劇場公開日 1992年7月18日

紅の豚のレビュー・感想・評価

全80件中、1~20件目を表示

5.0大人になってから見ると、違う

2025年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

子どもの頃はあんまりおもしろく感じれなかったこの作品も、大人になってみると面白さがわかってくる。宮崎駿監督はこの映画を作ったことを後悔しているようなことを口にする時があるのだけど、こういう映画も世の中には必要じゃないかな。
第一次世界大戦から第二次大戦の間のきな臭い時代を舞台に、飛空艇乗りが夢を馳せることができた最後の時代をコミカルかつ、かっこよく描くこの作品、滅んでいくものへの哀悼を詰め込んだ内容と言える。ロマンは現実に滅んだかもしれないが、こうして映画の中にだけでも残っているって、それ自体が生きる希望になると思うのだ。大人にもたまにはユートピアに逃げる必要がある、現実は本当に大変だから。
実際、内容的にはことごとく男のロマンを詰め込んだような内容なのだけど、それがギリギリ気恥ずかしさを回避できているのは、主人公が豚だからだろう。人間のまま展開したら気恥ずかしすぎてダメだったと思う。

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杉本穂高

4.0【84.1】紅の豚 映画レビュー

2025年12月9日
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鑑賞方法:DVD/BD

宮崎駿監督作品『紅の豚』は、1992年に公開されたスタジオジブリ作品であり、第一次世界大戦後のアドリア海を舞台に、自由を愛し、自らを豚と化した元エースパイロット、ポルコ・ロッソの孤独と、彼を取り巻く人々の人間模様を描いた作品である。本作は、圧倒的な映像美と個人的情熱の融合により、日本アニメーション映画史における一つの頂点を極めたが、その一方で、古典的な構造の採用によって生じた批評的な課題も内包している。
1. 作品の完成度と主題の深化
本作の完成度は、極めて個人的なテーマ(飛行機への愛、イタリアへの憧憬)を、ファシズムの台頭という普遍的な時代背景に重ね合わせ、**「個人はいかにして、国家や時代の暴力から精神的な自由を維持するか」**という哲学的問いにまで昇華させた点にある。
ポルコの**「豚」という姿は、社会との関わりを拒否し、自らに課したニヒリズムの象徴である。彼は、豚となることで俗世間の「重力」から逃れ、孤独という代償を払いながら、「飛ばねぇ豚はただの豚だ」**という信条の下、空の自由を享受する。この孤独と自由の間の緊張こそが、物語の深淵な魅力を構築している。技術的な面では、飛行艇のダイナミクスと、アドリア海の光の描写は、日本アニメーションの美術水準を飛躍的に高めた、映像表現の金字塔と評される。
2. 監督・演出・編集
宮崎駿監督の演出は、細部に至るまでのリアリティ(エンジンの鼓動、水の飛沫)と、ファンタジー的な飛翔の爽快感を両立させている。編集は、物語の緩急を見事に制御し、アクション、ロマンス、そして回想シーンのメランコリーをシームレスに繋ぎ合わせている。特に、ポルコの過去のトラウマを、台詞ではなく、映像と音楽のみで表現する手法は、卓越した演出の証明である。監督は、自身が愛する飛行機とロマンティシズムを、商業的なエンターテイメントとして成立させることに成功している。
3. キャスティング・役者の演技
キャスティングは、主要キャラクターに個性の強い実力派を配することで、アニメーションキャラクターに稀有な**「大人の重み」**を与えている。
• 森山周一郎(ポルコ・ロッソ):森山の声は、ポルコの孤独な諦念と、決して失われないロマンを完璧に体現している。その低いトーンは、哲学的な皮肉とユーモアを滲ませ、主人公に抗いがたいカリスマ性を与えた。
• 加藤登紀子(マダム・ジーナ):加藤は、大人の女性の包容力と、複数の喪失を経た深い哀愁を声に込め、物語にロマンティックで現実的な基盤を提供している。
• 岡村明美(フィオ・ピッコロ):フィオの若さ、純粋さ、そして技術者としての強い意志を、岡村の溌剌とした声が鮮やかに表現し、物語に未来への希望という対立軸を打ち立てた。
• 大塚明夫(ドナルド・カーチス):ライバルのカーチスに、軽快な楽天家でありながら、誇り高き競争者という二面性を与え、物語のテンポとアクション性を高めている。
4. 脚本・ストーリーと構造的矛盾
脚本は、ポルコの自己解放という内面的なドラマを軸に、海賊との戦闘、フィオとの出会いと成長、そして決闘へと展開する。その構成は、冒険活劇として洗練されている。
しかし、この物語の核心的な課題は、「構造的な甘さ」、すなわち古典的なロマン活劇の定型化にある。特に、クライマックスにおけるフィオを賭けの対象とする展開は、フィオの自立したキャラクター設定と衝突し、前時代的なジェンダー観に甘んじるという倫理的矛盾を露呈させている。このプロットの類型性は、物語の解決を**「男たちの意地」**という単純な価値観に委ねることで、脚本の独創性を損なう要因となった。
これは、監督の**「ノスタルジー」と「現代的な倫理観」が衝突した摩擦痕であり、作品が「完璧な傑作」**の領域に到達することを阻んだ、批評的に看過できない疵である。
5. 映像・美術・音楽
美術監督・男鹿和雄による映像は、アドリア海の光と影のコントラスト、そして鮮やかな色彩によって、絵画的な美しさを極めている。飛行艇のデザインと、それが生み出す金属的な質感の描写は、メカニカルな美学を確立した。
久石譲による音楽は、イタリア風の陽気さと、ポルコの孤独を象徴するメランコリックな旋律を巧みに融合させ、作品の情緒的な深さを最大限に引き上げている。エンディングを飾る**『時には昔の話を』**(加藤登紀子)は、映画の主題を総括し、作品に温かい郷愁の余韻を与えている。
6. 受賞歴
本作は、アカデミー賞や主要な国際映画祭での受賞歴はないものの、第47回毎日映画コンクール日本映画大賞をはじめ、国内で高い評価を獲得しており、その芸術性と大衆性が広く認められている。

