ゲームのレビュー・感想・評価
全35件中、1~20件目を表示
ちょっとやり過ぎたかな
現実なのかゲームなのか?
それが延々と続き最終的には本当に大切なものが何かという着地地点。
アクションを見せさされてるようなシーンが多く物語が面白いとは感じませんでした。
ゲームというか
超リアル悪質サプライズ
弟の勧めで始まったゲーム
ゲームの度を越え、財産を失い、命までも危険に晒される。
だが蓋を開ければ主人公が関わった全ての一般人が仕掛人の壮大過ぎるドッキリ。
どんでん返し系とは聞いてたけど、ハッピーエンドに転がるとは予想できなかったな。
良く出来た映画だけど、個人的にはあんまり好きじゃないかも。
デスゲーム感満載のパッケージからは予想できない話
「壮大なドッキリ番組みたい」と思ってたら最後マジでびっくり笑。最後ニコラスがコンラッドを撃って、飛び降りするとこまで読めてた演出はすごい。
大量の役者、大規模なセットや演出、とんでもない金額だろうなー。大金を兄を改心させるために注ぎ込んだニコラスが優しい。最終的にニコラスを善い人間にさせることが出来たからドッキリ大成功。
最後ニコラスが役者たちと仲良く談笑してたけど、自分だったらあんなに早く立ち直れないと思う。「まだドッキリが続くんじゃないか」とビクビクしそう。
デスゲーム感満載のパッケージからは予想できない、ほっこりする話では意表を突かれた。
割り切ってみることが大事
有名なので存在は知っていたがなかなか見る機会がなかった。ティム・ロスが出ている方の「ゲーム」という映画があるが、それ見るよりもこっちの方が有意義な時間を過ごせそうだからこっちを見た。
序盤はホラーかと思うくらい怖かった。人形苦手、、
目が離せないくらい色々なことが起こって面白かった。
弟役がショーン・ペンなのに序盤しか出てこなかったから、絶対弟が何か知ってると思った。
でも洞察力は皆無なので「え、狂った?」「え、死んだ?」とか普通に騙されて展開を楽しめた。
デスエンドは不完全燃焼だったからラストには満足!主人公が少しも怒ってないところにはびっくりだが、まぁハッピーエンドということで良かった。
全てがうまくいきすぎなのはまぁ映画だからヨシ。
お会計いくらだったんだろー!
【”且つて、私は盲目であったが今は見える。ヨハネ第9条25節。”傲岸不遜な社会的に成功した経営者に仕掛けられたゲームの真意。今作は、脳内フル回転で見るサスペンススリラー映画である。】
■投資銀行を経営する大富豪のニコラス(マイケル・ダグラス)は、48歳の誕生日に疎遠だった弟のコンラッド(ショーン・ペン)と再会する。
コンラッドからのプレゼントで、ニコラスはCRSという会社が提供するゲームに参加することになる。
だが、その時から彼の周りで不可解な出来事が続発する。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・デヴィッド・フィンチャー監督作品は今作と「ゾディアック」のみ未観賞であったので、観賞。
結論から言うと、サスペンスミステリーに兄弟愛を絡ませた逸品である。
・ニコラスを演じるマイケル・ダグラスは映画の最初から、笑顔が無く非人間的に金を右から左に動かすことで巨万の富を築いているが、彼の大邸宅にはお手伝いが一人だけ。
妻だったエリザべスとは、理由は明確に描かれないが離婚している。
・そんなニコラスが、寂しさも有ったのだろうが、コンラッドからの贈り物”CRSという会社が提供するゲーム”に徐々に嵌って行く。
■ニコラスは自身と同じ48歳で、父を飛び降り自殺で失っていた。その事がトラウマになっている。この伏線がラストに効いてくるのである。実に上手い作品構成である。
・ニコラスは、CRSに入会してから、”人生が一変するような素晴らしい体験が出来る!”という謳い文句とは裏腹に、生命を脅かされるような出来事に直面していく。
ー 謎の女クリスティーンにレストランで、ワインを掛けられたり、果ては乗ったタクシーのお運転手が途中で脱出し、自身は川の中に投げ出されるシーン。ー
・そして、クリスティーンに盛られた眠る薬で、目覚めたらメキシコの墓の中。
ー 分かりやすいが、このシーンでそれまでの傲岸不遜なニコラスは死に、人間性在る男に生き返る事を示している。-
