劇場公開日 2025年12月5日

ペンギン・レッスンのレビュー・感想・評価

全48件中、21~40件目を表示

3.5公平な視線

2025年12月10日
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鑑賞方法:映画館

弱そうで人畜無害に見える対象につい本音で話しかけてしまうのはよくある事(ぬいぐるみに話しかける人もいるし)で、逆に話しかける事で自分の本心に気付く、という精神分析的な効用があったりする、みたいなのが面白い。
圧政下の物言えぬ時代を描いているのだが、「体制側」と見なされそうな資産家の子供達を無闇に悪者扱いせず、むしろ気付きを与えるという公平な視線がいい。

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ひろちゃんのカレシ

4.51羽のペンギンが変えてゆく世界

2025年12月9日
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鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

興奮

半世紀前の軍事政権下のアルゼンチンで何万人もの人が逮捕され今も行方不明のまま。その時代を背景に、重油まみれで死にかけていたペンギンが失意の人生を送る英語教師や学級崩壊でいじめに明け暮れる生徒たち、そして保身第一で事なかれ主義の人たちをも変えてゆく。ペンギンの愛くるしい姿を見ていると自分自身や人間社会がこれでいいのか考えさせられる気がする。昔の実話だけれど今に通ずるテーマを描いた作品。

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yokozuki

4.0A PENGUIN CHANGES EVERYBODY'S MIND.

2025年12月9日
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笑える

知的

ドキドキ

思ったより薄味だったかな。来るべき理由もなく逮捕される社会をこの映画で予習しようとしたんだけど。

隣国のウルグアイはペンギンはオイルまみれだが人間は自由で楽しそうだった(が、後で調べたらウルグアイも当時は軍事政権だったそうだけど)。

ペンギンはトムに連れてこられたアルゼンチンではペタペタと自由を満喫する一方、人間は監視の目がどこにあるかわからないし、すぐに銃を向けられたりするしとまるでオイルまみれで息が詰まりそうだ。

ペンギンを引き取ってもらおうと連れて行った動物園の檻が、まるで監獄のようなのを見て家に連れ戻ったのは、目の前で連行されていったソフィアを思い起こしたからなのかもしれない。

どうでもいいことだけど、公式Webサイトには2羽のマゼランペンギンがサルバトールを担当したと書いてある(CGじゃなくてホッとした)。生息地から考えるとマゼランペンギンでいいんだけど、胸の黒いラインが2本線じゃないのはなんでだろう。フンボルトペンギンのようにも見えるが...と、ペンギン警察が言っている。

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jfs2019

3.5クーデター当時のアルゼンチン

2025年12月9日
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ペンギン投入で柔らかくなってるけど酷いよなぁ
人生を諦めてるおっさんがペンギンを通して持ち直す感じ?

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Oyster Boy

4.0日本公開直前にイギリスで不祥事ネタが出てきてたけど、 見たかった映...

2025年12月8日
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日本公開直前にイギリスで不祥事ネタが出てきてたけど、

見たかった映画なので、無事に公開できて良かった

映画は良かったです、すごく良かったです

無駄に笑えるところとかも良かったし、

キャラの書き方もキャスティングも良かった

もちろんストーリーも

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jung

4.0「ペンギン可愛い〜」くらいの気持ちで観に行ったら、気づけば帰り道アルゼンチンの近代史を本気で調べてた。

2025年12月8日
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鑑賞方法:映画館

1930〜40年代、「南米のパリ」と呼ばれるほど栄えてた時代もあったアルゼンチン。そこから軍事政権、文民主義の混乱、そして1976年以降の反共産主義的な“赤狩り”によって、3万人が行方不明になった“汚い戦争(Guerra Sucia)”の時代へと続いていく。「まず殺す、そして調べる」――そんな狂気が現実だった国の、本当にあった話。

タイトル通り“ペンギン”が出てくるんだけど、これがとんでもなく巧い。
完全に人の言葉、理解してるだろ?ってレベルで人に寄り添ってる。
しかもわざとらしさ皆無で。あんな聞き上手な態度で目の前に立たれたら愚痴も不安も全部こぼしてしまうと思う。

