「人間より人間臭いダークヒーロー」ヘルボーイ(2004) arakazuさんの映画レビュー(感想・評価)
人間より人間臭いダークヒーロー
アメコミヒーローの中でも異色の異形のヒーロー、ヘルボーイ。
悪魔の子として生まれながら、愛情深いブルーム教授に育てられ、超常現象調査防衛局の凄腕エージェントとして超自然的なモンスターを次々と撃退。
しかし、この異形のヒーロー、人間以上に人間臭い。父親代わりの教授の言うことを聞かずに脱走を繰り返すところなどは思春期の反抗期の少年みたいだし、同僚であるリズへの恋に悩み、子猫を愛するなんて、何だか力自慢(自分の力を持て余す)の不良少年みたい。
ヘルボーイが偶然出会った少年に手作りクッキーとミルクで持てなされ恋の悩みを相談するシーンは好きだったなあ。
これを観ていて思い出したのが「泣いた赤鬼」。ヘルボーイは相棒の半魚人エイブと「レッド」「ブルー」と呼び合っている。まさか、原作者のマイク・ミニョーラ、「泣いた赤鬼」読んでる?なんてことないよね。
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