「TOCANA、改め... エクストリーム」MALUM 悪しき神 Paula Smithyさんの映画レビュー(感想・評価)
TOCANA、改め... エクストリーム
いくら名称、名前... を変えたところで、
獣〇シーンもあったような "お下劣" で誇大広告による詐欺的映画『アントラム 史上最も呪われた映画』の事は...
あたいによって、永遠に語り継がれる... って、皆様にとってはどうでもいい事かもね?話を本作に戻すと
エクスプロイテーション・フィルム...
特によくホラーやスプラッターフィルムがそうであるように冒頭のシーンで使われれるモンタージュ・ショットによるサブリミナル効果によって一瞬写り込んだ血だらけでグロな映像が、萎えて反応の遅い脳ミソウニでもインパクトを受けてしまう? でも?
最後まで見ても意味不明!
ズタ袋を被った変態人間達が絶えずジェシカに襲いかかることでワンシチュエーションの退屈になりがちなところをカバーしようとしても... ジャンプスケアを多用したことで、シノプスの繋がりが寸断されて何のことやら訳の分からないストリー展開にはまってしまう。付け加えると映画の質を地獄に蹴散らすぐらいの低予算によるいい加減でプラスチックやラテックスの塊のような造形物が見る気を更にそぎ落とそうと襲い掛かってくる... だから、あたいはストーリーが全然つかめずに眠気が出るかと思えば、そのバカバカしさのあまり覚醒を余儀なくされてしまう。
実を言うと...
本作は2014年の映画『Last Shift』のリメイクでその映画も観たけれど本作のジャンプスケアを多用し、カルト教というより心霊ホラー調にシフトしたことでカット、カットの繋がりが見えなくなってしまい理解の範疇を越えてしまっているところに面白さの足を引っ張ってしまっている。ただ、頭の柔らかい人なら面白いと思えるかもしれない。それと付け加えるなら元々本作と2014年の作品は「予算が非常に少なかったため、俳優たちは自分の衣装を用意した。」と呼ばれる程の低予算でも面白い映画作りをするジョン・カーペンター監督の『Assault on Precinct 13 (1976年)』が元ネタとされる。
だから、この作品を一言でいうならば...
視聴者殺しの一品と言える(ヘンコなりの誉め言葉です)... さすがTOCANA、改め... エクストリーム
明日にはこんな映画を観たなんて、あたいの脳ミソウニが許せずに全消去するに決まっている... かもね?
