劇場公開日 2025年12月12日

「笑ってしまうくらいに大迫力のアクションの数々」バーフバリ エピック4K kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 笑ってしまうくらいに大迫力のアクションの数々

2025年12月22日
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鑑賞方法:映画館

上映時間が4時間の映画ってなかなか体験できないもの。途中で休憩が入った映画で「沈まぬ太陽」を思い出すが、調べたらそれでも202分だった。本作の225分ってなかなかの長さだ。2作の映画を編集しているのだから当たり前(しかもそれぞれが長いし!)なんだけど。
シヴドゥとアヴァンティカの恋物語がナレーションベースになっていて驚いた。タトゥーを入れていきながら求愛するシーンが好きだったから少し残念。でも、流れを考えるとガッツリ削るのはここだよな。そうなるとシヴドゥのエピソードが削られることで、父アマレンドラの話として印象が強くなる。たしかに熱いセリフのほとんどは父が発したものだし、民衆の心をつかみ取ったのもアマレンドラだ。息子のマヘンドラ印象が弱くなるのも仕方ない。それでも最後の戦いはかなりの胸熱。心の中で「バーフバリ!バーフバリ!」と叫んでいた。
壮大な歴史絵巻に、豪快なアクション、特有の歌と踊り。インド映画の楽しさが存分につまった映画だ。特にアクションはとてもマンガ的で面白い。三国志無双のゲームのように周りの敵を力まかせに払い飛ばすアクションとか、弓矢のシーンの数々(特にアマレンドラとデーヴァセーナの連弾)とか、刀剣を自在に操るしなやかな殺陣はどれもすごい。すごすぎてちょっと笑ってしまうくらい。日本だったらアイデアの段階で、いやいやそんなアクションありえないですよ!なんて反対されるだろう。これがインド映画の素晴らしさだ!
本作は私がインド映画にはまるきっかけとなった作品。それなりに年数がたっているのでCGっぽさに違和感を覚えるシーンもあったが、それで面白さが損なわれることはない。迫力のシーンの数々を再度映画館で観ることができて幸せだった。

kenshuchu
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