劇場公開日 2026年1月23日

役者になったスパイのレビュー・感想・評価

全10件を表示

4.0モスクワまで片道切符🎫~!

2026年1月26日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

驚く

ベルリンの壁崩壊までのスイスが旧東独同様の監視社会だったとは。その後監視された結果のファイルを自分で見られる事まで旧東独と同じとは知らなかった。そのときのことがまだトラウマとして残っている人はスイスに少なからずいるだろう。

楽屋入り口のラジオボーイが小学校の教室で教師(に、なりたかったんだね!)として授業をする様子(黒板にチョークで字を書く)を子ども達に「あの人、アマチュアだね」と言われる箇所が可愛かった。エクストラとして劇場に入ったヴァロも、スパイとしても役者としてもアマチュアでへっぽこ、それがよかった。

芝居の台本読み合わせとか衣装とかメイクとかプロンプターとか欲深い演出家とか、楽屋廊下に貼られた沢山の演劇ポスターなど舞台裏の雰囲気はワクワクする。それにしてもスイスドイツ語が凄かった。シェイクスピア作品を演じる時はみんな標準ドイツ語だった。演出家も標準ドイツ語を話している。それ以外はどこだって誰だってスイスドイツ語。舞台上でヴァロが下着姿で語る時もスイスドイツ語だった。下着姿になることを演出家に指示されいやいや演じたオディールはそんなヴァロを見て、自分を重ねたに違いない。自分の思い「嫌だ!」を言えなかったオディール、「嫌がっているのを無理強いするのはよくない」とただ純粋に(忖度なく空気も読めず)言ったヴァロ。終わり方が清々しくていいコメディだった。

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talisman

2.51989年チューリッヒで、反体制派であると疑われる劇団を監視する為...

2026年1月26日
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楽しい

単純

驚く

1989年チューリッヒで、反体制派であると疑われる劇団を監視する為に、潜入捜査を命じられた警察官と、劇団員たちの話。

デモに噛んでいた役者やスタッフのことを一晩で調べ上げた主人公が、上司から休むように命令されて…と思ったらまだ足りないからと裏から潜る様指示され始まって行く。

あらすじ紹介に記されている通りではあるけれど、クッソ真面目で融通が利かないのに仕事は出来る主人公が、劇団員たちと交流する中でみせる機微は面白かったし、ありがちではあるものの、寸止めからの滑り込みもなかなか良かった。

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Bacchus

4.5スイスにとってヤバかった1989年

2026年1月25日
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鑑賞方法:映画館

原題は「モスクワ(行き)、片道(切符)」。
この意味は、映画のクライマックスまで行かないと分からない。

「スパイ」というと、他国に潜入、という先入観があるけど、
ここでは、政治警察が国民を監視する業務の一環。
舞台となった1989年のスイスでは、40年にわたり、
政治的に危険な可能性のある外国人と国民を監視してきたんである。

主人公ヴィクトールは、その真面目な一員。
とある劇場の上演メンバーが怪しい、という示唆を受けて、
なんやかんやあって、別人に扮しエキストラとしてその劇場に潜入することになる
――というのが「スパイ」の中身。

その後は、
潜入捜査+ラブコメ、って言っちゃうと
なんだかありがちな展開に聞こえるけど、

ちょっと待てよ。
政治的に危険な可能性のある人の監視って、
民主主義国家としては、かなりヤバくね?

そう、実は、1989年というこの年は、
ベルリンの壁が崩壊した年として有名だけれど、
スイスでは、史上最大とも言われるスキャンダルが発覚した年なんである。

しかも同時に、
初の女性大臣の失脚、
さらには、
「スイス軍を解散すべきか」という国民投票が行われるという
直接民主主義を標榜するスイスならではのイベントも重なり、
まさしく激動の年。

