「走り出したら止まらない!!!!!!!!!!」世界最速のインディアン かせさんさんの映画レビュー(感想・評価)
走り出したら止まらない!!!!!!!!!!
主演アンソニー・ホプキンス。
今なお世界記録を保持するバート・マンローの自伝映画化。
【ストーリー】
南半球オーストラリア。
バート・マンロー(アンソニー・ホプキンス)は古いバイク好きのスピード狂として、ご近所では有名な変人だった。
バートはかねてからの夢であった、アメリカはユタ州ソルトレイクで行われる、世界最速の車を競う「スピードウィーク」に参加すべく、カリカリにチューンした1920年型インディアン・スカウトとともに渡米する。
船のキッチンの料理人として格安で渡米し、安宿のオカマや中古車屋のバイトで口に糊しながらどうにか現地にたどり着くも、そこで知らされたのは事前の登録が必要というルール。
なだめ、すかし、食い下がり、通りがかった有名人のジムに事情を話して横紙破りに参加しようとするも、運営実行員たちはそれを許さない。
それで諦めると思いきや、バートは勝手に走行路に出て強引に走ろうとする。
根負けした運営たちは、この田舎者のオージーを特別に参加させる許可を出すのだった。
もうめちゃくちゃ好きなバイク物です。
なんせ主人公がいい。
ちょっと奇人のマンロー。
田舎者で世間知らずなのに、気はよくて車の駆動系を知り尽くしていて、出会う人々みんな最初は「コイツいかれてるのか?」みたいな顔をするのに、終わりには誰もかもがパートのファンになっている。
圧巻なのは走行シーン。
バートの愛車インディアンが走り出すと、ギア設定の高さに最初だけもたつくも、速度が乗ったらもう速い。からかいにきた地元の暴走族もスピード違反を取り締まる高速パトカーもなんなら世界記録も置き去りにして部品ポロポロ落としながらカッ飛んでゆく。その勇姿は爽快を通り越して感動。とにかく速いバカみたいに速い。ギアがどんどん上がっていってトップに至っておじいちゃんエンジンが温度と回転数あげすぎてパカパカ喘いでもまだスロットル回すアンソニー・ホプキンスもといバート・マンロー。ブレーキなにそれおいしいの?頭を下げて空気抵抗をへらし風圧でヘルメットが吹っ飛ばされてもまだアクセルをひねる。1秒また1秒と走るだけ世界記録を更新し、それがどうしたまだ走る。
足回りがぶっ壊れて転けるまでずっと走り続けたインディアン。
最速記録を大幅に更新し、パートの旅は皆に祝福されて終わります。
なんでこんなにすごい映画がイマイチ売れなかったのか分かりません。
もっとこの映画見てアメリカ人。
世界最高の爽快感を味わいたければ、この作品を見ればいい、そう言い切れるほど朗らかでハッピーなモーターサイクル映画ですよ。
他作品で多くの共感とコメントありがとうございます😊
ウォーターシップダウンといい、
流石!やはり観てますね。
世界最速のインディアン。
自己ベスト10の中に入る大好きな映画です。
是非フォローさせてください。
宜しくお願い申し上げます。
こうゆう映画で共感とコメント貰うとホントに幸せ。ありがとうございます。断熱材が厚くて足が入らないから思いきって取っちゃうところなんかドキドキさせる演出。アンソニーホプキンスってスゴいですね。90歳のボケ老人役も最強でした。