グエムル 漢江の怪物のレビュー・感想・評価
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この怪物何者?
グエムル=怪物って意味だとは知らなかった…。 下水に大量の化学薬品を垂れ流したことで、水害が発生。 そして…魚のようなタコのようなヤモリのような謎の巨大生物の誕生です! 人間を喰らう為に地上で暴れまくる! その姿はまさに怪物。 さっきまで隣にいた人が、あっという間に喰われてしまうのが恐ろしい。 さらわれてしまった娘を助ける為に、怪物退治に繰り出す家族の勇敢さが凄いのですが、無計画なので簡単にやられてしまうのが悲しい…。 それでも必死に娘を助ける父親の姿に感動しました。 怪物はCGですが、リアルな映像なので、本当にそこに怪物がいるかのようでした。 特殊映像の技術と、俳優さんたちの演技に拍手!
王道。
王道のストーリーでわかりやすく楽しみやすい、これと言って驚きなどはなかったけれど、映画がかかっている間は夢中で楽しめる、そんな作品でした。 ミステリアスでちょっと気持ちの悪い怪物のデザインも良かった!
モンスター・パニックと家族愛の物語
KBS京都「新春シアタースペシャル」で4度目の鑑賞。
怪物のデザインが秀逸でした。グロテスクなんだけど、何度も鑑賞するにつけ愛嬌がある気がするから不思議。怪物誕生の原因が原因だけに同情してしまうのかもしれません。
突然の怪物出現にパニックに陥るソウル市民。対応する韓国政府と軍。ある思惑を持って介入し始める在韓米軍。…
真に迫る描写に息を呑む(米軍への批判も顕著)。そのリアリティーは、「シン・ゴジラ」に似た雰囲気でした。
ポン・ジュノ監督作品らしく、容赦無く救いの乏しい物語でしたが、徹底して家族愛を描いている点が好ポイント。
絶望の中に微かな希望を抱かせるのもポン・ジュノ節の特徴であり、本作にもそれはあって、見事に泣かされました。
※修正(2023/08/04)
レビュー
韓国のモンスター映画。当時の韓国で、ここまでのモンスター映画が作られたこと自体に衝撃を受けた記憶を思い出したので鑑賞。ストーリーは少し荒いかな?感はあるが、怪物や政府等の対応はリアルさがかなりあり、楽しめた。ソンガンホだったとは知らなかった!!笑
好きなモンスターパニック作の1つ
個人的にこの手の作品の中では好きな作品指5本に入る作品だ。2006年当時、私は小学5年生(曖昧)だったが、どっぷりと世界観にはまったのを覚えている。これをきっかけとして韓流ドラマも観賞していた。はまった理由についてだが、本作の持つ独特な感性が観ている私をくすぐってくるように感じられるからだ。これは韓国映画だからなのか、恐らく邦画ではこのニュアンスの作品は作らないだろう。コテコテのパニックものかと思いきやテーマが家族愛というところにも胸打たれた。かといって重いストーリーにはならず結構コミカルで、特に食事中に怪物に拐われたはずのコ・アソン演じるヒョンソが突然出てきた時は口がポカーンだった。怪物はグロテスクでいかにも突然変異っぽいが、描写はグロテスクさなどはほとんど無いので初心者でも安心して観ることが出来るだろう。 日本のアニメのパクり疑惑が出てしまったが、それは気にせず楽しんで欲しい。
DVD108円ゲットシリーズ。韓国版モンスターパニック映画。 なん...