■漸くアメリカに戻ったニコラスは、投資に失敗し、馘首した男に詫び、元妻エリザべスにも自身が如何に家庭を顧みなかった事を、素直に詫びるのである。
<ラストの展開は(私の予想通りであったが)、ニコラスは弟のコンラッドを銃で撃ち、父と同じようにビルから身を投じる。
だが、全ては兄を想う弟のコンラッドが、CRSに依頼した”ゲーム”の仕掛けであった事が分かるシーンは少し沁みる。
そして、人間性を取り戻したニコラスは父を亡くしたトラウマを克服し、自身を欺いて来たクリスティーンに本名(クレア)を聞き、”珈琲を飲まないか?”と語りかけるのである。
今作は、デヴィッド・フィンチャー監督ならではの、練りに練った構成と共に、見応えがあるサスペンスミステリー&ヒューマンドラマなのである。>
衝撃のラスト
流石にやり過ぎではないかと思う。現実で海に車ごと落ちたり、家の中イタズラされたりしたら大問題になるしあんな都合よくならないでしょとしか思わなかった。
(映画だからしょうがないけど)
人生変わる体験ってあんなことされたらそうなるよ。笑
ラストいきなりお誕生日おめでとうドッキリ大成功言われても今まで見せられたものは何って感じ。ある意味衝撃のラストだった。
観る者をバカにした映画
「映画」としては前半の緊迫感や理不尽に振り回される地獄めぐり。後半のマイケルダグラスの覚醒には興奮させられたので非常に良かった。
が、物語としての率直な感想は「ふざけんな」だ。
映画にはどんでん返しが溢れ、バッドエンドの傑作であるセブンを撮った後、フィンチャーはバッドエンドのどんでん返しをしてそれらを皮肉り新たな映画を目指したのは言うまでもないが。私個人として求めていた結果ではなかった。
やっぱり飛び降りで終わるべきであっただろうと強く思う。
気持ちよく終わろうとした結果、非常に気持ち悪くて嫌味でな結末となる。そう考えるとやはりフィンチャーの狙い通りになってしまったのか。その事実にすら腹が立ってくる。
観た映画が多くなるにつれ映画に踊らされる感覚は少なくなり、良く言うと「読めてくる」悪く言うと「冷笑した視点」で展開を眺めるだけになってきてしまっていることには自身でも辟易していったところはあったため、そういった意味では新鮮に結末を見届けることはできたが。
んーやっぱりスッキリできない!
映画としては良いのかもしれんが!
観る人の映画に求めていることや性格によってラストの感想、ひいては映画全体の感想が大きく変わる映画。
念には念を
ドッキリもここまでくると腹立たないか?
誰も信用出来なくなるし。
いつまでも続くこの悪夢。
最後、どうやって着地するのか。
それだけを知りたくて…って主人公と一緒だ(笑)
これが実は本当に悪の組織がバックにいて、全てを騙し取られたとしたら…想像するだけで怖い怖い。
飛び降り失敗したら死ぬじゃん!とも。
や、もう、疲れた。
でも、割と楽しめた。
古い作品だったけど、しっかり作り込まれてる感じ。
前半は良かったが終盤の展開は微妙
デビッド・フィンチャー監督作品は何作か観ていますが、私個人の評価としては「めっちゃ面白い作品と微妙な作品が半々」って感じの映画監督です。『ソーシャル・ネットワーク』『ファイトクラブ』はめちゃくちゃ面白く感じましたが、『セブン』『ゴーンガール』は私には今一つでした。ただ、世間的な評価を見ると、私には今一つだった作品でもかなり高評価を受けている印象がありますので、単純に相性の問題なんですかね。
そんな私が本作を観た感想ですが、「前半はめちゃくちゃ面白かったのに終盤で一気に失速した」って感じですね。今まで私が鑑賞したデビッド・フィンチャー監督作品の中では一番つまらなかったかもしれない。
前半はハラハラドキドキの展開で目が離せないんですけど、後半に行くにつれてどんどん微妙になっていき、ラストのオチには思わず「は?」と言ってしまうほどに呆れました。なーにが「ラストの衝撃。緊張度120%」だよ。オチが下らな過ぎて確かに衝撃だったよ。監督の前作『セブン』のオチは胸糞悪くて嫌いだけど、納得できるラストでした。それに引き換え、本作はかなり強引にハッピーエンドに持って行った感じがあってただただ嫌いです。このオチが無ければ、私の評価は全く違ったものになっていたと思います。
