「戦争のむなしさを違った切り口で」ジャーヘッド いけいさんの映画レビュー(感想・評価)
戦争のむなしさを違った切り口で
「1917 命をかけた伝令」つながりで、今さらながらふと観たくなり鑑賞。
サム・メンデス監督作品はどれも共通点があるような、ないような…観終えるといつも何か不思議な気持ちに陥る。
本作もやはり、ある種独特な雰囲気あり。
作風とは直接関係はないかも知れないが、戦争のむなしさを表す切り口が今まで観てきた戦争ものとちょっと違うため、何となくすんなりとはついていけない。そして、主人公達は「死」を恐れている風には見えない。「死」を恐れる必要がないほど圧倒的優位に立っているのか。何かそのあたりも含めて今一つ共感しにくく、個人的には不完全燃焼に終わってしまった感が拭えない。
音楽はとても格好良かったし、ジェイク・ギレンホールのキレ具合も鬼気迫るものはあったが、その他の面ではちょっと期待していたほどではなかったのが正直なところかな。
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