作品[Porco Rosso]
主演
評価対象: 森山周一郎(ポルコ・ロッソ)
適用評価点: \bm{\text{A9}}
助演
評価対象: 加藤登紀子、岡村明美、大塚明夫
適用評価点: \bm{\text{A9}, \text{B8}, \text{B8}} (平均 \bm{\approx 8.33})
脚本・ストーリー
評価対象: 宮崎駿
適用評価点: \bm{\text{B+7.5}}
撮影・映像
評価対象: 作画・撮影スタッフ
適用評価点: \bm{\text{S10}}
美術・衣装
評価対象: 男鹿和雄
適用評価点: \bm{\text{S10}}
音楽
評価対象: 久石譲
適用評価点: \bm{\text{S10}}
編集(減点)
評価対象: 瀬山武司
適用評価点: \bm{0}
監督(最終評価)
評価対象: 宮崎駿
総合スコア: [ \bm{84.06} ]

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honey

4.5やっと分かった

2025年9月1日
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大人になると良さが分かると聞き何度も挑戦してきたが

30代後半

ユーモアも美しさもやっと分かる歳になった。

あれ、余裕でジブリのトップ3に入るなと

セリフもいいですね。

マンマユート団が本当に好き。

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ボタもち

5.0大人の映画

2025年8月24日
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鑑賞方法:その他

当時も嫌いではなかったが、今改めて見ると非常に良い。最近のガチャガチャした派手で小難しい映画と違って何か優しい。物語って感じがする。カーチス坊やも、ただの当て馬じゃないちゃんとした扱いになってる。

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ダビ

2.5宮崎さんは何したかったか

2025年7月31日
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今まで私が見た宮崎監督の映画の中で一番弱いと思います。
作画、音作り、音楽、ゼロから生きているような世界を現すことなど、いつも優れている部分に関して不満はいいません。しかも少年でない悲しそうな主人公で有望なスタートなのでとても期待しましたが、ストーリーがどこへも進まなくて。。。
『紅の豚』は宮崎さんの弱点をよく指示する映画です。特に主人公以外のキャラクターが全ていつもと同じ決まった性格とデザインです。例えば勇敢な美少女やうるさいが優しい団体、おばあちゃんなどなどでもう飽きてしまいました。
主人公に関しても最初の思いと最後の思いが変わらず新たな発見はありません。
しかしプロットが面白ければ文句は言わなかったかもしれません。退屈なので一時間半だけでよかったです。内容がないシーンがいっぱいで、そして内容がなくてもカッコいいセリフや素敵な雰囲気、カバーはありません。豚の代わりに人間にすれば何かが変わるでしょうか。イタリア軍という敵を外せば何かの関わりがあるでしょうか。
いい映画になる可能性はありましたが、結局もったいない気持ちが残ってしまいます。あら残念。