そして能天気で無責任なのに、どこか諦めの影を纏った主人公。
その人生に、ペンギンが無言で並走してくる感じが独特の視聴体験を生み出している。

軍と警察以外、基本的に善人しか出てこない世界も、師走のバタバタした気持ちのあったかい救いになった。

感覚としては 【ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ】を観たときに近いかな。

ただ、この作品はそれで終わらせてくれない。

背後にある歴史が、あまりにも重い。重すぎる。知ってるつもりだったアルゼンチンの過去の知識が、まったく足りていなかったことを思い知らされる。フューチャリスタからデフォルト、フォークランド紛争まで、観終わってから検索が止まらなくなってしまった…。

メッシでも、マラドーナでも、タンゴでも、ステーキでもないアルゼンチン。その黒い顔を知れてよかった。いま向こうは夏らしいし、冬休みに行ってもいいな、なんてことまで考えて航空券まで検索してしまった。

もちろん、「ペンギン可愛い!」で受け取るのも全然ありだけど、
この映画、可愛いだけじゃ帰してくれないわよ。

あと、彼の“その後”まで書いているレビューは、ネタバレにしたほうがいいかもです。

それでは、ハバナイスムービー!

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きーろ

4.0こんな実話あるのか?本当に面白い!

2025年12月8日
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笑える

楽しい

幸せ

英語教師,トムが下心で美女に好かれたい一心でペンギン、サルバドールを救い美女に逃げられペンギンだけが残る話。サルバドールと触れ合う間にトムや生徒たちが徐々に変化していきます。こんな実話があるのか?と思うような話。ストーリーも面白いし本当に面白かったです。

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binn

5.0「ペンギンをプールに入れろ!」

2025年12月8日
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泣ける

幸せ

癒される

若い頃、自分の主張を盾にして、先生や上司に歯向かうことを厭わなかった。
それが「自分らしく生きる」ことだと信じていた。

でも、いつしか上司や取引先のご機嫌を伺い、トラブル回避のために身をかがめ、波風立たせないように生きるようになっていた。
気がつけば作り笑いだけがうまくなっていた。

きっと「大人になる」ってこういうことなんだろうと思い込もうとしていた。
物事をスムーズに進ませるための「大人らしい生き方」が、自分が傷つかずに済むと言い聞かせていた。
それが若い頃に思い描いていた「自分らしく生きる」こととはほど遠いと気づいていながら、見て見ぬふりをして生きてきた。

この映画の主人公トム・ミシェルは、そんな典型的な「賢く生きる」ことを最優先に生きてきた。
そしてそんな自分に嫌気がさして、いつも皮肉ばかり言っていた。

軍事政権下のアルゼンチンで、イギリス人教師が平穏無事に生きていくためには、黙っていること、何も見ないこと、目と耳を塞ぎ、自分を消して生活する必要があった。

しかし、ペンギンと一緒にいることで「透明人間」ではいられなくなった。

この作品にとってのペンギンとはなにか?

主人公にとっての、登場人物にとっての何のメタファーなのか?

そして、作品と向き合った私たちにとって、ペンギン的存在とは何か?

主人公は、ペンギンと出会い、ペンギンとともに生活する中で、「自分らしさ」を少しずつ取り戻していった。
そして、ペンギンを通じて、それまで自ら距離を取ろうとしていた周囲の人間関係を親密なものに変えていった。

親しくなった学校の使用人の若い女性が不当逮捕された時、その瞬間は体が動かなかった主人公が、無謀にも自ら権力者に対して一対一で交渉する。
結果、逮捕されてしまう主人公だが、一晩で解放された時のスッキリした表情は「自分らしさ」を取り戻しつつある顔だった。

自ら進んで危険な交渉をして逮捕される — 以前の「大人らしい生き方」に染まった主人公から見れば、きっとありえないほどバカげた大人気ない蛮行だろう。
しかし、きっと「自分らしく生きる」ためなら無謀なことさえ厭わない姿勢こそ、本来の彼の姿だったのではないか。

「ペンギンをプールに入れろ」
ペンギンの死を悲しむ主人公が生徒たちにそう訴える。

この学校に赴任以来、「そんなことをしたら校長から目をつけられて損をする」(大人気ない、バカバカしい行動)と思い込んでいた。
ずっと自主規制を重ねて、自分の言動範囲を狭めて、身を固くして生きてきた。

でもそんな生き方をして意味があるのか?

損しても、強大な権力に抗っても、「自分らしさ」を忘れずに生きることのほうがずっと意味があるのではないか?

傷ついても、厳しい状況に追い込まれても、「自分」を失わないこと。
賢く生きることが当たり前になっている今を生きる私たちにとって、一番大事だけれど、一番忘れてしまっていることなのかもしれない。

それをペンギンが教えてくれているのかもしれない。

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livest!