DVD108円ゲットシリーズ。韓国版モンスターパニック映画。 なんとも不思議な作品。 モンスターパニックのくせにちょいちょい笑いを取りに来る、どういう意図。だいたい主人公からして毒蝮三太夫みたいなおっさんやし(笑) 映像がリアルで最初から最後まで汚い。ちびるは鼻ほじるは。怪獣が吐くシーンとか、ほんまやめて。何かを食べながら見るのは絶対にやめましょう(笑) 結末も謎。家族愛がテーマなのか? 日本的センスでは絶対に作れない作品です。韓国では爆発的なヒットだったようだ。さあ、あなたは韓国の国民性を受け入れられるか?評価も真っ二つに分かれるよう。私はまあまあ面白かったです。 最大の謎。家族で逃走中、売店荒らしで飢えをしのいでいた時、突如うしろから登場、家族皆が食べ物も与えた、あの少女は誰?てっきり娘かと思わされました。
小さい怪獣。
まあまあ良かったです。
ヒョンソあれだけ頑張ったのに死んじゃうって悲しすぎるわw
最初のグエムルがでてくるシーンはなかなかよかった。
けど、中盤少しグダグダしてたかな。
最後にまいた粉みたいなものはなんなのか。
よく分からないところもありますが楽しめました。
R-15なんじゃないかってくらい残酷なシーンもありました。
怪物の正体
廃棄してはいけない薬品を漢江に垂れ流したことによって怪物グエムルが生まれました。そのグエムルに娘を丸のみにされるカンドゥ。
それは、資本主義の中で家族を解体された韓国社会、いや資本に全てを丸のみされ続ける私達人類のメタファーを見ているようでした。
日本でも、垂れ流してはいけないものが垂れ流し続けられています。娘の命に関わるものです。娘も故郷も丸のみされてしまうものです。そう考えると怪物グエムルは、もしかすると「国家」と考えることもできそうです。
果たして、恐ろしい怪物グエムルを作り出したのは何なのでしょうか。ポン・ジュノ監督が、私の想像を掻き立てます。
悲劇が多すぎる
あまりにも報われなさすぎる映画。
さらにこの映画には疑問点がいくつかある。
①冒頭に毒薬を排水溝に流したシーンがあったがその二人はどうなったのか?
どう考えてもこの二人にはバチがあたるシーンをいれると思ったのだが…
②怪物はどうして少女を食べなかったのか?
ほかの人間は容赦なく食べていたのに…
③怪物の弱点がしょぼすぎる。
あれだけ国が動いていたのに火のついた矢でやられるなんて…
それにもかかわらず韓国の映画に革命起こしたなんて…信じられない
ぐえむるコワすぎ
怪物が他の映画と違って
異色な迫力をかもし出してるよ。
水面で背鰭だけ覗かせて泳いでる感じとか
近所の湖とかでも下手したら出てきそうだよね。怖いね。
パク一家への警察然り、政府の逆境っぷりが半端ないと思った。
あと娘が襲われてから助けるまでに
どんくらい経ったのかわかんなかったけど
娘めっちゃ頑張るやん。
無意味なギャグにこそポン・ジュノの真髄が
突然変異で生まれた怪物に娘を奪われたパク一家が娘の奪回をはかるパニックムービー。 普通の一家が国家を揺るがすような怪物と戦うと言うストーリーが荒唐無稽だし、登場人物の無計画ブリも可笑しいのだが、一番は意味の無いギャグがポン・ジュノ印かと。
最後まで観させられる魅力はあるけど....
なんか浦沢直樹の漫画みたいな.....読んでる最中は面白いけど終わってみるとなんだこれ感のある映画。
結局何がしたいんだこれ....
なんか反米的な要素があるのはわかるが。
主人公の眠りまくってるとか、麻酔が効かないとか伏線ぽい設定もなんの回収もされないし、なんでアメリカがウイルス騒動でっち上げてるのかも説明されないし....
最後の化学兵器散布の下りで人が血を吐いてるなか主人公たちがピンピンしてるのも意味がわからん。
こういうカルト感だけで満足できる人には面白い映画なんだろうか。
まぁ家族vs怪獣(どっちかというとvs社会な気がするけど)というのは斬新だった。
今までに無かった怪獣映画
海外の怪獣映画で面白いと思ったのはこれとパシフィックリムだけ。後者は王道だが、こちらは今までにない怪獣映画。 両者の共通項は、どちらも怪獣がきちんと主役になっているという点だ。この監督は怪獣映画がなんたるかをわかったうえでヒネリを加えているところが面白い。 怪獣映画はほぼ、vsヒーロー、vs軍隊、vs怪獣、という形態であるが、この映画はvs普通の家族なのだ。
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