「わんこの存在感がすごい」イノセンス みちくささんの映画レビュー(感想・評価)
わんこの存在感がすごい
20年前に劇場で見た時は「難しくて分からないけどなんか凄い、あと恐い」という5歳児みたいな感想しか出なかった私。
今回再び劇場で観た感想は「わんこのホンモノ感が凄い、あとかわいい」です。
わんこのアニメーションに気合が入りまくっていて、動きがぬるぬるな上に音が凄い。
しっぽをふりふりして床にぺしたんぺしたん当てるシーンとか「ホンモノっぽさ」を強く感じました(恐らく現実よりは誇張表現なのだけど、なぜかより現実っぽく見える、みたいな感じです❩
何が本当か分からない世界で、今を生きている動物だけが何よりもホンモノっぽく、かつ幸せそう(そしてかわいい)のが皮肉めいてて好きです。
他気になったのはバトーの義眼がかなりノイジーなこと。生体と機械の結合故のノイズ表現なのか、精神状態の表れなのか…。
電脳なら多少ノイジーでも処理できるから気にならないのかなぁ?
あとは制作陣の「描きたい画を全部詰めてみました!」感を感じながら楽しく観れました。
前回から随分感想が変わったので、また何年か後にこの作品を観た時、自分がどんな感想を抱くのか今から楽しみです
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