3.5自由の大切さ

2025年12月8日
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鑑賞方法:映画館

生きがいなく、意見を述べたり行動したりすることによって発生する、厄介ごと全てを恐れ怯え、何もしないと諦めていた英語教師。
彼が、アルゼンチンの学校に赴任した折、海岸で拾って懐いたペンギンと暮らす羽目に陥るが、自由の大切さ、人を大事にすることの重要さ、勇気をもって行動することが心を豊かにする……そんなことをペンギンが思いださせてくれた、というファンタジーみたいな実際の話がベースらしく。

裏には1976年のクーデターから始まる(1983年までの)アルゼンチン軍事政権によって、いわゆる「Guerra Sucia(汚い戦争)」と呼ばれる政権批判者たちの無差別逮捕、監禁、拷問、暗殺が行われ、3万人以上が行方不明となった背景があり。
アメリカがやたらウォーターゲート事件を扱ったり、韓国が軍事政権時代を描いたり、ブラジルが過去の独裁政権批判映画を作ったりするように、この時代になって各国政府が行った現代史上の悪行をあげつらうような動きがいろんな国の映画産業=民衆の求めにあり、今は皆、自由と平和を渇望しつつ、被害者への救済を求めていると発言できるところまで回復しているんだな、と改めて思った。

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コージィ日本犬

3.0ペットロス。

2025年12月8日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

辛いですよね。ペットなんてもんじゃないからね。家族だし友だちだもん。

ストーリーはシンプルです。英語教師のトムがアルゼンチンにやって来ます。休暇で訪れたウルグアイで女の子と見事ベッドイン!と思いきやペンギンと出会い、ともに過ごし、そして別れがやって来ます。

娯楽映画らしい派手な演出は控えめです。淡々と軍事政権の恐ろしさ・理不尽さを描きます。

ペンギンは人間の足しか見たことないからとみんなが寝っ転がって授業するところがいいですね。

「フルモンティ」から約30年か。

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ケンドー鹿児島

4.0原作は世界的なベストセラー小説「人生を変えてくれたペンギン」 ご存...

2025年12月7日
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原作は世界的なベストセラー小説「人生を変えてくれたペンギン」
ご存じ、エビータことイザベラ・ペロンの大統領就任から始まった1970年後半のアルゼンチンの混乱・・不条理な軍事政権による混迷の時代のアルゼンチンを舞台にした、ペンギンに纏わるイギリス人英語教師のお話♪
原作の小説では、当時の社会情勢の問題提起というより、ペンギンによって変化する、個人的な日常が描かれていて、それはそれで、心温まるお話でしたが、映画では、そこに、当時の厳しい社会情勢という強いスパイスを加えて、単なる、かわいいだけの動物物語ではない映画に創りあげられています♪
大作ではありませんが・・素敵な映画です。
英国人教師が発する、思わず、クスッと笑ってしまうシニカルな言葉の数々。いかにも英国人ぽくて、好物です、こういうオシャレさ(笑)
そう言えば「モンティパイソン・・・」なんて呟いてましたね、トムさん♪

映画の終盤には・あちこちから嗚咽が・・・・。

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J417

4.0時代背景がよく分からなかったけど

2025年12月7日
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2025年劇場鑑賞342本目。
エンドロール後映像無し。

最近の話だと思って観に行ったら50年くらい前の話でした。英語圏から英語圏じゃないところに来たのは分かるけど、スペイン語話してるけどスペインっぽくないし、どこか分からないままでした。後で調べたらイギリス人がアルゼンチンに来た話だそうです。
非常に政局が不安定で、何の罪もない人が適当に逮捕されるめちゃくちゃな状態でペンギンを飼うことになる教師という実話。実話だから仕方ないけど要素が渋滞しとる!
コワモテに見えるけどそれなりに性欲があるせいでペンギンを飼うことになるってこれだけ見たら意味分からないでしょうが、そうだから仕方ない。ここも実話なの?
ペンギンと授業する事になるのですが校長全然気づかねぇな!
最後泣けそうで泣けないまま終わりましたがちょっとだけ優しい気持ちになれました。
鳥ってあんなになつくもんなんですね、CGじゃないなら演技も完璧でした。かわいい。臭いらしいけど(笑)確かに動物園でペンギンの近くに顔近づけたらめっちゃ魚臭かったけどあれエサの臭いじゃなくて彼らの臭いだったのか・・・。

