グッド・ウィル・ハンティング 旅立ちのレビュー・感想・評価
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各キャストの演技が光る!
何度か見た映画ではあるが久しぶりに鑑賞。
ロビン・ウィリアムズ扮するカウンセラーの先生が主人公に対して言葉の節々に優しさや愛情、時に芯を食った事を言うので衝突が発生してしまうがそれも本気で向き合っているからこそ。
各キャストに個性があって要所で良い味を出している。
人に向き合う事の大切さを教えてくれてまた何年か後に鑑賞したくなるそんな作品です。
キャストが最高
何度か見ながら、やはり飽きない
今回、マット・デイモンがハーバードに在学していた、めっちゃ頭のいい人だと知って、更に驚いた
いやいや、宿題で書いた脚本を幼馴染と書き上げて
映画にしようと、まだまだ実績のない
若い役者2人が脚本賞て、普通に凄ない?!
ロビン・ウィリアムズも、めっちゃ好き!
アカデミー賞の司会やった時もめっちゃ好き!
貧民街で、仲間達と好き勝手②暮らし
その日暮らしの様な低所得者として
清掃員をしながら
けれど、知識を蓄える事と、それを実証する
欲求には抗えず、自分を持て余す20歳の青年
惹かれた女性との関係を築きたいと思いながら
愛を受け入れる事に臆病で、抜け出せない
全てが薄っぺらで、未来を構築する事を
思い描く事が出来ずに、反発と言葉の武装で
何もかもから目を背けて、自分にとって
一番楽な生き方を変える事が出来ない
ストーリーの全てから
自分を解放したい欲求が溢れ出ている感じ
一つ一つの言葉を拾い上げで、玉葱の皮を剥くように
ショーンが手を差し伸べて行く
そして、ダラダラとたむろっていただけと
見えていた親友が、そっと、けど真剣に誠実に
背中を押して、彼の人生は変わっていく
いやー本当に、いい俳優がてんこ盛り
型にはまった仕事では、ウィルの人生は
きっと飛躍しなかったと思う
すげー仕事して欲しい!!
みんな、見てなかったら見てほしい
人生の名言集
当時ほとんど無名だった若手俳優2人がアメリカの主要映画賞で脚本賞を2つ獲得した作品。
本当に脚本が良くて、「名言」と言えるような台詞がいくつも、自然に、さりげなく出てくる。
「君は完璧じゃない。女の子も完璧じゃない。でも問題はお互いにとって完璧かどうか」
「君は何を聞いても、ああ言えばこう言う。でも「自分が何をしたいのか」 という簡単な質問に答えられない」
「お前は宝くじの当たり券を持ってるのに、それを現金化する度胸がない。皆が欲しがってるのに、それを無駄にするなんて許せない」
コンフォート・ゾーンから出られないウィル。彼の特異な過去と才能がそうさせているということを描きたいのではない。これは私たち皆に当てはまる話だと気づかされる。
共に脚本を仕上げたマット・デイモンとベン・アフレックは自然体の演技も清々しい。
しかし、この作品でもっとも演技が光っていると思うのは、ロビン・ウィリアムズ。辛い過去を背負った聡明で落ち着いた精神科医。知性とユーモアと、懐の深い人間味が全身から滲み出る。
そして、ウィル(マット・デイモン)とショーン(ロビン・ウィリアムズ)のセラピータイムが週1回、きっかり1時間なのがいい。回を重ねる度に段階を追って2人がわかり合っていく様子が見て取れる。ダラダラしないのが作品にリズムを与えていると思った。
この映画の珠玉の名言たちは、これからも色あせることなく、人々の心に光をあてつづけるだろう。人生の名言集のような映画。
彼が天才である必要はなかった
常人離れした頭脳で活躍する天才は他にもいる。
「プリズン・ブレイク」のマイケル・スコフィールドや、「スーツ」のマイク・ロスのように、彼らは圧倒的な頭脳で困難を次々と打開し、観る者を爽快な気持ちにさせてくれます。
けれど本作は、同じように天才の若者が主人公でありながら、問題をスマートに解決していく物語ではありません。
彼が生きていくために身につけざるを得なかった“鎧”を、少しずつ脱いでいく過程が丁寧に描かれています。
その鎧は、大人たちが彼に着せてしまったもの。だからこそ、脱がせてあげるのもまた大人の役目。
この物語の本質は、“天才”という設定そのものではなく、人生の一歩を踏み出そうとする若者に対して、大人がほんの少し手を差し伸べる——その温かさにあると思います。
透明感のある映像をもって爽快に綴られる青年から大人への道程
心暖まるヒューマンドラマ
70点
映画評価:70点
ストーリー内容は前説通り。
天才的な頭脳ってだけで、
他の青少年と変わらない主人公を
特別視する教授と、
特別視しない教授とで綱引きをする。
そこで一視聴者である私は
この青年の等身大の悩みを目撃します。
この青年が個性だと思っているものは
ただのハリボテ。ただの隠れ蓑。
皆さんもそうでしたよね?
