「優しい世界」グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち オレさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0優しい世界

2019年2月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

幸せ

天才的な頭脳を持つ孤児の青年ウィルと妻に先立たれ孤独に暮らす心理学者ショーンの心の交流を描いた感動作。

作品の知名度の割には観たことなかったシリーズです笑。
当時無名だったというマットデイモンが親友のベンアフレックと共作で書き上げた脚本を基に映画化へ動き出したという2人の出世作にあたり、第70回アカデミー賞の助演男優賞を受賞したロビンウィリアムズの暖かい演技などで高い評価を受けている。

とにかく主人公ウィルの周りの人々が彼を暖かく支え、後押しする姿が印象的でとても良かった。
ウィルが全編通してやさぐれた態度で誰に対しても皮肉や暴行を働く手に負えない青年だったにも関わらず、彼の才能を見抜いたランボー教授は彼の為に不仲であった人物ショーンに連絡を取ったり、親友のチャッキーは彼の才能に嫉妬することなく、むしろその才能を無駄にしようとする彼の態度を叱責し、激励したりと誰一人としてウィルの邪魔をする人物が出てこず、ありえない設定に思わず涙してしまった。

特にプライベードでも仲の良いベンアフレック演じるチャッキーが終盤の工事現場で彼に投げかけたセリフとそのラストに彼を訪ねに自宅に来たチャッキーが無言で全てを悟り、片方の口角を上げてニヤリと笑う一連の流れが大好きだ。
最後にそれをコピペして終わる笑。

「20年たってお前がここに住んでたらーおれはお前をぶっ殺してやる
お前は自分を許せてもーおれは許せない
俺は50になって工事現場で働いててもいい
だがお前は宝くじの当たり券を持っててーそれを現金化する度胸がないんだ
お前以外のみんなはその券を欲しいと思ってる
それをムダにするなんておれは許せない
おれはこう思ってる
毎日お前を迎えに行きー酒を飲んでバカ話それも楽しい
だが一番のスリルはー車を降りてお前んちの玄関に行く10 秒間
ノックしてもお前は出て来ない
なんの挨拶もなくお前は消えてる
そうなればいい」

オレ