「凝ったストーリーのギャング映画としては十分に楽しめたのだが、マーティン・スコセッシ監督作としては少々物足りない」ディパーテッド Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
凝ったストーリーのギャング映画としては十分に楽しめたのだが、マーティン・スコセッシ監督作としては少々物足りない
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マーティン・スコセッシ監督による2006年製作の米国映画。
原題The Departed、配給ワーナー・ブラザース映画。
ディカプリオ、デイモン、ニコルソン主演の3人とヒロインベラ・ファーミガがとても良く、凝ったストーリーのギャング映画としては十分に楽しめた。
ただ、あの「タクシー・ドライバー」や「沈黙」を造ったマーティン・スコセッシ監督作としては、かなり物足りないところは有る。エリート警官でありながらギャング・ニコルソンに忠実なマット・デイモンの心の謎が、ファミリー意識の様でもあるが、こちらに伝わってこなかったし、警官とギャングの二人と付き合うヒロインの心情も良く分からなかった。ボストンの街も、あまり魅力的に見えなかった。
製作マーティン・スコセッシ、ブラッド・ピット、ブラッド・グレイ グレアム・キング、製作総指揮ロイ・リー、ダグ・デイビソン G・マック・ブラウン、クリスティン・ホーン ジャンニ・ヌナリ。原案フェリックス・チョン、アラン・マック、脚本ウィリアム・モナハン。撮影ミヒャエル・バルハウス、美術クリスティー・ジー、編集セルマ・スクーンメイカー、衣装サンディ・パウエル、音楽ハワード・ショア。
レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソン、マーク・ウォールバーグ、マーティン・シーン、レイ・ウィンストン、ベラ・ファーミガ、アレック・ボールドウィン、アンソニー・アンダーソン。
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