「日本がコンピューターアニメで敗北した映画」Mr.インクレディブル うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
日本がコンピューターアニメで敗北した映画
トイストーリーでは、おもちゃが動き回るお話だったので、いわば無機質な画面や、色遣いも違和感なく受け入れられたのですが、この映画は、正真正銘の人間が主人公で、より難しい表現が、たくさんあったはずで、それなのにキャラクターがイキイキと、画面狭しと暴れ回っていて、本当に息をしているかのように自然な絵柄に、感動して覚えがあります。
今では、当たり前のように、コンピュータアニメーションが制作されていますが、この当時かなり困難な技術的な壁があったはずで、同じ時期に制作された最先端のテレビゲームのクオリティと比較しても、圧倒的にこっちの方が勝っている。スタジオワークにおいては、日本にも勝ち目があったはずなのに、今では足元にも及ばない状況で、思えばこの時期から決定的に差がついてしまったのだろう。
2017.12.31
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