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ガゾーサ

4.0良作

2025年12月7日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

癒される

なんとなく気になって中学生の娘と鑑賞したが、娘もしんみりと良かったという感想だった。自然と笑えるシーンやグッとくるシーンがある。エンタメやファンタジーを求める層には響かないかもしれないが、紛争地域の閉塞感ある登場人物達がペンギンに関わりながら少しずつ心を開いていく心温まる作品だった。

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やまちん

4.5日常がおとぎ話になりうるという実話ベースの傑作

2025年12月7日
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鑑賞方法:映画館

軍事政権下のアルゼンチン、イギリス人の英語教師がひょんなことからペンギンに懐かれて……。間違いなく息苦しい世界を描いているけれどほどよくコメディテイストで、でも深刻で、そして心を打つ。人の心も世界も多面的で複雑で、見えるものや聴こえるものだけが真実というわけでもない。心を閉ざし深入りを避けるのは無関心ってわけではないように。

私には教師が授業で用いた詩のいくつかが響いた。想いや感情を詩や物語にすることやそれを味わうことの豊かさを痛感したというか。何気ないシーンでも言葉や映像で残すことや味わうことがおとぎ話になり救いになりうるという、日常に潜む奇跡を垣間見たような感覚。
熱くない『今を生きる』みたいな、自然体な世界がしっくりきた。『フル・モンティ』のピーター・カッタネオ監督作品。

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ターコイズ

4.0生き物係

2025年12月7日
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南米舞台の映画最近増えたなぁ 今度は70年代アルゼンチンの名門校の心温まる実話ベースのお話 といってもやはり当時の街中での突然の逮捕とか不穏な様子もちゃんと描かれていた ミシェルさん何故危険そうな国ばかり廻って働いてるのか、ウルグアイに当時あんな直ぐに行けたのかかなり謎だった
人懐こくて好奇心が強いイルカなんかは癒やし効果あるらしい ペンギンもかなりお利口さんぽい、さあお悩みを吐露したまえ、そういう印象を受けた。歩き方がとても可愛らしくて、泳ぐ姿はまさに水を得た...でした
人生で大切なことは🐧が教えてくれた!?

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ゆう

3.5プールを直線的に泳ぐペンギンの爽快感は、アルゼンチンの人々が希求する自由そのものだ

2025年12月7日
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sugar bread

4.0そこにペンギンがいただけで癒され泣かされる

2025年12月7日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

癒される

カワイイ

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ITOYA

3.5フアン・サルバドールの本心が知りたい

2025年12月6日
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泣ける

知的

カワイイ

当然だが、何も語ることのないフアン・サルバドール。あの瞳には何が映っていたのだろう。
校長を始め、彼の元には「告白」や「心に想うことを訴える」者が続く。何だか、そのシーンは教会の「告解」を見ているようだ。もしかしたら、フアン・サルバドールは神の使いなのか。
政情不安な日々の中、彼の存在は老若男女全てにとって「救い」だったのかもしれない。
実話とは、凄い。

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ちゃ坊主

3.0エサやりがエサ

2025年12月6日
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楽しい

怖い

幸せ

ブエノスアイレスの名門学校に赴任してきた英国人英語教師がこどもたちの成績とやる気を引き出す話。

特権階級の子供たちが通う名門校で、学級崩壊気味の下位中学の担当になったやる気も無い教師が、政治的混乱で1週間の休校になった折にウルグアイに息抜きに出かけて巻き起こって行く。

逆ナンパしてきた女には逃げられ、下心から助けたペンギンが残るし、逮捕をちらつかされてあれよあれよとなぜか連れ帰ることに…ってホントかよw

半分以上は汚い戦争と呼ばれたアルゼンチンの軍事政権下の情勢を背景に描いているし、なんならそっちが主の様な描き方だけれど、なんでキレイな着地に至ったか=帰って来れたか良くわからんし…面白かっだけれど肝心なところをボヤかされた感じ。

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Bacchus

5.0背景は暗いけど、人々は温かい

2025年12月6日
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統制下の暗い背景で悲しい場面もあるけど、
登場人物たちは前向きに生きている。
ペンギンの存在は彼らの出会いや成長を促してくれるが
出しゃばり過ぎているわけでなく、主人公はあくまで
登場人物たちというところが良かった。

話のテンポもスムーズで、近年の邦画にありがちな
過剰な描写の間延び感もなく集中して見ることが
できました。

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