「今のコンピュータ時代を予言?」マイノリティ・リポート kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
今のコンピュータ時代を予言?
ちょっと目が痛くなるような退色させたデジタル・フィルム撮影。コンピューターはスケルトンでマウスの代わりに手で操作する仕組みだ。犯罪の被害者、加害者の名前が木彫りの玉だったり、予言は3人のプリコグ(予知能力を持った人間)という発想が面白い。全体的にハイテクとアクションで魅了するのだが、目玉のエピソードや発明者のおばさんなんかをカットしてもいいくらいの長さかもしれない。また、息子への復讐心ももうちょっと煽った方がわかりやすい。
ヒッチコック作品や『時計じかけのオレンジ』や『ブレードランナー』へのオマージュや、カメオ出演も多数あると話に聞いたけど、見直してみよう!という気にはならなかった。
『CODE46』でもいい演技をしていたサマンサ・モートン。改めてこの映画を見なおしてみると、同じ雰囲気を醸し出している。コリン・ファレルもこの映画からスターダムにのし上がった?
【2002年12月映画館にて】
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