そういう歴史を背景に、
見かけを欺く役どころが多々登場するシェイクスピアの「十二夜」の上演を前景に
コミカルさも加えて展開される人間ドラマが、見もの。

いつバレるかとハラハラドキドキ、
クライマックスでは、
涙を禁じ得ず。

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島田庵

2.5エンディングも爽やかで後味が良い

2026年1月25日
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鑑賞方法:映画館

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ドキドキ

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ねこたま

3.5スパイ物といってもアクション物ではなく、むしろロマンス系コメディ

2026年1月25日
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鑑賞方法:映画館

1989年、冷戦末期、ベルリンの壁が崩壊する直前のチューリッヒを舞台に物語は始まる。そんな雪解けを背景に、スイスでは軍隊の廃止を問う国民投票が行われようとしていたが、中立と言いつつ反共を掲げていた政府が軍隊廃止論者や左翼的考えを持つ国民を秘密裏に監視対象として個人情報を収集していたことが発覚した1989年の「フィシュ(Fiche)スキャンダル」がもとになったコメディ作品だ。

なぜこんな過去のスキャンダルを引っ張り出してきたのだろうかと思ったが、本作が作られたのは2020年で、シリア難民の流入などによって2015年くらいから欧州各国における自国第一主義が加速し、右派ポピュリスト政党が急速に支持を伸ばし始めたという背景の中で、中央政府がいたずらに権力を収集化させることが民主主義を脅かしかねないという危機感があったのではないと推測される。

原題の意味は「モスクワへの片道切符!」で、スパイが国境を超えて派手なアクションを展開するかと思いきや、ほぼ警察署の中の部屋と劇場の中で、シェイクスピアの『十二夜』と現実が織り混ざりながら描かれる。

話の舞台が劇場になったのは、日本でも、自由民権運動に加担した川上音二郎だの、小山内薫らによる築地小劇場に代表される「新劇」などのように、(特に左派的な)イディオロギーの普及における大衆演劇の果たしてきた役割が決して小さくはないの同様に、割と自然な選択だったのではなかろうか。

まぁ、2020年なので、ひょっとするとコロナの影響で大々的なロケができなかったみたいな事情があった可能性もあるけれど……。

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Tofu

4.0よくある設定だが、ラストの後味がいい作品

2026年1月25日
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鑑賞方法:映画館

単純

難しい

ドキドキ

スイス映画でポリティカル・ロマンスコメディだが、1989年冷戦下のスイスの出来事だが、1989年のスイス社会も見事に描いていた。よくある設定だが、題名程緊迫感はない。風刺・ユーモアが見事。ラストも後味がいい。満足して映画館を後にできる作品。

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ナベさん

2.5国民を登録監視

2026年1月25日
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鑑賞方法:映画館

ベルリンの壁崩壊時の、スイスの社会情勢をちゃんと理解していれば、もっと素晴らしい作品に感じられたんでしょうが、社会勉強不足の私には、一般的なロマンスコメディとして感想するだけになってしまいました。

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aki007

4.0バランスがいい

2026年1月24日
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鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

ドキドキ

プラハの春を連想して、思想的なメッセージ色の濃い社会派の映画という先入観で観に行ったら、素敵なラブ・ストーリーでした。

かといって政治色が皆無かというとそんな事もなく、ベルリンの壁が崩壊した頃のスイス国内の政治動向とリベラル派の主張というレアな題材に触れることができて興味深いものがありました。

権謀術策渦巻く権力の舞台裏と前衛芸術のぶっ飛んだ舞台裏を並べて見せたシリアスとコメディのバランスが素晴らしく予想以上の満足感です。

人は誰かを愛した時に初めて自分自身を冷静に見ることができる、いや見つめざるを得ないのですね。
若い二人の自分探しの物語としても楽しめました。

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さとうきび

2.5他人のふりをして目覚める

Kさん
2026年1月24日
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鑑賞方法:映画館

1989年、冷戦下のスイスが舞台。
現代にも通じる監視社会を見ました。

ずっと組織に従ってきた主人公が
任務と恋の狭間で揺れ動ごく描写が切ない。

しっかりと歴史背景を映しながら
演劇を通してユーモアたっぷり!

いちばん印象に残ったシーンは
ヴィクトールが自ら選択して舞台に立ち、
自分の言葉で正直に気持ちを伝えたところです。

入プレのシャンプー&コンディショナー
ありがとうございました🙂‍↕️

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K

2.5自分という存在

2026年1月23日
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癒される

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KKK
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