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投資家として大成功をおさめ、裕福な生活を送るニコラス(マイケル・ダグラス)。離婚を経験してからは、孤独で寂しい生活を送っていた。彼の48歳の誕生日に、弟のコンラッドからCRSという会社が実施する「ゲーム」への招待状を貰う。弟の強い勧めと好奇心から、内容も分からない「ゲーム」へ参加することを決めたニコラスだったが、ゲームに参加した直後から、彼の周りでは不可解な事件が頻発するようになった……。
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先述の通り、前半はめちゃくちゃ面白かったんです。
弟の誘いでゲームに参加したニコラスが、次々に不可解な事件に巻き込まれていく。自宅にピエロの人形が届いたと思ったら、テレビで流れていたニュースのキャスターがニコラスに向かって話しかける。とんでもないゲームに首を突っ込んでしまったと自覚するニコラスを観て、観客の我々にも凄まじい緊迫感が走ります。このシーンは本当に良かった。
中盤からニコラスの周りで立て続けに不可解な事件が起こるようになり、周りの人に疑心暗鬼になってきます。このシーンもそれなりに楽しく鑑賞できました。ところどころ見せ場が用意されているのでつまらなくはなかったですが、特に謎が解明されたりストーリーが進むわけでもないし、アクションシーンも地味で目新しさもありませんでした。
終盤のシーンは完全に蛇足です。繰り返される「実はこうでした」というどんでん返しのバーゲンセール。全く伏線も無いのでどんでん返しされても爽快感はありませんし、ストーリー全体の「いくらなんでも出来過ぎてる(上手くいき過ぎてる)」感が強くて楽しめませんでした。ニコラスが取り乱してクリスティーンの制止も聞かずにコンラッドを銃殺してバッドエンドって展開が一番綺麗に纏まった良いストーリーだったと思いますね。最後に無理やりハッピーエンドにした感じが凄い嫌でした。『セブン』であんな胸糞悪いエンディングを撮った監督とは思えないくらい、強引なハッピーエンド展開で完全に白けました。断言しますけど、コンラッド銃殺以降のシーンは全部蛇足です。
前半あんなに面白かったのに、なんでこんなに残念な結果になっちゃったんだろう。勿体ない作品でした。
度を越えたゲームのラストに満足いくか
どんでん返し系で有名であった為ようやく鑑賞 25年前の作品とは思えない程の良作だった
小気味よくハラハラさせて読みを外してくる展開が良い
父親のトラウマと、大金持ちで性格の悪さを正すために仕掛けられたゲームだが、金も家もすべて失い、偽装の死も経験し、縛られた父親との思い出を少しずつ解き、最後には同じように飛び降りですべてをリセットするという脚本と演出はいいが、これが弟からの誕生日プレゼントというオチで満足できるか好みが割れそう
もっとスカッと気持ちよく見終えれたらさらに満足度高かった
CRS
ポスターの見た目から、かなり警戒して観始めましたが、おどろおどろしさは無く、主人公( マイケル・ダグラス )の行く末が気になりラスト迄鑑賞。
請求書の金額 💰…想像もつきません。。
テレ東を録画にて鑑賞 (吹替版)
人生における成功や幸せについて深く考えさせられる衝撃的なサスペンス映画です。
金銭面では人生を成功したといえるが何かが足りない・・・
そんな兄に、弟から「ゲーム」への招待状を誕生日プレゼントとして送ったことから、不思議で奇妙な日々が始まるというストーリーです。
どこまでが日常で、どこからゲームなのか?
これはフェイクなのか?リアルなのか?
展開の早さと変化の落差に様々な感情が湧き起こるような、
ハラハラわくわくする内容に大満足です。
ラストシーンは、大どんでん返しで、きっと、皆、びっくりします。
本当の幸せ、成功とは?
考えさせられる深い映画です。
予想していない展開の展開
この映画を見たほとんどの人は、もう誰も信じれなくなるだろう。
最悪で最高な誕生日。
ここまで、度が過ぎるとちょっと喜べない。少なくとも、私にしてほしく無い。
こんな誕生日プレゼントは嫌だ
こんな誕生日プレゼントは嫌だの決定版。
結末を知って観ると、間伸びしてる感じはあるけど、
ゲームなのか?リアルなのか?の間で
息も付けない展開はさすが。
観てる方も脳を揺さぶられる。
ただ、かなりニコラスは器がデカい。
自分ならブチギレて全員解雇して縁を切ります。
「ハハハ誕生日おめでとう!」じゃねぇよ!
