「予想以上にちゃんとした悪魔祓いだった」悪魔祓い株式会社 トンまるさんの映画レビュー(感想・評価)
予想以上にちゃんとした悪魔祓いだった
俺はマ・ドンソクが大好きだ!!
知人に顔つきも体格も似ているのがいて、最早そうにしか見えないと思えてしまうほどに好きなのだ。
月に一度映画を観に行くと己に課したのはいいけど、師走ももう終わり。
ヤバい…気になる映画がこれといってないぞ…と思ってた矢先にマ・ドンソクだ!!
これは観に行くしかないということで、今年最後の映画はマ・ドンソクで決まりだ!!
やたらと長い本編開始前の映画予告を見終わった時点で軽く寝てしまったのはここだけの話なのだが、悪霊をドンソクが物理で解決するという痛快娯楽を期待していたら、意外にもしっかりとしたエクソシスト物だったので驚きでした。
ホラー要素はちゃんとホラーしてたし、アクションよりホラー要素強めな印象。
話をザックリ書くと、悪魔祓いを専門にした会社に、社長と過去にわけありな神父の紹介でやってきたという精神科医の依頼人の妹が呪われてしまったから何とかしてくれ!というけど、神父とわけありだから最初は渋ってたんだけど、なんやかんやで引き受けて、いざ祓ってみようと思ったら、かなり症状が進行してて悪霊が放置した虫歯、もとい年単位で溜め続けた耳垢みたいな状態になってるもんだから、悪魔祓い担当のねーちゃんも脂汗たらたらで苦戦してたんだけど、よくよく見たら、依頼人の家自体が完全に呪われてて、なら家ごとお祓いするしかねえ!!ということで物理とまじないでお祓いしてたら、ショッカーの戦闘員みたいなのがうじゃうじゃ出てきたから、我らがドンソクが魔界騎士よろしく戦闘員をちぎっては投げて、家の倉庫の地下に入ったら、韓国籍の悪霊たちがゴルゴムの神官ごっこしてて、我らがドンソクが物理でお祓いし終わって、ようやく悪魔祓いも終盤だな~と思ったら往生際の悪い悪魔が身体を乗っ取っていた依頼人の妹を道連れにしてやろうと地獄(冥界?)に引っ張っていくもんだから、ラストは「おおきなかぶ」状態。株式会社だもんね。
な感じで、家は木製の自動ドアやら戦闘員が潜んでた壁やら何やらぶっ壊しちゃったけど、俺たちは新たな悪魔を祓いにいくぜ!!物理で!!な内容でした。
コメディ要素がもっとあるのかなと思ってたらコメディはソースカツ丼セットについてくる漬物くらいしかなくて、ホラー要素が強め。
我々日本人には馴染みの弱い悪魔祓い要素が既に知っている前提で流れてくるもんだから、日商簿記検定をいきなりすっ飛ばして2級から受けたような置いてきぼり感は否めなかったのだけど、マ・ドンソクがサンドバック叩いてくれたらもうそれでお腹いっぱいなのよ。
シリーズ化しそうな雰囲気だったので、次回作も出るのかなぁ…
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