「最高の原作なのに監督が合わない」ハリー・ポッターと炎のゴブレット willstrongさんの映画レビュー(感想・評価)
最高の原作なのに監督が合わない
クィディッチワールドカップや三大魔法学校対抗試合と見せ場が非常に用意され、各国の魔法使いや、各魔法学校のエリート達が集結する場面で、登場人物の魅力が全然伝わらない撮り方や場面ばかりで正直この監督は実力不足だったと思う。原作2冊をまとめた構成力はすごいが、もっと見せ場となる抑揚をつけて欲しかった。
ドラゴンと戦うシーンでも三者三様の戦い方や、謎や黒幕を匂わすシーンもシリーズの中では薄いし、無駄にダンスシーンやコメディ要素、恋愛シーンに時間を割いてる為、内容が濃密な作品のはずなのに、途中はただ見てるだけのような時間が多かった。
ラストにはヴォルデモート復活という大事な場面もあるが、ほんとに短いクライマックスでようやく盛り返せるという出来に残念。
○心に残ったセリフ
~仲間の死に悲しむハリーにダンブルドアが助言するシーン~
「苦難に立ち向かう時、正しい事と楽な事を選択しなければならない。」
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