「ディレクターズ・カット版の評価です」キングダム・オブ・ヘブン A Lonely DINOSAURさんの映画レビュー(感想・評価)
ディレクターズ・カット版の評価です
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劇場公開版は説明不足なところが多くて「?」的なところが多かったのですが、ディレクターズ・カット版になってほぼクリアになりました。
が、やはり主役の存在感と演技力の不足ぶりが拭いきれず、妻を亡くした絶望感や苦悩がイマイチ伝わって来ないし、皆を率いるほどのカリスマ性も個人的には感じることが出来ず。リーアムニーソン、ジェレミーアイアンズ、デビッドシューリスを始め、脇を固める出演陣がしっかりしてるだけに、余計上記が浮き彫りになってしまいました。
あと、依然としてストーリーにもツッコミどころがあり、特に主人公の優遇され具合(殺人の罪もなんやかんやで不問にされてたり、父親の家臣がさほど主人公を疑うことなく忠誠を誓ってたり、従軍経験があるとは言え一介の鍛冶屋が大軍を従えて奮闘したり)が目に余りました。ビジュアルの美しさには目を奪われますし、語りたいことも分かるのですが。。。
一方で対立するサラディンの存在感が抜きん出てました。エルサレムの価値を聞かれた際の彼の言葉、それにこの作品のテーマが集約されてる気がします。
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