劇場公開日 2005年1月1日

「ギャグの王様」カンフーハッスル みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ギャグの王様

2016年5月29日
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笑える

本作のそこかしこにチャウ・シンチー監督のカンフー映画に対する愛が溢れ、豚小屋砦の個性的な住人たちは漫☆画太郎のマンガに登場するキャラを拝借して来たのかと思えるほどユニークでした。
ただの小汚いハゲ親父だと思っていた敵ボス・火雲邪神が、実はスゴいカンフーの使い手だったと言う見た目とのギャップもほんま笑える(後の※ 孫悟空のキャラと若干カブるが)。
また白い道着に身を包んだシンチーが、並みいるザコ敵集団を薙ぎ倒していくヒロイックな姿に、今は亡きブルース・リーの面影を、つい重ね合わせてしまう。
シンチーが伝説のカンフーマスターに覚醒するまでのプロセスが少々回りくどいので途中ダレるが、見終わった後は気分爽快になれる痛快アクション・コメディだと思いますよ。

※ シンチー監督作品『西遊記 はじまりのはじまり』に登場する極悪非道の孫悟空のこと。

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みつまる。