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大仁得

3.5世界一かっこいい豚映画NO1

2025年5月29日
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豚がこんなにカッコよくて見える映画なかなかないよ

自分のことをキムタクと勘違いしてるかのような言動
というか最後はキムタクに見えてくる

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真平

3.5わずか15ページのほんわかとした短編漫画が大人の物語として生まれ変わった

2025年5月24日
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鑑賞方法:TV地上波

笑える

楽しい

興奮

賞金稼ぎの赤い飛行艇乗りが空中海賊=空賊たちと命を賭けた壮絶な空中バトルを繰り広げる…そんな手に汗握るスリリングな物語を期待していると微妙に肩すかしを食らう(笑)。
いや、もちろんそういう空中バトルが描かれるのだけれど、全体にほんわかとした雰囲気なのである。

それもそのはず。原作の漫画がそもそもほんわかとしているのだから。

原作は宮崎駿本人による漫画「飛行艇時代」。わずか15ページの短編である。
原作の大まかな筋書きは映画とほぼ一緒。でもマンマユート団以外の空賊たちは登場しない。ジーナも登場しない。シリアスな描写も一切ない。
宮崎駿お得意の淡い水彩で、あくまで軽いノリでほんわかとした物語がユーモラスに綴られている。
だいたい主人公を豚にしてしまう時点で、ありきたりのハードボイルドやヒロイズムに対する宮崎駿のシニカルな視線が感じられる。
この「飛行艇時代」は、さすがに天才宮崎駿が描いただけのことはあり、15ページの短編ながら流行り廃りと関係なく時代を超えて読み継がれるべき傑作漫画と言える。

ただ、この15ページのほんわかとした原作そのままではさすがに長編映画にはならない。
宮崎駿はそこに原作にはなかったジーナという大人の女性を登場させ、さらにポルコ・ロッソの過去の心の傷なども描くことで、ほとんどギャグ漫画に近かった軽いノリの物語を大人の鑑賞に耐えうる長編映画に生まれ変わらせた。

この作品で描かれているのは『ルパン三世 カリオストロの城』や『天空の城ラピュタ』のような痛快冒険活劇の世界ではない。
この作品が公開されたとき宮崎駿は51歳。アニメーション映画の最前線を駆け抜けてきて、50代を迎えてこれまでの自分の仕事を少し俯瞰して見る余裕ができたのかもしれない。
だからこの作品は冒険活劇の世界にのめり込まずに一歩引いた目で俯瞰して眺めるような、そんな大人の視点で作られている。

この作品がノスタルジーに満ちているのは、宮崎駿自身が同年代の仲間たちと一緒にアニメを夢中で作った血気盛んな若い頃を懐かしんでいるせいかもしれない。
自分がこの作品を劇場で観たときは20代を迎えたばかりだった。血気盛んかどうかはともかく(笑)若者であり、賞金稼ぎの赤い飛行艇乗りの物語と聞いて、痛快冒険活劇を期待して観に行ったため、微妙に肩すかしを食らったのを今でもよく覚えている。

でも、あれから30年が過ぎて自分も宮崎駿がこの作品を作った年齢を超えてしまった。
そういう目で観ると、この作品が血気盛んな若者時代を通り過ぎてしまった大人たちに宮崎駿が贈った物語だということがよく分かる。

この作品の一種の枯れた味わいは、50歳を過ぎたおっさんにしか本当には理解できないのかもしれない(笑)。
もちろん、宮崎駿がノスタルジーに浸って枯れた作品を作り続ける大御所みたいな、そんなじじむさい人間でないことはその後の精力的な創作活動が証明している。

20代の自分はこの作品がほんわかとし過ぎていて不満があったが、50代の自分はこういうほんわかとした作品も結構イイじゃないかと思っている。たぶん年を取れば取るほど好きになるような気がするので、この作品とは一生付き合っていけるのかもしれない。

ただ、一方で傑作短編漫画である「飛行艇時代」にシリアスな大人向けの要素を付け加えたりしないで、あの軽いノリとユーモラスな雰囲気そのままに30分くらいの痛快短編アニメに仕立てた作品を観たいという気持ちもずっと自分の中にある。
この気持ちもたぶん一生続くと思う(笑)。

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盟吉津堂

3.5初めてちゃんと観ました

2025年5月17日
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鑑賞方法:TV地上波

楽しい

ジブリの昔からある名作なのに今の今までちゃんと観たことがなかったから、ここにきて超新鮮に映った。豚がカッコいいとかだめ
何故主人公が豚なのかは深いテーマがありそう

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柿男

4.5日本国民ならもう何度も観ている作品 空賊という社会悪をコミカルでポ...