Netflixで再鑑賞。結末はいかに笑
公開当時も観て最後のどんでん返しだけ覚えていたのですが笑
それでも面白かった。
(ラストを知らなければもっと良かったと思うが)
ただ主人公が『ゲーム』によって具体的にどう心の変化が起きたのかが描写不足で内容を覚えていなかったが、それでもストーリーの先行きが見えないサスペンスは流石のフィンチャー。
ちょっとこれは受け入れ難い
『セブン』の次ということでこちらの期待値が上がっていたことを割り引いても、これはダメでしょ。実は…ならまだしも、これはシャレにならないと激怒して然るべき事項。というわけで代わりに私がプンスカしてしまった、劇場公開時鑑賞作品。
ああ、『セブン』一発屋で終わるのかと心配した。
こわいこわいこわい!
まず、絶対映画館じゃみれない!地上波で放送してくれてよかった。でも映画館で観たかったかもしれないと背反する気持ち。
こわいし、疲れるし、めちゃくちゃ停止しながらみた。
金持ちの参加するゲームかあ、有り金全部擦られるんやろなあと思ってたら、それ以上に不可解なゲームが続いて、金をとられる以上の理不尽が続く。
財産無しになったところは読みが当たったなんて思えない、気味悪いゲームはなんのためにあるんだと疑問がいっぱい。
屋上シーンも、鬼気迫る
悲しくて、理不尽で、どうしようもなくて、ここが一番つらくて、みるの後悔…みるのも嫌になる…
あまりにもつまらない映画は終わりが10分だろうと視聴止める派だけど、
主人公のさいごを見届けようと視聴続けたら、、そうか、なるほど…
いや、このオチ迎えても…不快感消えないし人間不信になるんだけど…
酒飲んで盛り上がれないよ…
ゲーム経験者の2人のおじさまもこんな目にあったのかな?あったけど良い体験だったと言ってるから
金持ちの余裕なのだろうか…こえ〜
スリルと不快さと不可解さなど言い表せないたくさんのドキドキとハラハラを感じたので5!
観てよかった、とはならないけどこれ以外の評価はつけられないって感じかな……褒めてるつもりだけど、しっくりはこない。
映画に何を求めるかで評価が変わる ※核心に触れるネタバレは纏めて最下部
ただ映画を見てハラハラドキドキしたいだけでリアリティとかどーでもいい!!って人なら間違いなくハラハラはする。いや~そこもうちょっとリアリティしっかりしてよ~~と細かいところが気になってしまう人には楽しさ半減の作品。
この陰鬱な雰囲気…暗ーい画面……すげー既視感~~!!と思ってたら、『セブン』の監督なんですね。
カラーなのに何故かセピア色にすら感じさせる、ひたすら仄暗く不気味な映像がずっと続くのは今作も同じ。電気のついた建物の中ですらほとんど薄暗く、昼間でも路地に入っていたり雨が降ってたりして、「明るさ全開」のシーンがこれでもかってほど排除されている。
何でもないシーンすら「何かありそう…」と思わせるこの撮り方。『セブン』の時にも感じたのでこの映像、雰囲気がこの監督の持ち味なのかもしれません。同じ監督と聞いて「あ~納得」と思いました。
絶望エンド一直線の『セブン』ではこれが特に素晴らしい効果を発揮しており、割と序盤、遅くとも中盤辺りで「あ、これ欝エンドや…」と(ハッピーエンドを望みつつも)気付く人がほとんどだと思うのですが、だからこそ「あ~どこかでひっくり返してくれ、頼むからせめて欝エンド回避してくれ~~~!!」と強く願い、主人公たちに肩入れし、余計に見入ってしまう。そして、その先の絶望エンドなので強烈に記憶に残るのだと思います。
対する今作『ゲーム』は、一応ラストは(納得いかない人もいると思うが)ハッピーエンドのため、あんだけハラハラさせといて何だよ!と思ってしまう人にはかなり肩透かし。
あらすじ:
