「重厚で知的な雰囲気のサイコスリラー」ハンニバル だいすけさんの映画レビュー(感想・評価)
重厚で知的な雰囲気のサイコスリラー
ホラー映画にも関わらずアカデミー賞で5部門を受賞して
話題になった「羊たちの沈黙」の続編です。
前作のラストで、逃亡したハンニバル・レクター博士と
FBI捜査官になったクラリス・スターリング、
そして、レクター博士の被害者で復讐を企てる大富豪メイスン。
この3人を中心にストーリーが展開します。
前作は、獄中のレクター博士と、まだFBIの訓練生で、
博士から何とか情報を引き出そうとするクラリスの2人の
「息詰まる心理戦」が、凄く面白かったんですけど、
今回のレクター博士は逃亡の身ながら、自由に動き回って、
自分の「敵」を翻弄します。
「R-15」指定を受けているだけあって、目を覆いたくなる
ような、ショッキングな場面も多いです。
特に、クライマックスの「最後の晩餐」のシーンは、気の弱い人は、絶対に見ない方がいいです(笑)。
間違いなく食事がのどを通らなくなります(爆)。
この映画、表向きは「サイコスリラー」ですけど、
実は、「ラブストーリー」なんじゃないかな?
と、見終わって思ったんですけど、どうでしょうか?
他の方の意見も聞いてみたいです(笑)
それから、これは余談ですけど、
「日本の観客に向けてのサービスじゃないの?」
と思うような場面がいくつかあって、観ていて何回か、
思わずニヤッとしてしまいました(笑)。
スタッフロールの一番最後にも、思わずニヤッとする
「仕掛け」があります(笑)。
freak!!さん>
コメントありがとうございました。
紳士的で物腰柔らかな中に狂気を感じさせるレクター博士の存在感が凄いですよね。
レクター博士がクラリスに対して好意を持っていたからこそ、殺さずにいたのかな?と思うんですよね。クラリスの方は、どう思ってたのか判りませんが。
ちなみに原作では、最後にはクラリスがレクター博士の虜になってしまうという結末なんですよね。