「主要キャラの人間関係が良い」ファンタスティック・フォー 超能力ユニット 月野沙漠さんの映画レビュー(感想・評価)
主要キャラの人間関係が良い
2015/10/06、DVDで鑑賞。
前にも観ているけど、2015/10/09にリブート版が公開されるので予習として鑑賞。
今となってはVFXの技術的には見るところはありませんが、主要キャラクターの人間性がよく描けていたのではないかな。
Mr.ファンタスティックは天才科学者だけど完璧主義者でなかなか行動を起こせず、スーと一度破局してしまっていたりとか、一方スーは強い男を求めていてビクターと付き合うも、Mr.ファンタスティックのことが気になっていて一歩踏み出せないでいるとか。
ザ・シングの苦悩もよくわかるし、それを茶化していつも追い掛け回されるヒューマン・トーチとのコンビも面白かった。むしろあそこまで無神経に茶化されるとかえって救われるのでは?
Dr.ドゥームの科学者としてのMr.ファンタスティックへのコンプレックスや経済界でもいいところで挫折したところなどの苦悩も伝わった。
その辺の関係性を描けていたので物語としても面白かったと思う。
このシリーズとしてはもう続編がないので最後の伏線は回収されないのね。
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