主人公ニコラスは、自殺した父と同じ投資家として成功者となったものの家族を省みず、離婚して独り身になったことで余計に心を閉ざし、つまらない毎日を送っていた。そんな人生に半ば諦めの気持ちを抱いていたが、48歳の誕生日にロクデナシの弟コニーが珍しく会いに来て、金の無心かと怪しむニコラスに「ゲームをしないか」と持ち掛ける。弟はCRSというゲーム会社のカードをニコラスに渡し、自分もロンドンのCRSでゲームに参加しとても楽しんだこと、人生を楽しむことを諦めているニコラスにもゲームに参加して人生を楽しいと感じてほしいことを伝え、カードの連絡先に必ず電話するよう念押しする。テニス仲間もCRSのゲームに参加しているという話を耳にし、電話するか迷っていたニコラスだったが、ちょうど訪れた取引先の会社と同じビルにCRSのオフィスが入ったことを知り、オフィスを訪ねる。聞けば「人生の不満を埋めるようなゲームを提供している。客に合わせて体験型ゲームを作り、参加するかどうかは最初のアクションがあった後に決めれば良い」とのこと。数日後、自宅の庭に大きなピエロの人形が放置され、TVの映像までジャックされたニコラスは、徐々に投資家生命に関わるような嘘のスキャンダルや、命の危機に晒されるようになり、自分の想像以上の規模で「ゲーム」が行われていることを知る。
これ、1997年の映画かぁ~。そう考えると凄いのかも。今ここまでハラハラさせる映画撮ってる人いるかな?いたら見たい。「スリラー」と銘打っていても、次から次とハラハラさせて息をつかせないようなものって実はあまり多くない気がします。ずっとハラハラさせるといったら、アクションの方が多いのでは。
ていうかそういえば携帯普及してたんだね、1997年って。それが驚き。笑
128分とのことですが、この120分くらいの間ほとんどハラハラしっぱなしなので、見終わった後だいぶ疲れてました。何かもう、ヘロヘロ…どんだけ力入れて見てたんだ、自分。
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以下
ネタバレ
ありの
感想
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いやまず、リアリティね!!!ちょっと間違ったら死んでたろってシーンが結構あるので、正直こんなゲーム現実には絶対できないし、大がかり過ぎて無理だろwと見てる間もちょっと笑っちゃいます。
割と終盤まで「あれ?もしかしてゲームやってるつもりの奴らと本物の犯罪者とが混ざってる?」と思わせてくれるんですが、仮にこのゲーム会社が犯罪集団じゃなかったとしても普通に犯罪じゃないコレ?というようなことやってるので、「別にゲーム会社が本物の犯罪集団でもそうじゃなくても、もうどうでもイイ」という気分にさせてくれます。笑
結局は全てロクデナシから更生した弟が「兄にも幸せな人生を送ってほしい」と突然巨大な善意を発揮して雇った俳優集団の演技だった、って話なんですが、だとしたら一般人の弟の演技力やべーじゃんww
主人公48歳ですから、あまりにもショック与えたら心臓発作で死ぬ可能性もあるし、そもそもずっと会ってなかった上に今まで兄に面倒見てもらってばかりだった弟が、主人公の往診歴や健康状態なんか知るはずもなし、もし心臓弱ってたらどうするつもりだったんだろ?
人の往診歴なんかを勝手に調べ上げたんだとしたら、もはやそれが犯罪だし。
飛び降りるシーンも、ちょっとズレてたら普通に死んでたよね。あそこに落ちたのは本当にたまたまだったみたいだし。
薬盛って気絶させられた時の倒れ方も危なかったし、起きたら他国の墓にブチ込まれてるし、他国からどうやって戻ってきたの?ていうか他国までどうやって主人公の遺体(仮)運んだの?帰国途中ヒッチハイクしてたみたいだけど、乗せてくれた人も俳優?…じゃないよな。最初はバス乗ってたし。善意で乗せてくれた人がいたから良かったけど、これ途中で変な奴に殺される可能性もなくはないし、元の家に戻って来るとも限らない。ていうか警察行け!兄ちゃん戻ってこなかったら弟どうしてたんだろ?それとも一応どっかから監視してたとか…うーん。
自分だったら、よう知らん奴の前で暗証番号言わないし、警察にも自分の携帯や自宅からじゃなくせめて公衆電話からかけるか直接警察行くし、家に小遣い隠してあったなら銃も自宅のじゃなくどっかで買ってから行くし、自宅の銃を持ってくなら妙な細工されてないか確認に一発撃ってみてから行きますねえ!!
あそこまで色々やられて、あんなヌルイ対策じゃ絶対安心できないでしょ!!警戒心MAXですよね今!!
