビルから転落していくシーンは、これぞ破壊のフィンチャーフィルム。美しすぎて息をのみます。
フィンチャー監督初期の隠れた名作
デヴィッド・フィンチャーが「セブン」の次に手がけたサスペンスですが、当時の作風っぽく、全体的に暗い印象です。でもそれがラストの結末によりインパクトを与えているのかも知れません。
もしこんな会社が本当に存在していたらと思うと怖いような凄いような…。
最後に弟(ペン)が切っていた小切手の額幾ら位なんだろう(汗)。
この映画を人に勧めるとしたら、まったく予備知識なしで、「怖いサスペンスだけど面白いよ」といいたいです。ネタバレは厳禁なので。
人によってはあの結末に「ふざけんなっ!」って怒るかもしれませんが、私は「(いい意味で)マジで~~!!?」でした。
有り得ない設定って嫌いじゃないけど
好きなタイプの話なはずなのになんだかもやもやする不思議な作品w
ちょっと中弛みはしたものの、話としては面白かったと思います。主人公もトラウマを克服できたことで優しくなれて本当に良かった。
ただ作中でネタばらしをし始めてから急に置いてきぼりにされた感があって、
多分もやもやの正体はうまくいえないんですがあの会社に対する不信感なんだと思いますw
善意からやっている会社だろうし、ああでもしなきゃ人生観が変わらない人たちの人生をより良くしているんだから、料金がかかったってお客さんとのギブアンドテイクも成立してるし、文句のつけようがないんですが、
会社の人全員があまりにも自分の感情がなく仕事に徹しすぎているので、
ネタばらしのあとの拍手のON/OFFの切り替えの早さが逆に怖いというか、
何日もあんな大人数が動いているにも関わらず(しかも仕事の内容が内容だし)ただの1人もヘマの1つしないなんてプロというより機械のような感じがして。
それにやっぱりいくらなんでも荒療治すぎるw
人間はロボットじゃないからそんなに計算通り思い通りにはならないし、
あんだけ精神的に追い詰めたら成功する前に自殺するような人もいたっておかしくない。
そういうのを防ぐためのあの緻密なテストなんでしょうけどそれを「絶対」にして、
あんなにでかい組織にまでしたところにすごく危うさを感じるので(しかも社員が人を相手の商売で完全に割り切れるくらい教育してる)やっぱりすごいブラックだなと思ってしまうのですw
だからおめでとう!ありがとう!ハッピーエンド!って感じがちょっと薄気味悪くて
いい話なのにもやもやが残ってしまいました。
ただ私はあのゲームやってみたいですw
まったく、金持ちの道楽ってやつは・・・・
世の成功を全て手に入れた金持ちが経験する、サスペンス。最期の最期に大どんでん返しがあり、あっと言わせてくれます。ただ、途中の展開は少しダラダラしていて退屈です。マイケルダグラスはいい味出してるんですが、ショーンペンが少し印象薄いです。この人は最近はプロデュサーの方が多いみたいで役者はとしての出演は減ってるのですが私の好きな役者です。もっと頑張ってほしかった。
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