メアーズ・ネストのレビュー・感想・評価
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子供だけのディストピアな世界
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大人がいなくなった終末的な世界を舞台に、ひとりで旅を続ける少女のロードムービー。
TIFF上映作の中でも『ポンペイのゴーレム』、『ノアの娘』と並ぶアート系映画で、気候変動、パンデミック、地域社会の空洞化といった現在の問題をカリカチュアしたそうだが、一見で全てを把握するのは難しい類の作品。
子供しか登場しないので(終盤では大人も出てくるが)、なんだかお遊戯を観ている感覚に陥った。かといってアラン・パーカーの『ダウンタウン物語』的佳作というほどでもなく、正直言って睡魔との闘いに追われてそれどころではなかった。言葉は悪いが監督の自己満足映画という印象がぬぐえず。
まあこの手のアート系映画は日本配給が付かず陽の目を浴びないまま終わってしまうパターンが多いので、繰り返すようだがTIFFで観れる醍醐味はあった。
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