ギミー・ヘブンのレビュー・感想・評価
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土曜日にも徹子さん放送してんですか?
う~む、これはまいった。共感覚というテーマがチラっとしか出てこない。なんだか、相手を陶酔させて自殺させるテクニックとしてしか感じられないのも、自分に共感覚がないからなのだろうか。不思議な感覚というよりもバカバカしい感覚に満ちていた。
設定そのものは美味しい題材になるはずのもので、インターネットで江口が“ピカソ”と名乗る鹿とチャットしている間に安藤がリストカットするシーンにはゾッとさせられるものの、他はバカバカしいとしか言いようがない。
演技面においても松田龍平が登場した時点でもうダメ。口を動かさないで喋る彼独特の下手なところは上手く利用しているけど、淡々とした演技には鬼気迫るものが全くないのだ。ヤクザなんてのも全く意味をなさない人物設定だし、刑事石田ゆり子の演技ももっと見たかったのに、殺人事件の緊迫感がいつの間にか無くなってしまっていることにも中盤に気づく・・・そういえば殺人事件があったんだっけ・・・
角川のマークのような抽象画もインパクトないし、ディズニーの絵を使えないところも痛い。これじゃ宮崎あおいの心情がわからないし、出演者中最も演技が上手い子を活かせないなんてキャスティングミスも痛い。
ラストだって意味不明。ファンタジー色たっぷりだし、天国(のような島)でおぶって歩く姿はいいのに、どうやって江口洋介が死んだのか・・・はっきりさせろ~~
いまいちよくわからない。
まず江口洋介と安藤政信がどうしてああいった仕事をしているのか。共感覚の持ち主なら、それなりの辛い過去があったはず。その辺を詳しく描いて欲しかった。それと一つ一つのシーンが長すぎ。どんだけ時間かけて死んでんのってちょっとイライラした。雨も嘘くさいし長い。最後は納得いかず。なぜ一緒に死ぬ必要があった?妻子よりも安藤政信が大事?あの主人公は江口洋介じゃなかったかな。もうちょい影のある演技派の俳優が良かった。
酷評が多いですが…
他の方のレビューを見ると話の展開を中心として低評価が多いのですが、わたしは好きです。 たしかに主人公のクサい台詞や不自然な雨など「えっ」と思う場面もありますが、実力派の俳優陣が揃っているうえ、Nidoによるサウンドがこの映画独特の雰囲気を醸し出してくれています。 全体的にもやもやとした重い映画なので、起承転結がはっきりしている映画が好きな方は物足りないと感じるかもしれません。
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