「僕らはいつも砂漠にいる」ジャーヘッド ぽじのふさんの映画レビュー(感想・評価)
僕らはいつも砂漠にいる
3回目の鑑賞
これもまた自分にとって新しいタイプの戦争映画で感慨深い。時たまアメリカ人のノリや感覚がわからない時もあるけど、それも含めて独特の雰囲気と異臭を放つこの映画はたまに観たくなるシリーズの1つ。
(当然、実際の戦場に赴いたことはないのだが)リアルな兵隊の素性を戦闘シーンなしで描いているのが印象的で、あえて敵側を見せないところもまた彼らの孤独感を強く感じさせられる。
数多くの戦争映画を観てきたけど、大切な忘れ物を置いてきてしまったように、結局兵士は戦場に戻ってしまうんだな。あんなに帰りたがっていたのになぜだろう。
分かりたくもないけど
ジャーヘッドとは(自分用に)
「ジャーヘッド」とは「海兵隊員」の意味である。 それは彼らの髪型が高く刈り上げてお湯のポットの形をしているからだが、ジャーヘッドには他にも、「ラバ、うすのろ、ばか、大酒飲み」という軽蔑的、自虐的意味もある。 完全志願制で勇猛果敢さを標榜し、海外派遣の尖兵でもあるの海兵隊のマッチョなエリート意識の裏返しでもあるのだ。
コメントする