少し良く見せたい、誰にも裏切られたくない
だから嘘ついたり、気を引いたり
しましたよね?
この天才青年だって同じです。
自身の立ち位置を守る為だけに知識をつけ、
喧嘩をし、講釈をたれます。
でも、別に周りの歩幅に合わせて
協調しなくたって良いんですよね。
ちゃんと周りを考えてあげて、
信頼出来る人さえ見つければ
それだけで羽ばたけるんですよね。
そこが初めて個性に繋がるんですよね。
私はこの作品を通して、
改めてそれを再認識しました。
今のご時世、
みんな一生懸命働いて(仕事や勉強や家事や子育て等)四苦八苦していると思いますが、
そういう人こそ、この作品を観て下さい。
ゆっくり自分を見つめ直して下さい。
そして自分を褒めて、周りに感謝してあげて
ハリボテじゃなく、個性出していきましょ!
【2024.7.7観賞】
題名も捻るね〜
この名作を今まで鑑賞しなかったのは、これ以上の良作に出会えなくなるのが怖かったから。でも鑑賞したらイメージしてた内容と違い、違う意味で驚きと感動に満ちていた自分に出会えた。鑑賞中、嫁さんが後ろに居て本を読んでいたので、泣くのが恥ずかしくて我慢したが、やっぱりちょっと泣いちゃった。心の傷を曝け出す事は、並大抵の事じゃない。親友にも愛を感じた彼女にも言えなかった傷を、ショーンに言えたのは同じ心の傷を持った信頼出来る先生だったから?それとも、どんな時も心から味方になってくれた先生だったから?天才の考えは解らないままだが、人の温もりと優しさに触れた事で、過去の傷を払拭出来たのかな?それだったら嬉しいね
正直、胸の内を明かせないままサクセスして、失敗と裏切りでショーンの元に戻る〜そこから本当の絆を築き更生して行く〜みたいなストーリーだと思ってた分、最後まで心の傷を曝け出す事に重きを置いた内容でびっくりしたかな。心理学的な内容をここまで掘り下げたストーリーが、ここまで評価されてる事にも驚いたね。感動や涙無しでは観れない映画にも全く反応しない方々には、あくびの出る内容でしょう笑
それにしてもキャストも凄かったね当時としては。ベンが特に良かった
若者がみな持っているもの
BANANA FISHのアッシュがよぎった。
天才ゆえの苦悩
脚本の緻密さに驚く
どれほど推敲を重ねたのだろうか。とにかく脚本の緻密さに驚いた。
「幼い頃のトラウマから、心に傷を持つ数学の天才が、自分の人生を肯定的に生きられるようなるまでの物語」というプロットはシンプルかもしれない。
けれど、彼の天才ぶりとハーバード大学という場の設定のリアリティのために、モチーフとして取り上げられる話題の多岐にわたることといったら「ここまで描かなくても」というくらいの気合いの入り方だった。
しかも、それらを「すごいだろう!」で終わりにせず、ショーンの口から「書物による知識では、実際の体験から得られた感動を語れない」とばっさり切り捨てさせ、彼の人格的な歪さまで見事に浮き彫りにする。
観ているこちら側は、見事に敷かれたレールの上を気持ち良く辿りながら、どんどんと登場人物たちのやりとりにハマりこまされていく。
人が人を思うこと。
自信が持てない自分を乗り越える勇気。
本音をぶつけ合う尊さ。
相手をコントロールしようとする愚かさ。
虐待による愛着障害等のラベリングの安易さ。
数えあげればキリがない程、いろんな部分が刺さってくる。
だが、自分が実は一番ハッとしたのは、国防総省にリクルートされた際にウィルが語った、暗号解読の結果がもたらすものについての独白の部分だった。
物語の展開からすれば、あそこまで詳しく資本主義の本質や、世界の不均衡、アメリカ国内の人心コントロールと労使間格差などについて時間を割く必要もないとみる向きもあるだろうが、マット・デイモンからすると、そここそが彼自身の描きたかった(彼自身が信念にしている)公平公正な世界の実現につながる部分だったのだろうと想像する。
マット・デイモンとベン・アフレックの瑞々しい感性に溢れた脚本が本当に素晴らしかった。特に、ラストのベンの笑顔には涙が滲んだ。
そして、やはりロビン・ウィリアムズ!
自分は、もう彼の顔を観るだけでちょっと涙ぐんでしまうくらいなのだが、彼の表情の変化一つで、感情がこちら側に水のように流れこんでくる。
決して大事な所は譲らないが、決して見捨てないという強い意思。
自分も、人と向き合う時には、日々かくありたいものだと思わされた。
あと、自分は、邦題に疑問符をつけてしまうことが多いのだが、この映画に関しては、旅立ちというのは、よいタイトルだったと思う。
最高な作品
恵まれている環境とは何か
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