2025年5月10日
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鑑賞方法:TV地上波

日本国民ならもう何度も観ている作品
空賊という社会悪をコミカルでポップにジブリらしく仕上げ視聴者が不愉快にならない作りはさすが
出てくる人物誰もが個性的で魅力的
男女問わず随所で粋な台詞を言うところに痺れる
何よりポルコがカッコ良すぎ
宮崎駿、頼むこの頃の作風に戻ってくれ

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暮れなずむハリー

3.5空に捧ぐ、憧れと誇り

2025年5月10日
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鑑賞方法:TV地上波

 天空に光輝く、紅の艇(ふね)。雲の海原を駆ける漢の誇りと童心。今、改めて観ると、宮崎サンの好物が詰め込まれた、お弁当みたい。ピクニックにでも、連れて行きたい気分になる映画ですね。そして、私は途方に暮れる。私のノスタルジーが、被弾した模様です。
 スクリーンでこれ観てから、何年経ったかしら。時には昔の話をしようにも、あの頃の私を思い出すのも、難しい。と言うより、思い出したくない。たださ、あの頃の私って、今の私の姿を想像していたかな。揺れている時代に、揺られ続けている私を、どう思うのかな。翔べない私の目の前で、翼に雲を曳く豚さんは、私を置き去りにしたまま、今、何処の空を飛翔している?。誇り高き豚さんは、私の憧れを、何処へ運び去った?。

 そうだね…

 翔べない私は、ただの私です。カッコ悪くても、思ってたのと違っていても、他者を傷つけることなく、(たまに、けんかしても。)誇りある生き方ができるのなら、私の心は翔べるかな。宮崎サンも、それを望んでいるのかも。

 時には、昔の話を…

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機動戦士・チャングム

3.5当時、劇場で観た

2025年5月9日
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鑑賞方法:TV地上波

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ドキドキ

公開当時、映画館で観ました。
本日は金曜ロードショーにて鑑賞

結局、どんなラストなのか、良い感じにうやむやにしている。
粋だね。

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七色姫

5.0楽しんで作ってる感じ

2025年5月9日
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鑑賞方法:TV地上波

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楽しい

興奮

アニメはこれですね。やっぱり。

飛行機が飛ぶ。

実写より全然いい。

これですよね。ホント。

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深町珠

5.0やっぱり素晴らしい

2025年5月9日
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鑑賞方法:TV地上波

泣ける

笑える

ドキドキ

DVDも持ってるし、録画もしてるし、当時映画館でも観たし、もう何回みたか分からないのに、今日も金ロー観てます。
先週「君たちはどう生きるか」を観た後ですが、やっぱり個人的に宮崎駿は当時の映画の方が好きです。もうストーリーも作画もどこをとってもこの映画の方がかっこいいし面白い。もうスポンサーとか一切気を使わない環境でお金かけずに作りたいもの作った方がいいものできるかも。

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こけら

4.5沁みた…………

2025年3月21日
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おすすめされて観たけどめっっっちゃよかった

曲もいいし歌声もいいし
空、海、飛行機、最高すぎた
名作

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ジュディス

5.0ジブリアニメで1番のお気に入り

2025年2月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

興奮

1992年公開作品

監督と脚本は『ルパン三世 カリオストロの城』『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『魔女の宅急便(1989)』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『崖の上のポニョ』『風立ちぬ』『君たちはどう生きるか』の宮崎駿

この作品には今の日本にはない冒険心とユーモアが詰まっている

「まごまごしてるとバアちゃんまで ついて来そうだからな」って台詞が1番好き

森山周一郎のあの独特の声で冗談まじりにボヤキを連発する
最高にいい味を出している

声の配役
元軍人で飛行艇を乗り回す賞金稼ぎで軍に戻りたくなくて自分に魔法をかけた豚人間のポルコ・ロッソに森山周一郎
ポルコの青年時代に古本新之輔
ホテル・アドリアーノを経営する未亡人で歌姫のマダム・ジーナに加藤登紀子
ピッコロのおやじの孫娘で飛行機設計技師のフィオ・ピッコロに岡村明美
ミラノの飛行艇製造会社「ピッコロ社」の社長のピッコロのおやじに桂三枝(現六代目桂文枝)
大きな赤鼻に髭面で飛行帽にゴーグルが特徴の空賊マンマユート団の首領兼空賊船ダボハゼ号船長のマンマユート・ボスに上條恒彦
空賊連合が雇った用心棒でポルコの最大のライバルとなる飛行艇乗りのドナルド・カーチスに大塚明夫
ポルコの元戦友で現在はイタリア空軍少佐のフェラーリンに稲垣雅之
バアちゃんに関弘子
写真屋に辻村真人
酔客に矢田稔

