「意外と真面目なエクソシスト物」悪魔祓い株式会社 てんぞーさんの映画レビュー(感想・評価)
意外と真面目なエクソシスト物
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マ・ドンソクの拳で悪魔を撃退!みたいな話かと思っていたら悪魔祓い自体はけっこう真面目にやる作品だった。
確かに、悪魔に取り憑かれた人をぶん殴るのは可哀そうである。
悪魔祓いの形式は結界、鏡、聖水などを用いて悪魔に名前を問いただして追い返すという、エクソシスト物の標準といった雰囲気。
マブリーはその隣で邪魔してくる狂信者達を思う存分ぶん殴っていて、相変わらず見ていて気持ちが良い。
全体的に少年漫画のテイストがあるので、今回は殴られた下っ端がよく飛ぶし終盤にはマブリーも闇の力を覚醒させていた。
兄弟同然に育ったけど闇落ちして狂信者になったライバルまでいて、とにかくマブリーが少年漫画の主人公過ぎると思っていたら最後には本当に漫画になるので気が利いている。実は本当にある漫画版「悪魔祓い株式会社ZERO」はマブリーが全然似てないのが残念。
映画のエクソシスト部分は中辛ホラーくらいの味わいで、怖い部分はけっこう怖い。
監視カメラの眼球のドアップは普通に怖い。意外とホラー部分をおざなりにしていないので好感が持てる。
その他、マブリーが急に壁をぶち破って中から狂信者を引きずり出すシーンが最高。どうやって入ったのか、なんで分かったのか、何も分からないけどここは本当に好き。
今作では描かれなかったライバルとの決着編もどこかで見たい。
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