意外と冷静にシャワー浴びたりへそくり回収してたから、色々あって頭回らなくなってたって感じでもないし。敵地に討ち入りするのにあの装備はないぜ…
とにかくストーリー自体はご都合主義が半端ないので、「そんなん無理だろww」と突っ込み入れるタイミングは大量にあります。そういう意味では楽しめますが、リアリティ重視の人にはラストの肩透かしも併せて「何だこりゃ?」でしょう。
『セブン』もそうでしたが、「人が変わる瞬間」をテーマに撮ってる監督なんでしょうか。『セブン』の時は主人公が悪い方に「変わって」しまいましたが、今作は表向き成功者だが、その実人生を欝々と過ごすだけの壮年の男が、心を開き、他人を受け入れようとすることで良い方に「変わって」いく様子を描いています。
とはいえこの変化の起こし方が強引で、ショック療法?と思うような、一歩間違ったら殺してたろ…と思うようなやり方なので、見た人なら誰もが一度は考えたであろう「ゲームと思ってたら実は犯罪に巻き込まれてた」という王道パターンにした方が、兄改心で万々歳のハッピーエンドになり、ラストの収まりは良かったんではないかと…
もしくはラストをハッピーエンドにせず、弟銃殺、兄も投身自殺で終わってれば、「今までのは全部ゲームでした」という流れからの衝撃は大きかった気がします(※追記:元の脚本では主人公が俳優を本当に殺してしまい、絶望して自殺するエンドだったのを、監督がハッピーエンドに書き換えたそうです)。何なら最後のパーティのシーンなんか、主人公ニコラスが死にかけで見ていた夢でした、とか。
でも前作『セブン』が善⇒悪の絶望エンドだったので、また絶望エンドにするのは嫌だったのかも。弟は悪⇒改心⇒兄に銃殺される、兄は悪⇒改心からの⇒自殺じゃテーマ的にも微妙だし。でもストーリー展開的にはそっちの方が納得できたし、映画的にもその方が記憶に残ったと思うなぁ。
正直「本当は兄弟共に死んでバッドエンドだったのを、あまりにもなので後でラストだけ書き換えたのでは?」とちょっと疑いました(※追記:マジで書き換えてました。『アナと雪の女王』で王子の性格急変したなと思ったら、当初エルサが悪役だったのを"Let It Go"が良すぎて急遽王子に変更したんだってよ。って話を聞いた時と同じくらい納得した)。
映画は無理矢理でもハッピーエンドの方が良い!って人にはこのエンドで正解なのかもしれませんが、結構無理やり感強いです。
しかし、ニコラスよくあれでマジギレせずに改心したね。アメリカってショッピングモールとかで突然プロポーズとか、突然皆で演奏始めるフラッシュモブ?とかやってるし、結構そういうヤバイことされても耐性凄いんでしょうか。ハートがどんだけマッチョだったらあれ許せるんでしょう。
自分まだまだ修行が足りないんで、もし誕生日にあの祝われ方したら、絶対あの場の数人の四肢ポキポキしますね(爽やかな笑顔)。
福音書がどうたらって話からのマリア様型のビン(?)、父の死の真相、何度か挿入される主人公の過去の記憶等々、だいぶ思わせぶりな伏線張ってきますが、特に回収はされません。ていうかあからさまに伏線ですよ感を出して、実は伏線ですらなかった…ってことなのか?
父の死については「何故自殺したか」は重要ではなく、それまで父のことに関心すら持っていなかった主人公が「ゲーム」を通じて始めて「父が何故自殺したか」を始め父のことに興味を持つ、その心境の変化が重要ということで、わからなくはないんですが…
最後に主人公が、弟を殺した(と思った)銃(偽物)を手に持っていたにも関わらず父と同じ投身自殺という手段を取ったのが、主人公が死なないなら何の意味もないというか…見てる側に何の感慨もないので、伏線っぽいやつらは本当に意味不明というか、単に見てる側を騙すためにそれっぽく配置しただけなんですかね。低評価の人達はこの「思わせぶりな伏線っぽいやつら」がガッカリに繋がったんじゃないかなぁ。
ラストが肩透かしでも無理やりでも、とにかくハッピーエンドが見たい!我こそはハピエン厨!!という人にはお勧め。それ以外の人は、稀に見るスピード展開なので一度は見てみても良いと思いますが、何度も見たいと思うような作品ではないかも。
欝エンドでも良いなら、流石に伝説になってるだけあって『セブン』の方がオススメです。
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