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野川新栄

3.5テレビでやっていたら見てしまう反射

2025年1月19日
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鑑賞方法:TV地上波

自分で映像を入手してまで見ようとは思わないのに、テレビ放送でやっているのを見かけると、ついそのまま最後まで見入ってしまうという、「ジブリ現象」の最たるものだと思う。

鮮やかな色使いと、見事なカメラ割り、爽快感にあふれた飛行シーン、キャラクターの魅力、いろんな要素が奇跡的にマッチして、いまだに色褪せないファンタジー映画の傑作。

宮崎映画晩年の、現実世界との破綻を取り入れていった実験作でもあると思う。

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うそつきかもめ

4.0粋な豚と空へ

2024年7月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

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もう何度見たかわからないが、歳をとるほどしっくりくるアニメ。
宮崎監督が、好きな飛行機を、メカを存分に動かしまくって楽しんでいるように思える。

子供の頃観たときは、豚が主人公でしかも空を飛ぶという、奇想天外な設定に驚いたが、あまり面白さがわからなかった。これは子供向けの作品ではない。大人向けの作品なのだから仕方がない。

監督は、飛行機を作る会社の一族として生れた。幼い頃から、身近に飛行機があった。この作品は、監督がずっと描きたかったものではないかと想像する。
天空の城ラピュタやハウルの動く城と同じ系譜の作品だと思うが、メッセージ性がほとんど感じられない。空を飛ぶことの素晴らしさ、面白さ、そして儚さ。観て感じたのはそういうことだ。

メカが、まるで生き物のよう。リアリティよりも、躍動感。アニメだからできる表現。宮崎駿の真骨頂。
そして、豚は去り際も美しい。こんなにカッコいい豚はいないぞ。

「飛べない豚はただの豚だ」は映画史に残る名言になったが、個人的には、ピッコロ親父の「さあ、モリモリ食べて、ビシバシ働くぞ」が気に入った。

カッコよくて、ちょっぴり切なくて、元気がでる映画。
さあ、明日もビシバシ働くぞ!

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TS

5.0好きです✈︎空飛ぶ豚が

2024年6月11日
PCから投稿

なんてロマン溢れる物語なんでしょう。
何度観ても、あの空を飛ぶ彼に憧れます。

ところでナゼ豚になった?
豚なら戦争に行かなくていい。
豚として気楽に生きたい。
幼馴染に告白するのが怖い。
謎は多い方が楽しみも長持ちします。

宮崎駿さんはこの作品にどんな意味を込めたのか?
大戦で友を亡くし、唯一生き残った彼の悲しみは、空を飛ぶことで解放されるのでしょうか?それとも、そこに近づくために飛ぶのでしょうか?友人の恋人から離れるためにわざと空の上に行こうとするのでしょうか?ハッピーエンドなのかどうか分からない結末に、観ているこちらも複雑な気持ちになりますが、あの弾け躍る様なフィオのセリフに、沢山の希望を届けてもらっています。

この「紅の豚」は、今からずっと昔の1992年に公開。不思議で壮大な世界ではなく、もしかしたら実際にあったかも知れない、そんな気にさせる物語。子供よりも上の年代なら虜になれるアニメとして色褪せないのは、大人のややこしい秘密のせいなのかも知れません。

青と赤の染みる映画。
大人だから好きですね。

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星組

3.5

2024年6月7日
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鑑賞方法:TV地上波

これもテレビ地上波での鑑賞。

見かけとは違うかっこよさというものがある。
わちゃわちゃドタバタシーン好き。

何で豚なのかはよくわからないけど、ジーナ派です。

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なお

3.5シネマフェスティバルで

2024年4月21日
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鑑賞方法:映画館

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興奮

2024年2月にシネマフェスティバルで鑑賞
公開当時は子供だったし
当時はジブリ作品でも大人向けの本作は
映画館ではなく地上波で初めて見た感じでした。

大人になってから
やはり、地上波で見て気に入った感じで
今回映画館で観てみようと思い来館。

何度も観たけど
「飛べない豚はタダの豚」
名台詞ですね。

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faingurein